サッカー戦術分析ブログ〜 Football LAB〜

Jリーグ・プレミアリーグ・セリエAを中心に解説をしていきます。

〜進化し続けるサッカー。言語化されたプレー達〜

 

 

はじめに

より早く、より複雑に、そしてより戦術的に。現在のサッカーは日々進化し続けている。そしてサッカーを観ていく中で、必ずと言っていいほど『感覚』で理解していることがあるだろう。それを言語化していくことが現在のサッカーでは重要で、これが選手やコーチ、スタッフ、そして我々観戦するものに理解しやすくサッカーを解釈できるようになる。今回はその『感覚』的なプレーを『言語化』されていった戦術用語について紹介していこう。

戦術用語

  • 5レーン

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このようにピッチを縦にに5分割し、それぞれのエリアを『レーン』という。このエリアが5つあるので5レーンという。このレーンが言語化されたことにより、サッカーへの理解度が一気に深まり、戦術が飛躍的に進歩している。

 

  • ハーフスペース

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5レーンという言葉が出てきたことに伴い、この『ハーフスペース』というエリアが再認識された。このハーフスペースはレーン2レーン4のことを指す。ここを有効に使うことで攻撃を構築していくチームが増えた。ここで受けることでプレー選択肢が増えるイニエスタやダビドシルバなど、ここを使う事で身体的に不利でも活躍する事が出来ている。

 

  • 三角形の形成

ハーフスペースと5レーン理論により三角形の形成がより簡単に自動化された。

その決まりがこれ。

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これには決まりがあり、「一つ前のポジションの選手は同レーンにいてはならない」・「二つ前のポジションの選手は同レーンにいなければならない」この二つが決まり事としてある。この決まりを守る事で三角形を形成し、数的優位を作り出す。この味方の動きを見てレーンを変える事で相手を動かし、効果的に三角形を作り出す事ができる。

 

  • ライン間

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 ライン間。それはDFラインセカンドラインファーストラインのことを指す。ここで前を向く事ができるとチャンスを多く作る事ができる。その理由が相手を動かす事ができるから。ライン間かつハーフスペースボールを受けるために現代の監督は様々な方法を使い、ここを攻略する術を見出している。

 

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これはライン間で前を向くために3人目がボールを受けるプレー。例えば上の図のようにCFがDMFからボールを受けて前を向こうとするとCBを剥がしてターンする必要があるため、細かい技術が必要になるが、CFがポストになり、CHにセットする事でライン間で前を向く事が容易になる。これはボールをセットする技術があればできるので比較的簡単で、効果的なプレーだ。

 

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同レーンに何人も人数をかける事で数的優位を作り出す事で相手を崩すことを目的としている。またボールと同じサイドに人数をかけるので逆サイドが手薄になる。ここで一気にサイドチェンジをする事でチャンスを作りだす。ナポリ時代のサッリ監督はこの方法で世界を驚かせた。

 

攻撃⇨守備に切り替わる瞬間。この切り替えが早ければ早いほどボールを奪い返せる可能性が高まりショートカウンターに繋がりやすい。このネガトラが異常に早いのがマンCやリバプール

 

守備⇨攻撃に切り替わる瞬間。いわゆるボールを奪い返した時。

 

  • カバーシャドウ

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プレスに行くときに背後の選手へのパスコースを消す事。これを行う事でパスコースを限定でき、他の選手が守り易くなる。このプレーが非常に上手いのがフィルミーノ。

 

  • チャンネル

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SBとCBの間のスペースのこと。ハーフスペースとは違い、SBとSBの間のスペースのことなので可動のもの。ハーフスペースは不動のもの。この違いに注意。

 

まとめ

派手なフェイントやスーパープレーを見るのは言うまでもなく面白い。これはスポーツの醍醐味の一つだ。その中でこのように一つ一つのプレーにも注目して観たらまた違った楽しみ方ができるのではないだろうか。そしてハーフスペースの攻略方法やネガティヴ・トランジションの状況下で何を行なっているか、はたまた攻撃時にどのような方法で攻めているのかを意識して観るとそのチームの決まり事や特徴がわかるので面白い。

これをご覧になって違った視点から試合を観るきっかけになってもらえたら幸いだ。

 

終わりに

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Jリーグ セレッソ大阪 vs サガン鳥栖 〜なぜサガン鳥栖は逆転できたのか〜

