【ハンガリーの守備について】EURO2020 ハンガリーvsポルトガル

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ハンガリー、ポルトガル、フランス、ドイツ。これがグループFだ。誰がどう見ても「死のグループ」だ。

そんなグループFの初戦。このグループを突破するために必要なのは紛れもなく勝ち点3だ。そのために立ち上がったハンガリー代表。彼らの守備戦術は間違いなくポルトガルを苦しめ、そして勝利まであと一歩のところまで試合を進めた。だが、最後はガス欠とポルトガルの個人技にやられて失点。結局は敗戦を喫してしまった。

それでも僕は彼らの闘いを讃えたい。球際で負けることなく、そして準備してきたであろう守備プランをほぼ完璧にこなして見せた。

では今回はポイントレビューとして、「ハンガリーの守備戦術」を解説していこう。

 

 

 

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スターティングメンバー

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(この記事のデータは全てWhoScored.comから引用しています)

https://www.whoscored.com/Matches/1513461/Live/International-European-Championship-2020-Hungary-Portugal

 

 

ハンガリーの守備について

では早速ハンガリーの守備についてのポイントレビューを行っていこう。

彼らの守備のスタンスは「外回り」をさせることで「縦パスを潰す」し「横パスを誘発させてそれを掻っ攫う」というものだった。

だからこそ、ヒートマップは以下のようになっている。

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お互いのヒートマップ

先にも触れたが、ハンガリーは中央を消す、もっというと縦パスを消すために中央を意識したブロックを形成するため、ブロックを自陣で構えることが多くなる。さらに、ボールを外の循環にさせていたため、自陣満遍なくプレーエリアがあることが分かる。

それに対してポルトガル。彼らは「ブロックの外」で「パスを外循環」にさせられたため、上のようなヒートマップになっている。

だからこそ、ペナルティーエリアに入ることが困難になり、手前でボールを失うことが多くなっていた。

 

ではこのような守備を実行するために、ハンガリーはどのような個々人のタスクがあったのだろうか。

そしてそれを実行するために、どのようなチームの決まりがあったのだろうか。

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守備時の立ち位置

まずこちらがハンガリーの守備時の立ち位置だ。基本的に5-3-2のブロックを形成する。このブロックを形成することで、2トップでCHを、3CHでOMFとCFへのパスコースを消すことが可能になっていた。さらに、3CHは明確に中央を消しにかかっていたので、かなりお互いの距離が近く、中央よりのポジショニングになっていた。(最初の立ち位置)

だが3-5-2で守備ブロックを形成する際、考えなければならないエリアがある。それが「3CHの脇のスペース」だ。

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ケアが必要なエリア

上の図のように、ハンガリーは3CHの脇のエリアが問題となることは明らかだった。もちろんポルトガルの選手たちもここに選手を配置し、このエリアを起点に攻撃を組み立てようと試みていた。

だがハンガリーはここのエリアをきちんとカバーすることができていた。ではどのようにこのエリアを埋めていたのだろうか。

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埋めるのはWB

この図のように、3CHの脇のスペースを埋めるのは主にWBに設定されていた。WBが1列前に出ることで4-4-2の形になり、SBに対応を行う。

ではどのような時にWBが1列前に出てSBとの距離を詰めるアクションを行うのだろうか。

 

そのアクションというのが、上の図でも示したように、『ボールサイドCBが外側に身体を作った時』にWBが1列前に出てSBとの距離を詰めるようになっていた。当然のことながら、WBが前に出る時に、周辺の選手も連動している。

IHは縦パスをピックアップしようとするCHを捕まえ、残りの中盤の選手はスライドを行い、カバーと中央を消しを行う。さらに逆CFが残りのCHを縦スライドで捕まえる。

こうすることで、どんどん中央を消し、そしてサイドを狭くしていく。

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この図を見てもらったら簡単に理解できるだろう。ポルトガルは手前にしか自陣がなく、その先のスペースはかなり狭いものとなっている。

