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【ポルトの守備を掻い潜るために】UCL Round 8 1st Leg ポルト vs チェルシー

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ユベントスを見事に下してラウンドを進めたポルト。一方でランパードを解任し、新たにトゥヘルを招聘して見事に復活を遂げたチェルシー。いうまでもなく、ヨーロッパを代表するビッグクラブ同士の対決だ。ポルトはユベントス戦でも見せたように、手堅く戦い、そしてテンポの良い早い攻撃でチェルシーから勝利をもぎ取ろうと試みた。相対したチェルシーはしっかりとポジションを取り、ボールを動かしていくことでポルトから勝利をもぎ取った。

では今回はいかにしてチェルシーがポルトの守備を掻い潜っていったのか。これについて触れていこう。

 

 

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ポルトの守備について

まず触れていかなければならないのがポルトの守備だ。彼らはどのようにしてチェルシーの攻撃を食い止めようとしていたのだろうか。

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守備開始の立ち位置

まずは守備開始時の基本的な立ち位置から。まず左SHが一列前に出て2トップの立ち位置を取ることが多くなる。さらに逆SHがバックラインまで下がることで5バックを形成。これで中盤はCHをオタビアとウリベが捕まえる形になる。そしてグルイッチがDMFの立ち位置を取ることでCHとSTのケアを行えるポジションに入る。

そして以下がそれぞれの立ち位置でのタスクになる。

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それぞれのタスク

まずチェルシー3バックに対しては2トップでの牽制になるのだが、ここでの彼らのタスクは『外側のCBにボールを持たせること』になる。だから中央CBのクリステンセンはボールを持てることが多くなっていた。これに関係して中盤3枚は『トライアングルを形成しつつ、絶対に縦パスを入れさせないこと』が主なタスクとなる。

そしてバックラインでは5バックになっているので、WBの立ち位置の選手がSTのマークの担当となる。

これで以下のように守備を行っていく。

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守備のスイッチが入ると…

この図のように外側のCBがボールを持つと、2トップの一角が守備のスイッチをいれる。これで、もう片方のトップが中央のCBを消せる立ち位置を取る。

さらにCHを捕まえているオタビアがCBの視界に入ることでSTへの縦パスのコースを消す。さらにそれに連動してSTを捕まえていたWBがSBまで出て、STにはCBが、CHにはDMFの立ち位置を取っているグルイッチが擦れてマーク。

そして以下の場所でボールを奪い切る。

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ボールを奪う場所

まず最優先で奪いたい場所はWBの所。ここでボールを奪えれば一気にひっくり返して早い攻撃を仕掛けることができる。またCBがWBへのパスを選択肢ない場合は、『上のパス』を選択するようになる。これはオタビアがCBの視界に入っていることで、上のパスを選択するように仕向けている。そしてこれでSTやCFへの上のパスを弾き返すことでボールを回収していた。

 

チェルシーはポルトの守備に割と苦しみ、満足にボールを前進させることができなかった。だが、それでもチェルシーは活路を見出して攻撃を仕掛け、見事に勝利を掴んでいる。ではどのようにチェルシーは前進し、攻撃を仕掛けていたのだろうか。

 

チェルシーの回避方法

ではここからはチェルシーの回避方法について考えていこう。

  • この試合のチェルシーのスタンス

まず初めにこの試合のチェルシーのスタンスについて少し触れておく。この試合はどちらかというとCBの攻撃参加も少なく、パスの本数もいつもより少なかった。これはポルトの強みの1つであるショートカウンターを消すことに重きを置いているように見えた。

さらにWBと3トップが常に背後を狙うことでシンプルに攻撃を完結させようとしているように見えた。

守備位置をいつもより下げ、プレスで出てくれば背後へボールを供給する。これが主なこの試合のチェルシーのスタンスのように個人的には映った。

だからこそ先ほども少し触れたように、いつもよりもパス本数が少なかったのではないだろうか。

ではここからは、『ポルトがプレスで前に出てきた時』のプレス回避について解説していこう。

  • マウントのサポート

まず最初に行ったことはこちら。

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CFとSTの立ち位置を動かす

まず行ったのはSTとCFの立ち位置を動かすことだ。特にSTマウントがCBに捕まらない位置まで下がることでハヴァーツとヴェルナーを2トップの関係に動かす。

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横のサポートで数的優位

マウントが降りることで狙われているWBがに対して横のサポートを行うことができる。もちろんCH1枚でも行えるのだが、マウントがサポートに参加することで数的優位を作り出して横のサポートをより簡単に行えるようにしていた。

そしてこれよりも多く見られたのが背後へのパスだ。

 

  • 背後へのパス

最初に行ったマウントのサポート。その際にヴェルナーとハヴァーツが2トップの関係になっていたことは先ほど少し触れた。これが肝となっており、背後へのパスを供給することができていた。

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背後へのパス

このようにCBからボールを受けるWBがワンタッチで背後に落とすボールを供給。この時にCFハヴァーツがハーフスペースに流れていることで『1枚で2枚』を引きつけることが可能に。これで背後のスペースをスピードスターのヴェルナーがシンプルに使うことで攻撃を仕掛けようと試みていた。

 

さらにWBへの対角のパスでの背後も見受けることもできた。

 

  • WBへの対角での背後

これはポルトのプレスがCBに掛かりきらない時に行えるものだ。

ではどのように対角のパスを打ち込んでいたのだろうか。

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WBへの対角のパス

このようにバックラインでパスを回した際に、必ずプレスが掛かりきらない場合が出てくる。この掛かりきらなかったプレスを見逃さずにCBがすかさず対角のパスを打ち込む。このパスを多く選択していたため、パス本数が少なくなっている要因の1つだろう。そしてこの時にヴェルナーも背後に走ることで中に人を寄せる。これで逆WBがフリーでボールを受けれるようになっていた。