 

はじめに

上位に進出するために勝ち点3がどうしても欲しいセレッソ大阪。J1に残留するために勝ち点3が必要なサガン鳥栖。この大事な試合をしっかりと勝ち切ったのはサガン鳥栖だった。先制点を奪われたがそこからしっかりと逆転をしてみせた。ではなぜサガン鳥栖が逆転することができたのか。これを紹介していこう。

 

サガン鳥栖が逆転できた理由

  • ビルドアップ

確実にサガン鳥栖のビルドアップのやり方がセレッソ大阪を苦しめていたことは確かだ。その方法がこちら。

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これに解説を加えるとこうなる。まずセレッソ大阪の守備について。セレッソ大阪の守備は4-4-2の形になる。これがかなりバランスがとれ、そして中央に人もボールも入れさせない硬い守備を形成している。そしてこれを崩すためにサガン鳥栖はこのような形をとる。ここでサガン鳥栖のDMFがファーストラインとセカンドラインの間、いわゆるライン間に降りる。ここでCFの横、SHの前のスペースに降りる。ここがポイント。CBは必ずと言っていいほどDMFに一度ボールを当てる。この方法でSHを釣り出す。ここからはよくあるパターンでSHが中に絞り、SBが幅をとる。

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このようにすることでSBがフリーでボールを受けれる。これでサイドで起点を作り、硬い中央を広げることができる。またSHがSBに意識がいけば絞ったSHへの縦パス、SHがDMFにプレスにかなかったらターンしてそこから展開できる。この方法を試合を通して行うことで逆転できたのではないだろうか。

 

これも十分に打撃を与えていた。この『ハイプレス』がセレッソ大阪を苦しめていた。

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セレッソ大阪もSHが中に絞り前進していく。そこでSHを奪いどころに設定。これでSHが外を切りSHにパスを選択させる。そしてDMFがボールを奪う役割、または前進させないことでバックパスを選択させロングボールを蹴らせる。これでセレッソ大阪の良さを半減させた。またSHでボールを奪うことで速い攻撃を仕掛け、ゴールを脅かした。

 

まとめ

サガン鳥栖はこの流れからゴールを奪うことはできなかったが、この戦い方を試合を通して行うことができるチームだ。これでセレッソ大阪を苦しめ、劇的逆転弾で勝ち点3を得ることができた。戦い方がしっかりしているのでこれから勝ち点を固めるのではないだろうか。そしてトーレスの引退も近づいてきた中での逆転勝利。ここから次節も勝ちきり連勝という形で波に乗ってトーレスのラストマッチの神戸戦を勝利で飾ってもらいたい。

 

終わりに

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UEFA スーパーカップ リバプール vs チェルシー 〜チェルシーについて〜

 

はじめに

CL王者とEL王者が激突するこのタイトルマッチ。その対戦カードと言うのがCL王者のリバプールとEL王者のチェルシー。共にイングランドを代表するビッグクラブだ。そしてリーグ戦でも激闘を繰り広げている両チームはこの試合も激しいものになった。90分で決着はつかず、そして延長戦でも試合は決まらなかった。結果はPKでリバプールの勝利で幕を閉じた。チェルシーは開幕戦のマンU戦、このリバプール戦とビッグクラブ相手に2連敗してしまったが、内容はかなり良く、長いシーズンで見ると期待の持てるものだった。ではこの試合のチェルシーのビルドアップの方法と守備について紹介していこう。

チェルシーの狙い

マンU戦と違い、この試合は昨シーズンと同様に4-3-3の布陣でCL王者に挑んだ。これにはいくつかの狙いがあった。それがこの2つ。

  1. ビルドアップの方法
  2. 守備

この2つの狙いについて解説を加えていこう。

 

ビルドアップの方法

これは相手の動きを見て方法を変える。

リバプールが前に重心を置く場合

(黒⇨リバプール 白⇨チェルシー

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後ろから丁寧につなぐことを意識していたチェルシー。だからポジショニングはこのようになる。リバプールのプレッシングは基本的に外切り。だから中央へのパスコースが空いている。ここで奪ってショートカウンターを繰り出すのがリバプールの狙い。チェルシーはそこを逆手に取った。CHがボールを引き出すために降りるともちろんリバプールのCHはついてくる。そうすると空いてくるのがこのスペース。