こうすることで、ハンガリーは「ブロックの外」もしくは「ラインの手前」の横パスを掻っ攫うことでカウンターに出ることができていた。

 

ここまで解説した守備は主に両サイドで行われていたことだ。だがしかし、厄介だったのがB・シウバのいるサイド。彼がボールを受けに降りることで、ハンガリーの中央の選手を動かそうと試みていた。

だが、ハンガリーはこちらサイドの守備の設定も怠らず、準備をしてきていた。

ではどのように守備を行っていたのだろうか。

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B・シウバサイドの守備

こちらのサイドも根底の部分は変わらない。変わってくるのが当てる人だ。上の図のように、SHのB・シウバが降りてボールをピックアップする動きを見せると、そこの対応を行うのがIHになる。逆サイドではSHにはCBが対応していたが、こちらのサイドではIHがSHに対応を行う。このようにIHが対応に行くと、それをスイッチにWBがSBまで距離を詰める。さらに空いてしまう中央CHにはCFが縦スライドでマークを行う。これで同様にサイドを狭くしていく。

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同様にこの図を見てもらえれば簡単に理解ができるのではないだろうか。ここでもポルトガルのエリアを手前のみにして、縦パスを潰し、横パスを誘発させてそれを回収していく。

 

このようにしてハンガリーはポルトガルの攻撃のスピードを吸収し、さらにスペースを無くしていくことで攻撃を食い止めていた。

さらに横パスを狙って奪っていたことでカウンターに出ることも可能になっており、だからこそ、能動的に集中力を保ったまま守備を行うことができたのではないだろうか。

 

(ポルトガルが攻撃を仕掛けれるようになって理由はサロンでシェアします)

 

闘えるチームだ!

ロングカウンターで決めきったと思われたシーンがオフサイドで、そこから崩れてしまったハンガリー。そして終盤の3失点。何度も触れるが崩れてしまったが、十分に闘えることをこのグループの強豪国に示した。仮にこの強度を保ち、そしてカウンターの鋭さを他のドイツ戦、フランス戦でも見せることができるのならば、ハンガリーも突破の可能性は十分に残されている。蜂の一刺しがあるハンガリー。次節のフランスに勝利をすれば、大きく突破に近づける。この波乱を少し僕は期待しているし、それを十分に起こすことができるチームだろう。

 

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【UEFA EURO2020 】ポイントマッチレビューまとめ

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待ちに待ったEURO2020。

この記事では各試合のレビューを随時更新していく。

 

 

ちなみに、EURO2020のレビューは全てYouTubeで行うので、こちらのチャンネル登録もして頂けると幸いだ。

 

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Group A

トルコ×イタリア

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レビュー記事

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ウェールズ×スイス 

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イタリア×スイス 

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Group B

ベルギー×ロシア

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Group C

オランダ×ウクライナ

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Group D

イングランド×クロアチア 

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Group F 

フランス×ドイツ

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【マッチプレビュー:前の圧力と躱し方】J1第18節 浦和レッズ×湘南ベルマーレ

f:id:football-analyst:20210610220011j:plain今回はJ1第18節浦和レッズ×湘南ベルマーレのマッチプレビュー、試合の注目ポイントについてを考察していこう。

 

 

 

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予想スターティングメンバー

画像1ホームの浦和レッズはいつものように相手を動かしつつ、エース・ユンカーにボールを届ける作業を行うだろう。日本代表に招集されている鈴木に代わって西川が先発復帰を果たすかもしれないが、僕は引き続き鈴木がゴールマウスを守ると予想。(日本代表に呼ばれて気分が乗っているはず)

最も迷ったのは左サイド。汰木と武藤で迷ったが、僕は単独で突破も図れる汰木を選んだ。彼なら前のベクトルの強いベルマーレの守備を個人でひっくり返すことが可能だ。その理由と同様に、左SBにも山中ではなく明本をチョイスすると予想した。

 