 

  • STのピン止め

ここからは後半に主に行っていたことになる。背後を使うというスタンスは基本的に変わらないのだが、後半からは割と手前でボールを持てるようにもなっていた印象だ。

ではなぜ手前で受けれるようになったのだろうか。

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手前でフリーになれる理由

このようにSTがサイドに流れてWBへプレスを行う選手をピン止め、さらにCFもハーフスペースに流れることでCBをピン止めする。これでWBがフリーでボールを受けれるようになる。さらにここからサイドチェンジのボールを打ち込むことで逆WBがフリーでボールを受けることが多くなっていた。チルウェルの追加点はこのような展開からサイドを変えたことでミスを誘って生まれたゴールだろう。

 

このようにしてチェルシーはシンプルなスタンスで攻撃を仕掛けていくことでポルトの良さを消しつつ、プレスを回避した。そして少ないチャンスでゴールを奪って見せた。

 

この展開は少し苦しい?

個人的に感じたのは「背後を狙い続ける」展開は少し苦しいように感じてしまった。今までがボールを握って試合をコントロールする戦いだったので、このように感じてしまったのかもしれない。だが、やはり個人的にはこの展開は苦しいのではないかと思った。その理由がCHのジョルジーニョとコバチッチと3トップの距離がどうしても広がってしまうので、弾き返された時の2nd回収に苦しむからだ。仮にカンテが万全の状態で試合に出ていたとしたらまた印象は変わっていたかもしれない。少し間延びをしてしまうことに一種の苦しさみたいなものを感じた。だが確実にこの試合の「ゲームプラン」なのでまた普段通りの戦いに戻るだろう。

大きくベスト4入りに前進したチェルシー。このまま気を抜かずに進める所まで突き進んでもらいたい。

何はともあれ、WBA戦の大敗から再び勝利を手にしたことに安心した。週末のパレスとのリーグ戦、ミッドウィークのCLセカンドレグ、来週のシティとのFAカップ準決勝。ここまでなんとか乗り切ってもらいたい。

 

 

 

 

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【勝利を掴んだデスマッチ】Jリーグ第8節 鹿島アントラーズ vs 柏レイソル

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この一戦に勝つのか負けるのか。これ以上、負ける訳にはいかない両者。まさにデスマッチだ。そしてこのマッチに勝ったのはいつもと少し顔ぶれと立ち位置が変わったアントラーズだった。では今回はこのデスマッチのレビューを行っていこう。

最後までご覧いただけると幸いだ。

 

 

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嵌め込んだ守備

特に前半に言えることなのだが、この試合の前半の守備は今季のリーグ戦の中で最も良い守備を行えていたと個人的には感じた。ではどのようにアントラーズは守備を嵌め込んでいたのだろうか。

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嵌め込むための準備

まず上の図が嵌め込むための準備の図だ。この試合、アントラーズは4-2-3-1で臨んだことで、最前線で数的不利な状況に陥る。だがこの状況が功を成す。CF上田がCBに牽制を行うことで『CB間のパス交換』を促す。これが後々のSHのプレスのタイミングを決定する判断の助けになる。さらに4-2-3-1にしたことで、2CHに対してOMFとCHが1枚出ることでマークを簡単に行う。レッズ戦は2CHを捕まえるためにCHが前に出た瞬間に、背後に立つOMFにライン間を使われて前進されることが多くなっていた。だが、この試合はCH(特にレオシウバ)が1枚残ることができていたので、CHの背後を使われることが少なくなっていた。

そして『CB間のパス交換』の間にSHがプレスを仕掛けるタイミングと時間を得ることができ、さらにその背後のSBが前に出る時間を作り出すことを可能にしていた。

そして以下のように追い込んでいく。

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奪い所の制限

このようにSHがCBにプレスに出て、SBに対してはSBが真っ直ぐプレスに出ることで縦を切ることができる。これで、レイソルSBの視線を中に向けることができる。さらに最終ラインではしっかりとスライドを行うことでケア。もちろんOMFには中央に残ったCHがマークを行うことで奪い所を明確にしていく。

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中央4つの奪い所

このようにアントラーズは『中央に4つ』の奪い所を設定。中央に奪い所を設定できるのはアントラーズの絶対的な対人の強さがあるからこそできることだ。だからこそ、この試合はレッズ戦と違い、ライン間で潰せることが多く、敵陣でボールを回収することが多かった。

 

(レッズ戦については以下の動画で喋ってます)

www.youtube.com

 

もちろん、SBのプレスが間に合わない場合はSHが2度追いを掛けるようになっていた。こうすることで、SBの背後を消すことで一気に背後を取られることを防ぐ。ここの整理が明確に整理されていたことも守備が嵌った1つの要因だろう。

リスクを取りに行ってプレスを完結させるのか、それともリスクを消すことを優先するのか。今季で一番の判断の良さだったのではないだろうか。

 

4-2-3-1とビルドアップ

では次に触れていきたいのが4-2-3-1とビルドアップの関係に触れていきたい。

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基本は舩橋が降りる

このように基本的には舩橋がCBの間に降りることで両CBを広げる。こうすることでレイソル2枚のプレッシングプレーヤーに対して数的優位を保つことが可能に。さらにCBが開いたのでSBを高い位置に押し上げると同時にレイソルSHをピン止め。ここまではよく見る形だ。そしてこの試合はトップ下を配置したことで、展開を変えることができた。この日OMFに入ったアラーノが自由に動くことでボールを引き出す動きを加えつつ、レイソルの中盤を動かすことができていた。(上の図の青のエリアが主なアラーノの行動範囲)