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CHの背後のスペースが空くのでここにWGが入り込むことでSBをフリーにすることができる。そしてここにGKからロングボールを入れることで前進し、早い攻撃を仕掛ける。

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リバプールと対戦するチームがよく使う、「WGの上を越すボール」を高い位置で行うことでプレスバックされる前に攻撃を仕掛けることでチャンスを作っていた。またこのようなパターンもある。

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これがこの試合でジルーを起用した理由だ。CHが開けたスペースにCFのジルーがロングボールを受けにくる。ポストプレーが一級品のジルーがここでボールを収めれば局面で数的優位になり、崩すことが簡単になる。また体が強いのでセカンドラインを越されるようなクリアをされることが少なく、セカンドボールを作りやすい。そこでこのセカンドボールの回収をするのが内側に入ってきたWGと前向くにプレーができるCH。これでボールを奪い、一気に前進し、攻撃に転じていた。

前からプレスにこない場合

この場合はこのようになる。

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シンプルにCHがボールを受けるパターンとCHがズレることでWG(CF)がボールを受けるパターンがあった。シンプルにボールを受けることが多かったのがコバチッチ。彼はキープ力と推進力があるのでボールを奪われることが滅多にないのでここを起点に相手を動かすことができる。カンテ側でとカンテが引っ張りそのままペドロまたはSBのアスピリクエタがボールを受けることが多かった。

 

この二つのビルドアップを相手を見ながら行うことでチェルシーは特に前半、効果的な攻撃を仕掛けることができていた。ランパード監督の戦術とそれを実行出来る選手のクオリティの高さがよくわかるものだったのではないだろうか。

 

守備

この守備は引いて守る場合と前からプレスをかける場合で違った形を取った。

前からプレスをかける場合

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プレス開始のラインはだいたいこの辺りだった。ボールと同サイドのWGが前に出ることが多く、そして4-4-2のブロックを作りこのブロックの外を回させる。しっかりとスライドを行い、それぞれが中央のCHと中に入ってくるWGを捕まえる。DMFに関してはCFと前に出たWGでパスコースを切りながらCBに圧をかける。こうしてSBにパスを出させる。これを繰り返すことにより、リバプールのCHがテンポを変えるために外に流れるようになる。ここを奪い所に設定していた。

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サイドを一気に圧縮してボールを奪うことでショートカウンターを仕掛ける。実際に先制点はこのような形からボールを奪いゴールを奪っている。

これが前からプレッシングを行う場合。

 

引いてブロックを作る場合

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このようにブロックを作る場合は4-1-4-1(4-5-1)の形で守備ブロックを展開する。はっきり4-5-1なのか4-1-4-1なのかはわかりづらかったがこのような形になっていたことは確かだ。そして決まり事としてDMFのジョルジーニョの脇のスペースは必ずコバチッチかカンテが埋めることが徹底されていた。サッリ監督のサッカーの時のようにジョルジーニョの脇のスペースを使われることは少なかった。だがこのような形でラインを突破されることが多かった。

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WGのサラーがサイドに開き、そこをケアするためにSBも少し開く。そうしてできたギャップをCHのヘンダーソンが突くという場面が見受けられた。この形からは失点こそはなかったが失点してもおかしくはなかっただろう。この引いてブロックを作る守備においてはまだ改善が必要ではないだろうか。

 

まとめ

マンUリバプールに2連敗(リバプールはPK負け)を喫してしまったが、それでも内容は悪いものではない。しっかりと試合を支配しつつ、我慢する所はあるていd我慢できる。決定機も作っているのであとは決めきるべきところで決めきれるかどうか。守備の拙さが若干残る中、ここをカバーするのか攻撃しかないだろう。守備に関しては長い目で改善していけばいいのではないだろうか。ランパード監督になり、どのようになるかと思ったが、しっかりとビッグクラブ相手でも戦うことができている。現戦力でも十分にレベルの高い選手が揃い、そいてランパード監督のやりたいサッカーを体現できている。あとはエイブラハムの覚醒とオドイ、ロフタスチークの復帰だ。この若者の覚醒と復帰で今シーズンの行方は大きく変わるのではないだろうか。それにしても攻撃が早く、スリリングなサッカーを展開するチェルシー。これからどのようなシーズンを送るのか、とても楽しみなチームの一つだ。