一方のベルマーレ。彼らは谷が欠場すると予想されるので、ガンバ戦でも好パフォーマンスを発揮した富居が先発すると予想する。ベルマーレでも迷うところはあり、それがDMFだ。フロンターレ戦で良い振る舞いを見せた田中かガンバ戦で良い振る舞いを見せた中村か。かなり迷ったが、フロンターレ戦で『ボールを保持される』という経験をした田中が選ばれるのではないかと予想した。ではここからはスタッツ等を絡めながらこの試合の注目ポイントを考えていこう。

 

 

スタッツ

(スタッツはFootball LABから引用) 
画像2画像3画像4

 

 

圧力とベクトルの剥がし合い

この試合のポイントは確実にここだろう。ベルマーレの守備の前への圧力をいかにしてレッズが剥がしていくのか。ここにポイントの重きを置くべきだ。1つ1つ剥がすことが上手になった浦和レッズ。それに対して走れて強度の高い前への圧力を武器に守備を行うベルマーレ。ではまずはベルマーレの守備についてを紹介していこう。

 

ベルマーレの守備について

 

画像5まずこれが基本的な守備の形だ。ベルマーレは中央を消してボールを外回りの循環にさせることで外側にボールを誘導してサイドを圧縮していくことでボールを回収、またはその先のプレーの選択肢を絞り、予測することでボールを奪っていく。そのために上の図のように基本的に5-3-2で守備ブロックを形成し、2トップと3CHで中央を締める形をとる。だからこそ、ベルマーレのホットゾーンはこのようになっている。

 

画像6

 

このようにサイドに誘導してボールを回収することが多いので、このようなホットゾーンになっているのだろう。さらにこの図を見てもらいたい。

 

画像7 

この図だとわかりやすいだろう。レッズの選手が外側に追いやれるように、中央にベルマーレの選手が集まる。このようにして外に、外にボールと人を追いやっていく。

 

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そしてこのようにサイドに追い込むことで一気に圧縮してボールを回収していく。この時に出口を無くすこと、さらに早い寄せで判断の時間を奪うことでミスを誘うことでボールを回収できるという訳だ。

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そしてこの図を見てもらうとわかるように、サイドで緑のエリアが多くなり、赤のエリアが小さくなっていることが簡単に分かるだろう。ここから分かるように、レッズの選手が分断され、孤立することになるので、ミスを誘発しやすく、ボールを回収できる可能性が高くなっているのだ。

 

ではこれに対してレッズはどのように回避すると考え得るのだろうか。

 

レッズの剥がし方

レッズの剥がし方は主に2つだ。

1つ目がガンバも使用したシンプルなロングパス。だがこれはターゲットがいない分、ガンバとは意味合いが異なってくる。だから、レッズは3バックの脇のスペースへボールを落とし込むことが多くなるのではないだろうか。

さらに相手のプレスを呼び込んでからのミドルパスもしくはロングパスというのはレッズが頻繁に行う剥がし方、攻撃のスイッチの入れ方だ。

これを何度かベルマーレに見せることができたならば、ベルマーレのプレスの足を止めることができるだろう。

 

そしてもう1つが下のパスだ。この時にレッズが取る場所が重要になってくる。サッカーとは陣取り合戦なのだ。

ではレッズはどこを取れば優位に試合を優位に進めることができそうなのだろうか。

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レッズが取りたいのは

ずばりレッズが取りたい場所は3CHの脇のスペースだろう。ここを誰が使うのかという議題が上がってくるだろうが、僕はCHが流れて使うことを予想する。

これにはきちんと理由がある。それが以下の理由だ。

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迷わせたいのはIH

このようにここにCHが流れる理由は「IHを迷わせるため」だ。これを行うことでベルマーレの出口を塞ぐサイドの追い込みに、出口を作り出すことが可能になる。

ではなぜそれが可能になるのだろうか。

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作れる2つの空間

ベルマーレIHに迷いを生じさせたとしても、きっと彼らは前の圧力をかけるためにプレスを止めることは選択しないだろう。だが、上の図のようにCHが流れることで、ベルマーレIHを中央からどかすことができる。これで創出されるのが中央とIHの背後の空間だ。