そして以下のように前進していく。

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アラーノとSHの関係で前進

このようにOMFアラーノが3列目に残るCHのヘルプを行うことでレイソルCHを釣り出すことで段差を作り出す。これで、中に入るSHへ縦パスを打ち込むことができていた。もちろん、CHが出てこないのならばそのままアラーノがボールを受けて展開を広げ、レイソルSHが中に入ってアラーノを消すのならばSBへシンプルにパスを出すことできる。

さらに、レイソルが中央を固めてくると以下のように展開する。

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逆サイドへ逃げる

このようにレイソルが中央を固めた場合は舩橋経由で逆SBへ展開。ここで犬飼→舩橋→町田→永戸ではなく、犬飼→舩橋→永戸へパスを出せるので、永戸が時間を持つことができていた。さらにSHにエヴェラウドがいることで、中に入るとSBとSHを中に寄せることができることも大きく関係していた。これでここから起点を作って攻撃を仕掛けることもできていた。

 

このように前半に関しては攻守において、とても良い試合を演じて見せた。だが後半に入り、レイソルの修正により、一気に雲行きが怪しくなってしまったのも事実だ。

ではここからはレイソルの修正でなぜアントラーズが苦しんだのかを触れていこう。

 

レイソルの修正に苦しんだ理由

ではここからはレイソルの修正に苦しんだ理由を触れていこう。

まずはレイソルがどのような修正を加えていたのかについて。

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3-5-2に変更したレイソル

まずレイソルは後半から3-5-2に変更を行った。この変更を行われたことでアントラーズはプレスを嵌め込めなくなっていく。

ではなぜプレスが嵌まらなくなったのだろうか。

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プレスが嵌まらない理由

このようにレイソルは3バックの形にした際、ボールサイドCBが幅を作り出すようになる。こうなるとCF上田の所で数的不利になる。さらにCBが幅を作り出すことでWBが押し出される。また中央では3枚がきれいに当て嵌っているのでピン止めされている状態になる。

だからこそ、以下のようなことが起こっていた。

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困ったSHとSB

このようにCBが開いたことで困ったSH。ボールホルダーにプレスに行くのか、幅を作るCBにプレスに行くのかに迷うことになっていた。さらに、その背後のSBもWBをマークするのか、CBまで出るのかに迷うことになる。

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SHがプレスに出ると…

仮に上の図のようにSHがボールホルダーにプレスに出てしまうと幅を作るCBに起点を作られてしまう。これでSBが縦関係で数的不利になってしまう。さらにこれに追い討ちを掛けるように、CFがSBの背後に流れることで一気に展開を早められてしまっていた。

さらに、SHの一瞬の迷いによる遅れを補うためにOMFアラーノがプレスを行うこともあった。

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アラーノがプレスに出た場合…

このようにアラーノがボールホルダーにプレスを掛けるとどうしても中央の椎橋が空いてしまう。こうすると逆サイドのWBへ簡単に展開されてしまう。

 

これらのような修正を加えられたため、アントラーズはプレスが嵌まらなくなっていた。そしてアーリークロスを入れられてピンチを迎えることが多々あった。この展開はやり方は違えど、『サイドで数的不利を作られてしまう』という部分でレッズ戦と酷似している。このような状態に陥った時に『プレスを無理やり行ってしまう』ことに課題を感じた。

 

何はともあれ勝ったことに意味がある

後半、劣勢に陥ったアントラーズ。先制点直後の失点。またしても自滅するのかと思ったが、執念で勝利をもぎ取って見せた。課題が多く残って、内容はどうあれ、『勝ったこと』に意味がある。さらにこの試合でロマン満載のプレーを見せた舩橋。彼のターンの技術とサポートの位置関係の巧さ。この若さで見えている景色が異次元ということをこの試合で示して見せた。これからの成長に期待せずにはいられない。

何はともあれ、勝ったという事実はこれからの試合に大きな影響を与えてくるだろう。

 

 

 

 

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【サガン鳥栖の進化と勝負に勝ったセレッソ】Jリーグ第7節 セレッソ大阪 vs サガン鳥栖

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ここまで無失点を続けてリーグ新記録を樹立しようとしていたサガン鳥栖。なぜサガン鳥栖がここまで無失点を続け、勝ち星を積み重ねていたのかが簡単に理解できる試合だった。そしてその快進撃を止めたのは、こちらも調子を維持しているセレッソ大阪だ。

好調同士の一戦でとても面白いものになった。では今回はこの試合のレビューを行っていこう。

最後までお付き合い頂けると幸いだ。

 

 

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サガン鳥栖の攻撃について

この試合を観て思ったこと。開幕戦からサガン鳥栖を観ておけばよかったと言うことだ。僕はそのぐらい、サガン鳥栖に面白さを感じた。特に攻撃の組み立て方は見事だった。ではどのように攻撃を仕掛けていたのだろうか。(この試合しか観てないのが申し訳ないです…)

 

  • ビルドアップの形について

まず触れていきたいのはビルドアップの形について。ではサガン鳥栖はどのような形でビルドアップを行っていたのだろうか。

彼らは基本的に2つの形を持っていた。

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DMFが降りない場合

まず1つ目がDMF松岡が中央に残る場合だ。この場合はST仙頭がCHの立ち振る舞いをし、CB中野が幅を作り出す。こうすることでWBがハーフスペースに入り込む。このローテーションを主に行っていた。これでセレッソ2トップの脇をST仙頭が使って前進を試みていた。