 

終わりに

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PL ニューカッスル vs アーセナル 〜アーセナルが上手くいかなかった理由について〜

 

はじめに

開幕戦を苦手とするアーセナル。それに相まって苦手なアウェイ戦。難しい試合になる事がわかった状況で、エジルとコラシナツが保安上の問題の為に欠場。さらに難しい状況下に置かれた中で、クリーンシートで開幕戦を勝利で飾っている。お世辞にも上手く行ったとは言い難い試合内容だった。ではなぜ上手くいかなかったのか。それを解説していきたい。

 

アーセナルが上手くいかなかった理由

これが大きな要因だ。中央を締められてブロックの外を回される展開。ではどのように守られていたのか。

前から来られた場合

(黒⇨アーセナル 白⇨ニューカッスル

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このような形でアーセナルはビルドアップする事が多い。SHが中に絞り、そしてSBが幅を取る。これはよく見られるパターンでアーセナルも同様の方法をとっている。そして対するニューカッスルは5-3-2の形で守備のポジションをセットする。(可変4-4-2のシステム)まずはCFとSTで中央DMFへのパスコースを消す。こうする事でSBかGKへのバックパス、隣のCBへの横パスだけの選択肢になる。そして5-3-2で守るときに空いてくるのがCHの脇、WBの前のスペース。ここまでSBは簡単に進出する事ができる。これをニューカッスルは利用した。狙い所をスペースに進出したSBにする事でそれ以上前進させないようにした。

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このようにSB vs WB/CHの1v2にする事で突破を許さない。さらに逆のWBが1列前に上がる事でボールを奪った時のカウンターの威力を高めた。ここでアーセナルがSHにパスを出せたとしてもこのような形で守られる。

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SHに対してCBが出る事で前を向かせない。さらにスライドしてCBがカバーポジションに移り、空いたスペースをCHが降りて埋める。さらにWBが中にスライドする事でCHのスペースを埋める。これで守れるようになっていた。このように守られたのでアーセナルのボールの回し方はこのようなものになっていた。

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これがボールの主な回り方。そしてこれが前から嵌めにきたときのニューカッスルの守り方。

ブロックを作られたとき

これは純粋に5-3-2で守る。

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アーセナルのSHはボールが受けれないのでサイドに流れてボールを受ける事がしばしばあった。(SBがここで受けることもあり)そしてそこで作られるのが1v3の状況。WBとCHがプレスを行なっている間にCBもプレスに参加。これで3枚揃えてボールを奪い、SBの背後のスペースにロングボールを蹴り込む。また中央に3枚揃えることで数的同数を作りリスクをケア。これでアーセナルは攻めるすべがなく、ボールを奪われるか、バックパスを選択するかの2択になる。これでアーセナルはリズムを崩していた。

 

  • 動きの少なさ

これも上手くいかなかった理由の一つだ。SHのムヒタリアンは精力的に左右中央とポジションを変えながらボールを引き出す動きをしていたが、ムヒタリアンの単発の動きdで終わっていた。ボールを引き出したとしてもオーバメヤン抜け出ししかなく、攻撃が単調になっていた。それでもチャンスを作っていたのでやはりレベルの高いプレーヤーだと感じた。この連動性がなかったので、ニューカッスルは守りやすく、しっかりと守備のタスクをこなす事ができたのだろう。フリーランニングとスペースを使う動きもしかしたら開幕戦でいきなり先発だったので硬さがあったかもしれないが、ここの改善が若いウィロックとネルソンに必要と感じた。

 

まとめ

正直、試合内容は良いものではなかったが、それでもアウェイで勝ちきる事ができた。この「アウェイで」ということと、「クリーンシート」という事実が今シーズンのアーセナルは違うという事がわかるのではないだろうか。苦しい状況でもしっかりゴールを奪い勝ちきる。昨シーズンの課題はまさにアウェイだった。このアウェイで勝てた事、さらには新戦力のセバージョスやぺぺをプレミアの舞台で使えた事。これがこの試合の収穫ではないだろうか。今シーズンのアーセナルは変わったのか、はたまた昨シーズンと同じ轍を踏むのか。まだ1試合しか終えでどうなるかわからないが、今シーズンこそはマンUと同じであるべきポジションに戻れることができるか楽しみである。

 