ここにボールを供給することができれば、スライドでサイドに寄ってきたベルマーレのプレスを広げることができる。さらにこの空間を作り出すことで繋がりを持てるようになる。

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繋がりを持てる

ベルマーレに守備を嵌め込まれたとしたら繋がりがなかったが、このように空間を作り出すことができれば、簡単に繋がりを作り出すことができ、孤立した状態を防ぐことが可能になるのは明確だ。

 

この空いた場所を作り、その空いた場所から前進することができれば、レッズは簡単にフィニッシュ、もしくは一歩手前まで持っていくことができそうだ。

 

僕がこの試合で注目して欲しいところは、レッズがいかにしてベルマーレの「ベクトル」を折り、いなし、ひっくり返していくのか。ここの駆け引きをぜひとも注目して見てもらいたい。

もちろん、この時のビルドアップの形などにも注目だ。

 

(ベルマーレの攻撃とレッズの守備についてはサロンでシェアします!気になる方はぜひご参加ください!)

 

スコア予想

僕のスコア予想は1−0でレッズが勝利すると思っている。

皆さんはどうだろうか?ぜひ予想して見て欲しい。

 

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【マッチプレビュー】J1第18節 鹿島アントラーズ vs ベガルタ仙台

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もう少し再開まで時間の空くJ1。代表戦などの兼ね合い、さらに天皇杯やルヴァンカップなどが行われるが、十分過ぎる準備期間を経てのリーグ戦だ。

スカウティングの時間が十分にあり、細部に渡るゲームプランを準備していることだろう。だからこそ、今回のマッチプレビューというものは難しさを感じた。(毎回難しいのだが…)

では今回はどのような展望になると予想しているのか、そしてこの試合の僕が注目する見どころ(ポイント)についてを離していこう。

 

 

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予想スタメン

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鹿島アントラーズは町田、上田がU24代表に召集されているが、U24代表の試合が終わるのは12日の土曜。1週間の猶予があるので先発に名を連ねるのではないだろうか。またコンディションの良さそうなアラーノが右サイド、左には土居、トップ下に荒木と現段階でこれがベストの布陣だろう。そしてCHにはピトゥカとレオをチョイス。これは相馬監督がこのセットでの試合を2試合連続で行っているので、ここは継続。もちろん、バックスも同様だ。

コンディション等、整った状態で勝利を目指す。

 

一方のベガルタ仙台。前節負傷交代したフォギーニョが先発に戻ってくるのかがはっきりしないが、前節のセレッソ戦と同様に、持たれてもカウンターで刺すというプランで試合に臨むと予想する。だからこそ、前節上手く行ったこの布陣で難敵アントラーズから勝ち点奪取を目論む。

 

スタッツ

(データは全てFootball LAB から引用してます)

データによってサッカーはもっと輝く | Football LAB[フットボールラボ]

 

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スタッツ

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シーズン成績

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対戦成績

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チームスタイル

 

持つアントラーズ?・持たせるベガルタ?

この試合はアントラーズがボールを握ることが多くなるだろう。ここで問題となるのが、『アントラーズがボールを持つのか』それとも『ベガルタがアントラーズにボールを持たせるのか』ということだ。

 

この2つの意味合いが大きく試合を左右しそうだ。ボールを能動的に保持することができるのならば、間違いなくアントラーズの圧勝だろう。そう、グランパス戦やFC東京戦のように。

一方で持たされる展開になった時。こうなるとベガルタ仙台に勝機が見えてくる。実際にセレッソ大阪戦でもボールを持たせてカウンターという展開に引きずりこんだ。(もちろん、ミドルカウンターもあり)

 