ではもう1つの方法はどのようなものだったのだろうか。

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サリーダを行う場合

もう1つのパターンはサリーダを行うパターンだ。この場合のCB中野とWB小谷松のローテーションのタスクは変わらないが、ST仙頭の立ち位置は変わってくる。それが3列目中央に降りることでDMFの立ち振る舞いを行う。こうすることで、3バックの形になったサガン鳥栖はCBがセレッソ2トップの脇のスペースにボールを持ち運ぶことができるようになっていた。

 

そしてこれを行うメリットは以下にある。

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ビルドアップ時の変形のメリット

このようにして、常に『セレッソ2トップ』に対して『CB+DMF+ST』で4vs2の状況を作り出し、ロンドを行っている状態でパスを回して相手を動かしていた。さらに、2列目でもCHに対してST、縦関係になるCF、WBで3vs2の数的優位の状況を作り出してボールを引き出せるように設定されていた。

ではここからどのように攻撃を仕掛けていくのだろうか。

 

  • 相手を動かしてからの攻撃

特に前半。サガン鳥栖はセレッソの守備の出方を確認してから攻撃を仕掛けることができていた。

そしてその方法は主に3つあった。では順を追って解説していこう。

 

①:大外からチャンネル攻略

まず1つ目が幅を作った選手を使うことでチャンネルを攻略していく方法だ。

これが行えた理由は以下にある。

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チャンネルを攻略するために

先述したように、サガン鳥栖は2トップに対して4枚で回すのでボールを失う確率は限りなく低くなっている。

だからセレッソ側からすると、ボールを奪えない、プレスのスイッチが明確にならないもどかしさから、我慢ができずにSHがヘルプを行う。

これを狙っているのがサガン鳥栖。上の図のように、CBと降りたSTのパス交換でSHを釣り出すことで、幅を作り出すCBが簡単にフリーになる。さらに、ここをフリーにさせたくないセレッソはSBが幅を作り出すCBに対してプレスに出る。これで、簡単に中に入ったWBがチャンネルを攻略することが可能になっていた。

この試合、特に前半に一番多く観られた攻撃の方法だった。

 

②:ライン間の攻略

次はライン間の攻略だ。これもセレッソの動きを見ることで、今度は「縦パス」を打ち込んで攻撃を仕掛けていく。

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ライン間を攻略するために

この場合はまず「2トップの間」に立つ選手(3バックの形になった時も同様)とCBでパス交換を行う。これをすることでセレッソ2トップを中に寄せ、その脇にスペースを作り出す。これで簡単に脇でターンすることが可能になる。さらに、幅を作ってチャンネル攻略の攻撃を見せたため、セレッソSHはプレスに出にくくなる。だからこそ、CHを釣り出すことができ、段差を作り出せる。これで簡単に縦パスを入れることができるようになり、ライン間を攻略できる。さらに、プレスにきたCHの背後で縦関係になったCF(STの場合ももちろんあり)がレイオフの要員として設置されている。

 

このようにサガン鳥栖は『下のパスでの2つの攻略方法』で攻撃を仕掛けていた。

そして追い討ちをかけるように、『上のパス』でも攻撃を仕掛けていく。

③:背後+2nd回収

丁寧に動かして下のパスで攻撃を仕掛けていくだけではないのがサガン鳥栖の厄介なところだろう。適度にロングパスを入れることで、「攻撃の的」を絞らせなかった。

ではどのようにこの攻撃を仕掛けていたのだろうか。

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背後+2nd回収

ここでも主に2トップの脇のスペースを使っていく。こうすることでCHを釣り出すことを狙い、段差を作り出す。そしてライン間にパスを差し込むのではなく、一番遠い逆サイドのWBへ対角のパスを供給する。この時にWBは大外で待つのではなく、必ず背後を取る動きをする。これで、バックラインを下げること、かつ守備者は「下がりながらの対応」になるので、跳ね返すボールを遠くに飛ばせなくなる。

ここが肝で、だからこそ上の図の青色のエリア付近に2ndボールが生じるようになる。さらにCHを釣り出した状態なので、その背後で圧倒的な数的優位を作り出せる。

このようにしてシンプルな攻撃を織り交ぜることで、セレッソに大きな迷いを生じさせることに成功していた。

 

だがこの3つ目の攻撃がサガン鳥栖の「弱点」となってしまった。

だから後半、ボールを思うように保持できなくなり、セレッソに攻撃を仕掛けられることが多くなっていったのではないだろうか。

 

セレッソが後半に行った修正について

ではセレッソはどのような修正を行うことでサガン鳥栖を追い込んでいったのだろうか。

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幅を消し中央で奪う

まず行ったのが上の図のような修正だ。特に明確になったのがSHの守備のタスク。SHは幅を作り出す選手を消しながらCB(または降りるST)にプレスを行うようになる。こうすることで、「CBに縦パスのコースを見せる」ように設定。これでライン間に立つ選手にパスが入るとSBとCHで挟み込んでボールを回収してショートカウンターを打つことで攻撃を仕掛けていく。

この守備から攻撃を行ったことで、サガン鳥栖は対角のパスが多くなっていく。

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2nd回収→DMFの脇

このように、ロングパスを蹴らせることで赤のエリアでの2ndボール回収バトルが勃発する。だが前半と違い、「蹴らせていること」と「CHが釣り出されていないこと」でここの勝負で勝つことが多くなっていた。そしてここでボールを回収できると、すぐさまDMFの脇のスペースを2トップのどちらかが使い、攻撃に移っていく。

セレッソは主にこのように修正したことで攻撃を仕掛けることができていた。

もちろん、奥埜のスーパー決勝点もあったので、精神的にも優位に立つことができていたので動きが軽快になっていたことも忘れてはいけない。

焦れでセレッソは見事に勝利を手繰り寄せることに成功した。

 

スーパーだった仙頭と松岡

この試合で特に輝いていたのは仙頭と松岡だ。彼らの立ち位置とポジションの微調整、立ち位置の修正は観ていて気持ちよかった。さらにそこに彼らのターンの技術の高さ。試合を観ていなかった僕は驚きを隠せなかった。だからこそ、少しサガン鳥栖は彼らの技術に依存しているところがあるのかもしれない。他の試合を観てないので、はっきりとは述べることができないのは申し訳ないのだが、この試合では少しそのように感じた。これから他の試合を観た時に、どのようになっているのかを追ってみたいと思う。

 

それにしても楽しく、多くの駆け引きがあった良い試合を観させてもらった。この最高の週末をこれからも噛み締めて、これでもか!というほどに楽しんでいきたい。

代表ウィーク2週間は長かったぜ…!!!

