はじめに
ここで姿を消すわけもなく、アルゼンチンが安定して勝利を収めた。グループステージ初戦は強さを全くもって感じさせず、今大会は早期敗退もあり得ると思っていたが地力を見せつけ、この試合では強さも見せた。ついに見つかったアルゼンチンの最適な並び。これがどのように良かったかを紹介していこう。
アルゼンチン最適の並び
ではまずどのような並びだったかを紹介しよう。
これが今大会で一番安定しているだろう。2トップにメッシがセカンドトップ、中盤は逆三角形を形成。この並びが一番連動性を感じることができた。ではこの並びによって何が良くなったのかを紹介していこう。
アルゼンチンが苦しんでいた理由
アルゼンチンの何が悪かったのかが気になる方はこちらを見ていただきたい。
ライン間で受けれる選手
これは2トップの一角のラウタロマルティネス。アグエロがDFラインと駆け引きをすることでDFラインを引き下げ、中盤と最終ラインの間にスペースを生むことができる。メッシとアグエロ、ディマリアの3トップやメッシとアグエロの2トップを採用することがあったがこれではアグエロがDFラインを引っ張ってもメッシしかライン間でボールを受けず、さらにはそこで孤立していた。またボールが来ないのでボールを引き受けに中盤まで降りてくることが多く、縦パスを受ける選手がいなかった。だがラウタロマルティネスがいることでここを効率よく使うことができるようになった。さらにここでボールを受けることでメッシのサポートも受けれ、DFに迷いを与えることができた。
アグエロとの相性も良く、これが現段階で一番良い組み合わせだろう。
選手の距離感
これも連動性が生まれたから孤立することがなくなった。だいたいだが攻撃時の並びのパターンが二つある。
攻撃パターン1
このようにCHが幅をとるパターンとSBがオーバーラップするパターンがある。
このパターンは中央に人を集め、広げる事で目線を変え、クロスでぢ止めるという目的がある。もちろん、中央突破ができるならそれを狙うが、なかなかできないのが現代サッカーの守備。だからわざと中央に人を集め、サイドを攻略する。今までは縦パスが入らなかったのでサイドを有効に使えなかった。さらには中央に人がいるのでクロスn対しても人数をかけることができている。これがパターン1。
攻撃パターン2
SBが幅をとることで中央のスペースを開けるパターン。こうすることで中央のメッシにスペースを与える。メッシにボールが入ると、CHがサポートをし、孤立した状態をなくす。
SBからメッシへの縦パスが入ると同時にSBはワンツーでのサポート、CHが落としのサポートをする。これも距離感がよくなったのでこのような攻撃ができるようになった。
守備の連動
これもよくなっていた。特に前線からプレスをかけた時の連動がかなりよくなっている。これは2点目のシーンだがしっかりと連動してボールを奪えている。もちろんディマリアの頑張りはあるが、今までは単発で終わっていたプレスが2人目、3人目とプレスにいき、奪いどころもはっきりしている。そして攻撃の指摘になるが後ろからのと煮出しもある。これだけ連動性があればボールは奪えるだろう。これが得点シーン。
🇦🇷のゴール。今大会で見られなかった連動性のある守備からのゴール。とうとう良い距離感、適切な配置を見つけた🇦🇷。ブラジル戦に向けて良い収穫のある試合だったのではないだろうか。#コパアメリカ #アルゼンチン #ゴール #連動 #守備 pic.twitter.com/I3zMGBSawb
— サッカー解説と分析 ~違った視点からの観戦~ (@jHgW2UrDVwTxdFs) June 29, 2019
まとめ
このようにしっかりと最適な配置を見つけたことでアルゼンチンは良いサッカーができていた。メッシというメガスターに頼り切るサッカーではなく、チームとしていかにメッシを生かすか、さらにはそこから自分がどう生きるかを見出せた感じがあった。次のラウンドはブラジルvsアルゼンチン。良いイメージを持って挑むアルゼンチンと母国開催でプレッシャーのかかるブラジル。果たしてどのような興奮した試合をしてくれるのか。非常に楽しみだ。
終わりに
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最後までご朗読ありがとうございます
これからもなるべくわかりやすく伝えていくので引き続きよろしくお願いします。
では次回もお楽しみに!バイバイ!