終わりに

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Jリーグ 名古屋グランパス vs 川崎フロンターレ 〜長いトンネルを抜けたグランパス〜

 

はじめに

Jリーグの中で最も注目の浴びる対戦カードといっても過言ではないこのゲーム。風間監督は川崎フロンターレを率い、そして現在、名古屋グランパスで指導を行なっている。いわゆる風間ダービーだ。共に止めて蹴ること、そして判断の良さが光るので見ていて面白かった。そしてなんといってもやっと勝てた名古屋グランパス。長い、長いトンネルを抜けだした。その抜け出し方も完璧なものだった。今回はいかにして王者川崎フロンターレを圧倒したのかを紹介しよう。

 

名古屋グランパスについて

  • 4-4-2に戻したこと

けが人が多い影響でここ数試合は3-4-2-1で戦う事が多かったが、この試合、このタイミングで4-4-2に戻してきた。これが大きな要因だったように感じた。連勝を重ねていた時のようにコンパクトに、そして距離感よく攻守ともに戦えていた。

 

  • 守備について

しっかりとコンパクトに守れ、そして中央をしっかり締めることで守れていた。

(黒⇨名古屋 白⇨川崎)

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プレスラインはだいたいこの辺りだった。このライン付近になるとCFがプレスを開始。逆サイドを切りながら、SBにパスを出させる。この時に内側に入ったSHにパスを出させないために名古屋のSHはカバーシャドウを行いながらプレスに行く。さらにOMFが降りてボールを受ける事が多かったので、そこをケアするためにDMFがパスコースをなくす。そして川崎SBにパスが出ると、ここまでSBがプレスに行く。

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このようにして川崎SBにパスが出ると、SBとSHでボールを奪いショートカウンター、または前進させないように守備をする。その時にDFラインがしっかりスライドする事でリスク管理を行う。これでグランパスはブロックの外側でボールを回させて川崎フロンターレにリズムを作らせなかった。

3バックの場合

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これが3バックの場合は相手SBがボールを持った時にWBの距離が遠くなるので、そこで起点を作られてしまい、中央にパスを入れられて、後手の対応になるのでうまく守れていなかった。

だからこそ4-4-2に戻せた事でコンパクトに守る事ができたのではないかと感じた。

川崎フロンターレについて

ポゼッションにこだわり過ぎた印象があり、裏抜けを行う選手がいなかったので名古屋グランパスは自信を持ってコンパクトに守れたのではないだろうか。例えばここのスペースにボールを落とせば、もっと簡単に中央へのパスコースを作れたのではないかと考える。

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ここにボールを落とす事でラインを下げる事ができ、SBが時間を作る事ができるようになったのではないだろうか。

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この動きが少なかった故にSBが時間を作れず、ブロックの外側でボールを回させられリズムを作る事ができなかったと考える。

 

  • 攻撃について

攻撃についてはこのような形になったのでしっかりバランスを取る事ができた。

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ボールを保持した状態ではこのような形になる。川崎フロンターレは守備時4-4-2の形になるので、CBとDMFで4v2の形を作る事で数的優位でボールを回し、DMFから効果的なボールを配給する。その配給を受けるためにSHは絞ってハーフスペースに移動。幅を取るためにSBを押し上げ幅を作る。これで攻撃の形が完成する。

例えばで川崎DMFがプレスをかけてきたとしたら、ここにパスが出せる。

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DMFがプレスに来るとCFまたはSHへのパスコースが空くのでそこから一気に攻撃のスピードが上がる。CFにパスが入るとフリックでSHが抜け出すこともできるし、SBへ広げる事もできる。無数の攻撃のパターンが生まれてくる。

2点目は少し形が違うが、上手く空いたスペースを使う事でゴールを生み出している。

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これが後ろで4v2の形を作ってそしてそこにDMFがプレスに行き生まれたスペースを使って奪った形。2点目の大まかな流れだ。このように上手くスペースを作るために後ろで4v2の形を作れていた事が上手く攻めれた大きな要因ではないだろうか。

2点目(動画)

 そしてもう一つのパターンがDMFがプレスにこない状況。これの崩しは実に名古屋らいしものだった。これがDMFがプレスにこない場合の攻め方だ。

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川崎の中盤は背後の4枚が気になるのでプレスに行けなくなる。これは2点目にプレスに行きゴールを奪われたことも関係しているだろう。そうなると名古屋のDMFはフリーでボールを保持する事ができるようになる。そしてここで一度行うのが幅をとったSBにボールを預る事。これをする事でSHへの縦パスのコースを開ける事ができる。