 

 

 

 

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【ドイツのボールの動かし方】欧州W杯予選 ドイツ×アイスランド

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皆さん、ご機嫌よう。

今回はドイツ×アイスランドの簡易レビュー、特にドイツについて触れていこうと思います。

さらっと読んでいて頂けると嬉しいです。

では早速やっていきましょう!

 

 

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ドイツの持ち運びについて

今回の試合。ドイツの強さを見た。ロマンが溢れ、見ていてワクワクする。サッカーを見ることがもっと楽しくなる。

では攻撃を仕掛けるにあたり、どのように攻撃を組み立てていたのだろうか。

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自陣での配置

まずこちらが自陣での配置になる。

基本的にCBがハーフスペースまで広がりSBが幅を作り出す。これでDMFキミッヒとトライアングルを作り出す。

SBはそのまま幅を作り出し、IHギュンドアンとゴレツカは必要であればキミッヒのヘルプを行う。とりわけハヴァーツサイドでは、縦関係で数的優位を作り出すことが多くなっていた。

ではこれでどのようにボールを動かしていたのだろうか。

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ボールの動かし方

ドイツは基本的にCB⇆GKのパス交換でアイスランドCFを動かしていた。これでトライアングルの頂点にいるキミッヒへのパスコースを開ける。もちろん、ここにボールを撃ち込まれたくないアイスランドは中盤を一枚当てにいく。このタイミングでIHが下がることでボールを引き受け、CHを釣り出す。そしてハーフスペースにポジションを取っているCBがフリーになれ、さらにIHがCHを動かしているので、簡単にハヴァーツへのパスコースを見つけることができる。

このようにして前進することが多くなっていた。

もちろん、アイスランドSHが絞って縦パスのコースを消すのならば幅を作り出すSBへボールを供給することで、斜めからライン間に差し込むことができる。

これでドイツはアイスランドに常に2つの選択肢を与えていた。

 

そして敵陣に入ると以下のような配置になる。

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攻撃時の配置

このように左SBに入ったジャンが3バックの立ち位置をとり、サネとSBクロスターマンが幅を作り出す。これで、CBとDMFキミッヒを頂点に四角形を作る。さらに、その先でも、四角形を作り出す。ここのギュンドアン、ハヴァーツ、ゴレツカの動きが秀逸で、ロマンを感じる。アタッキングサードに入ると、最前線に6枚が並ぶので、ワンタッチでのパス交換も容易に、迫力のある攻撃が可能に。

これでドイツはアイスランドの守備を粉砕していった。

是非とも、ドイツの試合も観戦してみて欲しい。

 

 

 

 

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【簡易レビュー】欧州W杯予選 ベルギー vs ウェールズ

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皆さん、こんにちは。いかがお過ごしでしょうか。

僕はインターナショナルウィークで各国リーグ戦がないので、割とゆっくり過ごしています。

そうとは言っても、結局サッカーを観戦していますが。笑

では今回は欧州W杯予選ベルギー vs ウェールズの簡易レビューをここに記していきます!緩くご覧になって下さい!

 

 

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ベルギーのビルドアップ

では今回触れていくのは、ベルギーのビルドアップについて。ではどのようにベルギーはビルドアップを行っていたのだろうか。

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ベルギーの基本配置

ベルギーの基本的な配置は上の図のようになる。この試合、ウェールズの守備は3トップ→3バック、2CH→2CH、WB→WB、CB→STとCFのマンマーク気味の守備を行っていた。これに対して、ベルギーはデブライネがCHの脇に降りてくることでティーレマンス、デンドンケルと一緒に数的優位を作り出す。

さらに、ボールサイドWBが最前線付近まで入り、ウェールズWBをピン止め、さらにCFルカクがハーフスペースにサイドで数的同数を作り出す。さらに逆STがストライカーの位置に立つように設定されていた。

こうすることでメガクラックのデブライネをフリーにするように設定されていた。

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デブライネをフリーにする設定

このように中央経由、またはそのままCB→デブライネの形でデブライネをサイド(ハーフスペース付近)でフリーにする。これでここから一気に展開していくことで攻撃を組み立てることが多くなっていた。

 

攻撃パターン

ここからきっと設計されているであろう2つの攻撃パターンについて触れていこう。

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攻撃パターン

このように2つの攻撃パターンがある。

まず1つ目がルカク→フリック→WBの抜け出しだ。これを行うことで背後を取ることを取ることができる。

そして2つ目がルカク→レイオフ→STの抜け出しだ。

これも背後を狙う設定にされている。だからこそ、ビルドアップの時点で逆STがストライカーの位置にポジションを移すことが多くなっているのだろう。

これで、ベルギーは攻撃を仕掛けることが多くなっており、背後に抜け出す選手がいることで、デブライネが運び出したり、手前で逆STがボールを受けれたり、多くの攻撃バリエーションが生まれているのではないだろうか。