ではどのようにアントラーズがボールを持ち(持たされる?)、ベガルタはどのように守備を行っていくのかを考えていこう。

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鹿島のビルドアップと仙台の守備

まずはアントラーズのビルドアップとベガルタの守備についての予想から。上の図のように、アントラーズは基本的にCBとCHの4枚で後方を形成する。もちろんこれでSBが高い位置で幅を作り、SHが内側にポジションを取る。これでベガルタのMF-DFのライン間を取っていきながらサイドを奥深くを取っていくだろう。

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このホットゾーンを見てもらえればわかるように、アントラーズは敵陣サイドでプレーしていることが多い。これはチームとしての狙いがあるからだろう。(もちろん守備でこのエリアに追い込んでボールを回収している関係もあり)

 

では一方のベガルタはどのように守備を行うのだろうか。

ベガルタはセレッソ戦と同様に『外回りの守備』を行うだろう。そのために4-4-2で守備を行う。この時に2トップで中央消しを行う。

これで幅を作り出す選手にパスを出させて場所を狭くしていくことで、ボールを回収していく展開が簡単に目に浮かぶ。

これは前節のセレッソ戦を見てもらうと想像しやすいだろう。

 

まずはこのような状態になり、アントラーズの保持率が上がり、ベガルタがミドルブロックを形成する展開になると僕は考えている。

 

アントラーズの使いたい場所と場所を使う人

ではここからはアントラーズが使いたい場所とその場所を使う人についてを話していこう。

まずは最初の段階でアントラーズが使いたい場所は以下のようになる。

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アントラーズが使いたい場所

この図のようにアントラーズが使いたい場所はベガルタの2トップ脇だ。ここを使うことで、ベガルタのSHもしくはCHを動かすことができる。これはもはや定石となった方法だ。(もちろん他の方法もあるが、勝手に僕が思っているだけかも)

 

セレッソ大阪はここを使うことでベガルタSHを動かしていた。だからこそ、外でSBを釣り出すことができていた。だがセレッソはその先のSBの背後を使うことができていなかった。(そこを使う選手がいなかった)

だがアントラーズはSBを釣り出した時点で、その背後を使うことは設定されている。だからこそ、2トップの脇を使ってSHを動かし、それに連動して動くSBを動かしたいのではないだろうか。

 

ここで議題として上がるのが「誰が2トップ脇を使うのか」ということだ。

僕は皆さんにここに注目してもらいたい。

僕が考え得るのはこの3つだ。

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CHがCBの間に降りる

まず1つ目がCHがCBの間に降りるパターン。これはCHピトゥカが降りることになるだろう。(そうなって欲しい)

これはピトゥカの能力に適していると思うし、この前の試合ではこれを行っていので、ぜひ継続してもらいたい。

 

では2つ目の考えられるパターン。

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CHが外に流れるパターン

これがCHが外に流れるパターンだ。これでCHが外でCHがフリーになれることが多くなるだろう。さらにベガルタの守備は(セレッソ戦を見る限り)2トップで中央のCHを消すことを行う。これは中央CHが1枚でも2枚でも変わらないだろう。

だからこそCHが流れた時に外でフリーになれ、さらにSHを動かすことができる。

 

そして3つ目。

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SHが降りるパターン

これがSHに土居とアラーノが入るメリットになってくるのではないだろうか。中に入ってMF–DFのライン間に入っているSHがMFのラインを越えて下がることでベガルタSHの視界に入ることでSHを動かすことができる。

これでSHと入れ替わるようにOMF荒木がMF–DFのライン間へ移動する。この入れ替わりでベガルタCHを下げることが可能に。

こうすることでSHがボールを受けた時点でベガルタSHとCHを動かし、そしてCHまたはSBでレイオフでき、これで簡単に前進することができるはずだ。

 

このようにアントラーズは2トップ脇からその先を作りだし、そしてそこを誰が使うのかによっても展開は変わってきそうだ。

 

先ほども少し触れたように、SHを動かしてSBを動かすことができたならば、SBの背後のスペースは使うことは可能だろう。そうすることができれば、ベガルタ全体を押し下げることができ、攻撃を仕掛け続けることができるだろう。

 

僕はこの試合、ここの駆け引きと誰が使うのかということに注目して試合を観ていこうと思っている。

ぜひ皆さんもここに注目して見てみてはどうだろうか。

 

アントラーズが注意すべきは?