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そして三角形をしっかりと形成しているので縦パスを入れると簡単に突破が可能になる。この形で試合を決める3点目を奪っている。まさにグランパスらしいゴールで三角形がいかに重要かを再認識できる場面だった。

3点目(動画)

 

まとめ

予想もしない展開でとてもスリリングな試合だったのではないだろうか。ボールも人も動き、そして基本技術の高い名古屋グランパスの良いところが出た試合だった。なかなか勝てない中で、王者川崎フロンターレ相手に無失点、そして3ゴールを奪っての勝利はのちのリーグ戦の戦いにさらなる自信をつけて臨むことのできる結果だろう。果たしてここから上位に絡む事ができるのか。とても楽しみだ。

 

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PL リバプール vs ノリッジ・シティ 〜リバプールについて〜

 

はじめに

待ちに待ったプレミアリーグ開幕。開幕ゲームとして選ばれたのが昨季CL王者のリバプールと昨季チャンピオンシップ王者のノリッジ・シティ。こんなに興奮するカードを開幕戦から見られる。とても幸せな事だ。そして結果の方は4-1でリバプールの完勝。この完勝した試合の中で興味深いと感じたリバプールのビルドアップをまとめていこうと思う。

 

リバプールのビルドアップについて

  • 両サイドの攻撃の違い

リバプールの両サイドの攻撃時のポジショニング。これは左右非対称になっていて、それぞれ攻撃の仕方が違う。

右サイドの場合

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これが右サイドにボールがある時のSBのポジショニング。WGのサラーがハーフスペースに絞り込む事で、SBが幅を取り、CHのヘンダーソンがSBのサポートを行う。そしてここからCHが飛び出すという形をとる事が多い。

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このようにCHが流れることにより、WGへのパスコースが空き、エースのサラーがハーフスペースでボールを受ける事ができる。仮にSHがCHへのパスコースをケアしないのであれば、このようになる。

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バランスを取るためにこのようにSBが内側に入る。そうする事で三角形を保ったまま、攻撃を仕掛ける事ができる。これが右サイドの場合。

左サイドの場合

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このようにボールの移動中にポジションを変えていく。この形でこの試合、先制点を奪っている。左サイドのSBがハーフスペースに位置している事で、WGが外に開き幅をとる。そうするとハーフスペースから縦にボールを出す事ができ、WGはスピードに乗った状態で前を向く事ができる。そしてWGが開けたスペースにCHが入り込む事でバランスを保つ。

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このように外から斜めに入ってきてボールを受けられるので、WGは有利な状況で仕掛ける事ができる。これが左サイドの場合。

 

このように左右非対称な攻撃を仕掛けるので、相手は混乱し、バランスを崩されやすくなる。この場合は両SBのポジションの違いが肝となる。そして主に右SBが幅を取り、左SBがハーフスペースに位置する事が多い。

 

  • CHが降りてきた場合

この場合だと両SBが幅をとる形になる。

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このようにしてSBを押し出し、CHがDFラインのハーフスペースに降りていく。そしてCHがもともといたスペースにCFのフィルミーノが降りる事でパスコースを作る。この気が利くプレーをできるのがフィルミーノ。バランスを保ちつつ、組み立てにも加わる事ができる。だからクロップ監督は彼を起用し続ける。そしてSBが幅をとったので、WGの選手はCFが開けたスペースを使うために中に絞る。現にこの形で追加点を取っている。

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WGが中に絞った事で開くのがSB。ここに斜めのボールを入れる事で一気にスピードが上がり、チャンスを作る事ができる。この方法で追加点を奪った。

 

まとめ

ノリッジ・シティのハイプレスに対してこのように丁寧に後ろから繋ぎ、攻撃を仕掛けれるようになったリバプール。だから昨シーズン、引いて守ってくる相手にも対応する事ができた。それはこのような左右非対称だがバランスの取れたポジショニングができているからではないだろうか。主力の怪我なく、ポゼッションと十八番のゲーゲンプレスを使い分ける事ができれば、今シーズンこそ悲願のリーグタイトルを獲得できるのではないだろうか。そのような可能性を感じさせる、幸先の良い開幕戦勝利だったように感じる。