 

タレント軍団、ベルギー

タレント軍団。特に攻撃陣に完成しては世界最高ではないだろうか。各個人の技術が高い中、その中でも異彩を放つデブライネ。彼のビジョンとキック精度、フリーランとポジショニング。この試合でも頭の良さを僕たちに見せつけてくれた。この試合を見る方は、デブライネの動きだけ追っても面白いかもしれない。

 

 

 

 

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【「少し」が詰めれないアントラーズ】Jリーグ第6節 鹿島アントラーズ × 名古屋グランパス

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開幕ダッシュに成功したチームと失敗したチーム。とても対照的な状況で迎えたこの試合。アントラーズは喉から手が出るほど欲しい勝利。だがこの試合でも敗戦を喫してしまった。「とても悪い」というわけではない。だが勝てない。その理由は「少し悪い」と個人的には思っている。そしてこの「少し」が一番消したい「少し」であり、この「少し」が試合の結果に大きく関係しているのではないだろうか。

では今回はアントラーズの「少し」に触れつつ、この試合のレビューを行っていこう。

 

 

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やはりサイドから前進されるアントラーズ

前節のアビスパ福岡戦でもそうだった。アントラーズはサイドから前進されることが多くなっている。ここをどうにかしないと、これから先も苦しくなっていくのではないだろうか。ではなぜ、アントラーズはサイドから前進されてしまうのだろうか。

 まずはこちらが前節のアビスパ福岡とのマッチレビュー 。気になる方は目を通して欲しい。

www.soccer-bunseki.com

 

ではこの試合はどのようにサイドから前進されてしまっていたのだろうか。

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アントラーズのプレス

まず上の図がアントラーズの基本的なプレスの方法となる。グランパスのバックラインに対してCFとボールサイドSHが前に出て人数を合わせることが多くなる。さらに、SHはグランパスSHへの縦パスを消す立ち位置を取るために、中寄りのポジションを取ることが多くなっていた。さらにグランパスCHへのパスを消すために、CHが前に出て捕まえる。バックラインでは中に絞るSHをSBが、CFに対してはCB2枚で数的優位を保ちながら守備を行う。基本的にバックラインとCHは人を意識する守備となる。

そして次の局面がサイドで前進される理由となっている。

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サイドを取られる理由

このようにSHへの縦パスを背後で消しながらボールサイドSHはCBへプレスをかける。こうなるとアントラーズ背後でグランパスSBがフリーになってしまう。これでグランパスにサイドを取られてしまう。さらにここにSBがプレスに行ければ良いのだが、それはSHにピン止めされているため、プレスを行えない状態になっていた。

また『SHが中に寄ってプレスをかける』ことにより、外切りのプレスを行えなかったのも原因だ。

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中から外切りのプレス

上の図のようにSHが『中から外切りのプレス』を行った場合、SBへのパスコースは消すことができるが、せっかくはじめに消していた『SHへの縦パスのコース』を開けることになる。これで簡単にCB→SHで前進されてしまう。
ではこうなると何がまずいのだろうか。

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ひっくり返される

このようにCBからSHへ縦パスを撃ち込まれると、一気に2ライン(前線と中盤)を超えられることになるので、ひっくり返されて背走してしまう状況になってしまう。これでほぼ無力化される。

そして以下のように前進されることになる。

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サイドを簡単に突破される設計に…

このようにSHが外切りをしてSBを消したはずが、縦パスを入れられて一気にラインを超えられるので、SBがどのみちフリーになってしまう。そしてSHがワンタッチでサイドに逃げられる。

このパターンが何度か見られたので、SHは明確にSHを消すことを選択しはじめて、最初に触れたように、SHの斜め背後でSBがフリーな状況になり、そこから前進されることが多くなっていた。

 

グランパスの守備について

個人的に触れたいのがグランパスSHの守備タスクの違いだ。アントラーズと同様に4-4-2で守備を行うグランパス。なぜ彼らはサイドから入られることが少なかったのだろうか。

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グランパスの守備について

このようにグランパスは幅を作り出すSBに対しては「SHが一度下がり、SBに対して前向きに対応できる位置」を取るように設定されていた。これを行うために、後ろ3枚になるアントラーズに対してはCHが1枚前に出て牽制を行っていた。さらに、OMFが中央に残るバックラインはアントラーズと同様のスタンスで、人を意識する守備になっていた。このように設定されていたので、グランパスはアントラーズのようにサイドから入られることも少なかったし、ラインを一気に超えられることも少なかった。

 

チャンスはあったアントラーズ

ではアントラーズが全くもって前進できなかったかというとそうではない。しっかりと前進するチャンスはあった。ではどのように前進していたのだろうか。

  • チャンスがあった前進方法①

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チャンスがあった前進方法①

まずはグランパスのCHを釣り出した場合だ。このようにCH(主に三竿)が中央に降りることでCBを広げる。この時にCHからパスを受けるためにCF(アラーノ)が3列目まで降りてくる。こうすることで前線に場所を開けることを行う。

これでCBでCHを1枚釣り出したので、残ったCHの周辺に広大なスペースが生まれる。そしてそのスペースを使うために逆サイドからSHが「CHの視野外」からボールサイドに寄ってくる。

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縦パスを引き出せるSH

このようにCHの視野外からSHが入ってくることで縦パスを引き出せるようになっていた。さらに、OMFの視野外からCHが受けることもあり。これで中央に残ったCグランパスCHを釣り出してライン間を使うこともあった。

このように、中央をから前進するパターンもアントラーズはしっかりと見せていた。

 