アントラーズが注意すべき点はやはりミドル・ロングカウンターだろう。マルティノスは確実に後半から出てくるだろうし、前に重心をおいた時にひっくり返される可能性は大いになる。さらにベガルタ仙台はそのひっくり返した時のスピード感と、サイドの取り方は上手だ。ここのネガトラで奪えなかった時のサイドの攻撃に注意する必要があるだろう。

 

 

スコア予想

僕のスコア予想は2−0でアントラーズが勝利すると思っている。

皆さんはどうだろうか?ぜひ予想して見て欲しい。

 

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ではまた次回の記事でお会いしましょう!

 

【A代表とU24代表は何が違ったのか】日本代表 vs U-24日本代表

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前代未聞の対戦。この試合で「格の違い」を見せたフル代表。

今回は僕の感想のようなマッチレビューになるが、最後まで目を通して頂くと幸いだ。

 

 

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フル代表のビルドアップとU-24の守備

まずはここから触れていこう。フル代表はどのような前進を行い、それに対してu-24代表はどのような守備を行っていたのだろうか。

 

(YouTubeでも解説してますので、ぜひこちらでもご覧ください)

www.youtube.com

 

 

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フル代表のビルドアップ

まずはフル代表のビルドアップから。基本的にフル代表は2CBと2CHの2-2の形でビルドアップを行っていく。この時のCHの立ち位置が重要で、必ず1枚は2トップの間、もう1枚は2トップ脇を取るように設定されているように映った。

これでSBを押し上げて、SHを内側に立たせる。

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SHを釣り出して段差を作り出す

そしてこのように中央CH→CBへのリターン→2トップ脇のCHとボールを動かすことで、SHを動かすことができていた。これでU24の2列目に段差を作り出して空いた場所から前進していくという形をとる。

 

ではこれに対してU24はどのような守備を行っていたのだろうか。

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U24の守備

先述した「SHが動かされる」という表現。これはもしかしたら過ちかもしれない。実際に中の人間ではないのでわからないのだが、とりあえず、この試合はSHが動かされていた、もしくはSHが2トップ脇を埋めに前プレを行っていた。

このプレスを行うともちろん後ろの選手も連動していく。

高い位置を取るSBにはSBが出ていき、内側に立つSHにはCHがマークを行う形で場所を狭くしていこうという狙いは見えた。

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奪いたいところ

そして上の図のように、U24はサイドにボールを追いやることで場所を狭くして赤のエリアで回収しようと試みていた印象だ。

だからこそ、SHが前に出て、その背後のSBまでSBが出ていくことで、ボールホルダーに対して判断の猶予を与えないような守備を行っていた。

この判断する時間を奪えば奪うほど、やはりボールホルダーはよりリスクの少ないサイドに逃げる選択をとる。これでサイドに誘導する設定だったのだろう。

 

だがさすがフル代表というべきか。このプレスに動じず、しっかりと空いた場所を使い、そして丁寧かつ素早く攻撃を仕掛けていた。

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空いた場所を取るフル代表

このようにサイドにボールを追い込まれたとしても、SBを釣り出している分その背後を内→外の抜け出しでSHが使うことが多くなっていた。

これを見せることで、中央が空いてきてSBから、もしくはCHから直接中央のOMFへ縦パスが入るようになっていく。もちろん、2トップ脇のCHでSHを釣り出し、段差を作り出していることも大きく関係していることも忘れてはならない。

このようにしてフル代表はU24の守備を簡単に動かし、そして攻撃を完結させようとしていた。

 