 

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開幕が待ち遠しいプレミアリーグ チェルシー 〜19-20シーズンのスタメン〜

 

 

はじめに

今夏と来冬の補強禁止。そしてサッリ監督の退任。そしてまさかのダビドルイスのアーセナルへの移籍。このビッグクラブのピンチを救うべく、立ち上がった男がこのクラブのレジェンド フランクランパード。彼の早すぎる愛するクラブへの監督としての帰還。だがこの状況を救えるのは彼しかいなかっただろう。そして迎えたプレシーズン。プレシーズンは上々の仕上がりと言えるのではないだろうか。ハイプレスを試し、その中でハードワークを求め、結果もついてきている。さらには若手をしっかりと起用し、レンタルバックしてきた選手にもチャンスを与え、状態を見極めている。もちろん昨季からのメンバーも揃い、アザールの後継者、プリシッチも合流した。苦しい状況下で果たしてどのような戦いを見せるのか。19-20シーズンの軸となるであろう並びとメンバーを紹介しよう。

 

19-20シーズンのスターティングメンバーの予想

軸となる布陣「4-2-3-1」

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GK:ケパ

CB:クリステンセン K・ズマ

SB:エメルソン アスピリクエタ

DMF:コバチッチ ジョルジーニョ

SH:プリシッチ ペドロ

OMF:バークリー

CF:アブラハム

 

この布陣を中心に戦うだろう。ダービーカウンティで共に戦った愛弟子のマウント。彼がもしかしたらバークリーに変わってOMFに入るかもしれないが、シーズン初めはプレミアリーグの経験豊富なバークリーで戦うのではないだろうか。徐々にマウントの出番も増えていくだろう。もう一つ迷うところがCFだろう。昨季アストンビラで大活躍をした若きFW。世界王者のベテランのジルー。そしてもう1人の若き大砲のバチュアイ。ここのスタメンの予想も難しい。大方はこのメンバーを軸に縦に早く、魅力的なサッカーを展開するだろう。

 

他のオプション「4-3-3」

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GK:ケパ

CB:クリステンセン K・ズマ

SB:エメルソン アスピリクエタ

CH:コバチッチ ジョルジーニョ

OMF:マウント

WG:プリシッチ ペドロ

CF:ジルー

 

このパターンだと、よりボックス内に入っていくことが得意なマウントが出場する子tになるのではないだろうか。ポストプレーの得意なジルーと組むことで良さが最大限に発揮される。この布陣だと、クロスからの攻撃、ビルドアップ時は早めにジルーにつけることが多くなるだろう。

 

他のオプション「4-4-2」

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GK:ケパ

CB:クリステンセン K・ズマ

SB:エメルソン アスピリクエタ

DMF:ジョルジーニョ

CH:マウント コバチッチ

OMF:バークリー

CF:バチュアイ アブラハム

 

このパターンもプレシーズンで試している。この形だと、ダービーカウンティ時代のような戦い方になる。中央突破を中心に、狭いエリアを突破していく。ダービーカウンティの時と違うのはSBが幅をとることだろう。これにより、クロスからの攻撃も見受けることができる。中央に人数が揃っているため、厚があるので合わせることが可能だ。この布陣はより試合を支配したいときに引くのではないだろうか。

www.soccer-bunseki.com

これがダービーカウンティの時の戦術。気になる方は参照までにこちらをご覧になって頂きたい。

 

まとめ

果たしてどのようなシーズンを送るのだろうか。プレーシーズンを見る限り良い仕上がりだと感じる。CFの選択に迷うだろうが、将来的な事も考えてアブラハムを起用するだろう。イグアイン、モラタ、トーレスファルカオ、パト、エトーシェフチェンコ、ケジュマン。活躍できたストライカーはドログバ、コスタ、アネルカと数少ない。数多の偉大なストライカーはチェルシーで活躍できずに散ってしまったが、果たしてアブラハムチェルシーで結果を残す事はできるだろうか。そして頼れる世界王者のカンテも復帰し、中盤の層はさらに増した。そして重傷を負っているオドイとロフタスチークが帰ってくるとさらに勢いに乗ることができるだろう。将来は確実に安泰のチェルシー。果たして19-20シーズンはどうなるだろうか。とても楽しみだ。

 

終わりに

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