  • チャンスがあった前進方法②

そしてもう1つの方法。それがGK沖からCFエヴェラウドへのロングパスだ。

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エヴェラウドへのロングパス

エヴェラウドへのロングパスを打ち込む場合は上の図のようになる。 この場合もCHを釣り出した時にGK沖からのフィードが多く見られた。グランパスはGKからのビルドアップに対して結構強めに消しにかかっていたので、このような前進を仕掛けることが可能になった。そしてFW-MFのライン間にできる2ndボールを回収することで一気に前進していた。この時にCHに対して数的優位を作り出しているので2nd回収を優位に進めることができていた。

 

個人的にはこの方法を中心に闘えばよかったのではないかと思っている。簡単に中盤をひっくり返すことができ、さらに2nd回収率も十分だった。そして何よりもグランパスに守備ブロックを作られる前に、攻撃を仕掛けることができる。

少し「後ろから丁寧に」という意識が強かったのではないかと個人的には感じた。

 

どちらにせよ、アントラーズが全くもって前進できなかった訳ではないので、前進に関してはそれほど悲観する必要はないのではないだろうか。

 

  • 奥を取らないファイナルサード

そして前進はできるが、フィニッシュまでもっていくことができなかったアントラーズ。もちろん、グランパスの中央の守備が堅過ぎるということも大きく関係したが、アントラーズ側にも大きく問題があった。それは以前にも触れたように、『奥を取る選手がいなかった』ということだ。

 

遅攻が上手くいかなかったサンフレ戦

note.com

 

遅攻が上手くいった湘南戦 

www.soccer-bunseki.com

 

これらから分かるように、この試合でもSHが背後を引っ張ることがほとんどなかった。以前はできていた背後に引っ張るフリーラン。この動きが復活しない限り、持たされる展開になるとアントラーズは苦しい状況が続くのではないだろうか。

 

打開策は上田かも?

気の利いたプレーでリンクマンと攻撃の組み立てを行う土居の怪我。これはかなりの痛手だ。そこで打開策となるのが上田ではないだろうか。66’に入ってきた上田。1stプレーで見せた個人で打開したドリブル。今のアントラーズが組織を破壊するには彼のようにシンプルに圧倒的な個で叩くしかない。(このまま奥を取らないのならばの話だが…)さらに、4-4-2のダイヤモンド型にすることで、エヴェラウドと上田のフィジカルを生かしつつ、サイドからのシンプルなクロスと後方からのアバウトなロングパス、ミドルパスで簡単に前進することが可能になる。そしてダイヤモンドにしていることで、2ndの回収にも人数を割くことができる。遅い攻撃が上手くいかないのであれば、1つ、割り切るのも良いのではないか?と個人的には感じた試合だった。

 

巻き返しは可能だとは思うが、それには確実に「ひっくり返され、背走してしまうこと」を修正しなければならない。この少しの修正が再び上位に進出するための大きなキーになっているのではないだろうか。

 

 

 

 

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ではまた次回の記事でお会いしましょう!

 

 

 

 

 

【回避でプレスを止めたチェルシー】CL Round16 2nd Leg チェルシー×アトレティコ・マドリード

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ただ強い。トゥヘルになって13試合無敗。そしてこの試合でもクリーンシートを達成し、11試合で無失点だ。この試合でなんとしてもゴールが必要だったアトレティコはハイプレスを敢行したが、それを完璧に回避してアトレティコのプレッシングを止めて見せた。

では今回はどのようにしてチェルシーはアトレティコのプレスを止めたのか。

これについて考えていこう。

 

 

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スタッツ

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前半(チェルシー:アトレティコ)

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後半(チェルシー:アトレティコ)

 

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試合全体(チェルシー:アトレティコ)

引用

www.flashscore.co.jp

1st Legのレビュー

 

www.soccer-bunseki.com

 

アトレティコのプレスについて

チェルシーのプレス回避に触れていく前に、当然だがアトレティコのプレスについて触れていかなければならない。

彼らは3-4-2-1ではなく、4-4-2でプレスを行うことでハイプレスからのショートカウンターを狙った。ではどのようにプレッシングを行っていたのだろうか。

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アトレティコの基本配置

まずこちらがアトレティコのプレス開始時のプレスの形になる。配置的には4-4-1-1の形に。CFスアレスは主にズマを見る形を取り、J・フェリックスはカンテとコバチッチを捕まえれる立ち位置に。さらに、SHは最初はWBを捕まえる。そしてCHはSTをマークして、CFに対してはCBで数的優位を保つ。

これがアトレティコのプレス開始時の形となる。

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SHのプレスがスイッチ

そして外のCBにパスが出て、SHがプレスを行うとこれが全体のプレスのスイッチとなる。SHがCBまで出ることでWBに対してSBがプレスを行う。さらに、CFと逆SHもCBを捕まえ、ボールサイドCHにはSTがマーク。これでCBの選択肢を消してサイドを圧縮していく。

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アトレティコがボールを奪いたいエリア

そしてアトレティコはサイドを圧縮して上の図の白いエリアでボールを回収しようと試みていた。だがこのハイプレスはチェルシーに回避されることになる。

 

チェルシーのプレス回避

ではここから順にチェルシーのプレス回避の方法について解説していく。

①:ヴェルナーを走らせる

まず一番最初に行ったプレス回避というのが、『ヴェルナーを背後へ走らせる』というものだ。

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SBの背後にボールを落とす

このようにアトレティコのプレスの関係上、SBの背後に広大なスペースができる。だからこそ、ここにCBはボールを落とすことを選択した。そして広大なスペースを使うのがスピードスターのヴェルナーだ。スペースがある状態でのヴェルナーがやはり脅威だ。だからこそ、トゥヘルはヴェルナーを最前線で起用したのだろう。

さらに、シンプルなロングパスを使うのには他の理由もある。その理由というのが「陣地回復」だ。仮にヴェルナーへのパスが通らなくても、アトレティコの選手がスローインに逃げるのならば、一気に敵陣まで前進することができる。これも立派な前進方法だし、リスタートになるので配置を整えつつ、プレスを止めることが可能になる。

だからこそ、チェルシーはまず初めにSBの背後を使う攻撃を仕掛けた。

 

②:ハヴァーツへのミドルパス

次に行ったのがハヴァーツへのミドルパスだ。これはヴェルナーへのロングパスと似ているが、少し色合いが違ってくる。

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ミドルパス→2nd回収

このようにハヴァーツへのミドルパスの場合はSTのJ・フェリックスをひっくり返すことを狙い、そしてCHで数的優位を作り出しているので、その優位性を利用して2nd回収の確率を上げる前進方法だ。①のヴェルナーを走らせる方法は「陣地回復」と「全体をひっくり返す」ことを狙い、②の方法は「中盤をひっくり返す」ことと「2nd回収」を狙った。

 

③:CHの数的優位を利用

次に行ったことがCHの数的優位を利用することだ。

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CHの数的優位

シンプルだが、このようにCBからカンテまたはコバチッチにパスを供給することで前進を試みた。これはカンテとコバチッチのボールの引き出し方が上手だからこそできたものだ。

そしてこれを行ったことでアトレティコのプレスのかけ方を変更させることに成功する。

 

アトレティコのプレス修正

では少しアトレティコのプレス修正について触れていこう。

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アトレティコのプレス修正

アトレティコはチェルシーにCHを使われて展開されるので、上の図のようにSHが中にし絞ることでCHを捕まえれる立ち位置を取るようになる。だから途中からJ・フェリックスがカンテをマンマーク気味になることが多くなっていた。

だが、この方法もチェルシーに回避されることとなる。

 

④:SHの背後でフリーになれるCH

チェルシーはアトレティコの修正に対しても焦らずに回避していく。

ではどのように回避を行っていたのだろうか。

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変わったSHのプレスの向き

まず上の図のようにアトレティコのSHの立ち位置が変わったので、それに関係してSHのプレスの角度と向きも変わってくる。どのように変わったかというと、CHを消しているので内側からCBへのプレスになる。こうなるとWBを消しながらプレスにいけないので、SBはいつどのタイミングでWBまで出て良いのかが難しくなる。この判断の迷いの分、WBがフリーになれる。

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背後でCHがフリーに!

そしてWBにボールが入るとCHは横のサポートを行う。これでSTの背後でどフリーになれる。(上の図の白のエリア)

さらにSTでCHをピン止めしていることも大きく関係しており、これでCHが展開を行える場面が散見された。

 

だからこそハヴァーツがCHの脇のスペースでボールを受けれるようになっていた。

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ハヴァーツがCH脇で受けれた理由

上の図のように、CHコケが中央をカバーするのか、カンテにプレスに行くのか、この判断を迫れることになる。こうなるとSTハヴァーツへのマークは緩くなり、その一瞬を逃さずにハヴァーツがCH脇でボールを受けることが多くなっていた。

これで、目線を変えて早い攻撃を仕掛けることが多くなっていた。

 

このようにしてチェルシーは1つずつプレスを回避していくことでアトレティコのプレスを見事に止めてみせた。何度も触れるが、「自分がどこにいるべきか」を明確にしたことで、本来の能力を遺憾無く発揮できるようになったチェルシーの選手。この整理こそがトゥヘルの一番の功績なのかもしれない。

 

補足:守備について

補足として守備についても触れておこう。チェルシーは基本的に2CBにヴェルナーとハヴァーツ、ジエクがコケ、コバチッチとカンテでサウールと中央のカバーを行う。

これで、J・フェリックスまたはスアレスの縦パスをアスピリクエタとリュディガー徹底して潰すことで、ボールを回収していた。だからこそ、(特にスアレス)2トップがチェルシーバックライン付近で良い状態でボールを受けることが難しくなっていた。

特にリュディガーのパフォーマンスは圧巻で、ほぼスアレスに1vs1で勝っていた。

 

躍動した選手たち

この試合のマンオブザマッチにも選ばれたカンテ。最も良い時を彷彿させるプレーで、画面から消えることの方が少なかったのではないだろうか。ピッチのどこにでもいる状態で、「2人いるのでは?」と久しぶりに感じさせてくれた。ボール奪取、インターセプト、読みも鋭いことはもちろんのこと、パスもドリブルも案外上手い。まさに万能のカンテ。これに無尽蔵のスタミナがあるのだから末恐ろしい。

そしてもう1人。若き才能ハヴァーツだ。彼もまた攻撃面において万能の能力を持っている。そしてそのレベルが全てトップレベルに達する。スピードもあり、パスも出せ、フィニッシュにも絡める。さらに組み立て、ターゲットマンの役割もこなせる。そしてなんと言ってもポジショニングだ。彼の立ち位置を見ているだけで、勉強になる。いつどのタイミングでどの場所にいることが効果的なのか、これを完全に熟知している。まだ21歳。彼もまた末恐ろしい選手だ。

マウントもいて、プリシッチ、オドイ、とチェルシーの未来はかなり明るい。果たしてこれからどのように進化を遂げていくのか。期待せずにはいられない。

そしてラウンド8でポルトとの対戦が決まった。難敵であることは間違いないが、なんとしても突破し、あわよくば再びビッグイヤーをスタンフォードブリッジへ持ち帰ってもらいたい。

そしてそれが可能と思わせてくれる圧巻のパフォーマンスだったのではないだろうか。

 

 

 

 

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