U24のビルドアップ

次はこちらについてを触れていこう。U24のビルドアップはフル代表と違い、CHがCBの間に降りることで3-1の形でビルドアップを行うようになっていた。

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U24のビルドアップ

このようにU24のビルドアップはCHが縦関係、いわゆる3-1の形になる。こうすることで2トップ脇をCBが持ち運べるようになる。さらにSBがWBのような振る舞い、SHが中に入ってSTのような振る舞いを取るようになる。これで外と中のパスコースを作り出そうとしていた。そして重要となっていたのがやはりOMF久保だ。(後半からは三好)このチームにおいてOMFの存在がとても大きな役割を担っており、彼が攻守のリンクマンを担っていた印象だ。

OMFがほぼフリーマンでラインとレーンを移動することで相手を引っ掻き回し、そしてその先のパスコースを作り出す。もちろん、ボールを受ければドリブル、コンビネーションなどで前進していくようになっていた。

 

だがこのビルドアップは上手く場所を消され、さらに大外の有効に使うことができず、攻撃を完結させることが難しくなっていた。

断っておきたいのは、U24が悪かったのではなく、フル代表の守備の強度とコンパクトさが凄かった。ではフル代表はどのように守備を行っていたのだろうか。

 

同じ4-4-2でも違う守り方

では気になるのがフル代表の守備方法だ。U24の守備と同じ4-4-2でフル代表も守備を行う。だがその方法、詳細にいうとSHの動かし方(2トップの動かし方)が違っていた。

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このようにフル代表は2トップの脇を使われた場合、そこの対応を行うのはSHではなく、CF(OMF)になっていた。こうすることで、(U24のビルドアップの形も関係しているが)残ったもう1枚の2トップの一角が中央の選手を捕まえることが可能になる。

これで、SHが動く必要がなくなるのでSHは背後に立つ内に立つSHへの縦パスこコースを消しながら守備を行うことができる。そしてこれで外に誘導をすることが可能に。ここの『追い込む場所』というのは同様のものだった。

f:id:football-analyst:20210604220901p:plain

そして外にボールを誘導した際の立ち位置、SHの動き方、SBの場所がU24と全く違う。上の図のようにSHが前に釣り出されていないので、幅を作り出す選手に対応に行くのはSHになる。しかもSHは中→外のプレスをかけることができるので、簡単に内側へのパスコースをなくすことが可能に。

このようにSHがSBにプレスをかけることができるので、SBがバックラインに留まることができ、内に立つSHに対して前向きに対応することができる。もちろん、バックラインに留まることで、「スペース」を埋めることができる。詳細にいうと「SBの背後」だ。

もちろん、この時の4-4のブロックのコンパクトさは目を見張るものがあり、ライン間でスペースを使うことが難しい状態に。

だからこそ、U24はスペースを見つけることができず、背後に抜け出すことも、ライン間に縦パスを打ち込むこともままならず、外でボールを回すだけという状態に陥り、そして徐々に狭くされてボールをロストするという状況になっていた。

 

フル代表が早い段階で先制点を奪えたことも関係しているが、それでもフル代表の明確で強度の高い守備を褒めるべきではないだろうか。

 

A代表とU24代表の違いは?

僕が感じる違いは2つある。それは以下の2つだ。

 

①:プレス諸々の強度

②:ターンの技術

 

この2つだ。

まず①のプレス諸々の強度。これは先ほどから触れているように、明確な違いがあった。U24の選手たちは思ったよりも早い段階で相手が近くにいるので、判断を下す前に強制的にボールを離してしまっている印象を受けた。

だからこそ、ミスも多くなっていたし、前に差し込むパスを打ち込むことが難しくなっていた。

さらに1vs1の局面でもそうだ。良い状態でボールを持つことは愚か、前を向いてプレーすることも難しそうだった。(その中でも堂安は前を向いて落ち着いてプレーしていたのが恐ろしい)

やはり切り取れば1vs1の局面が多いサッカー。いくら戦術がよくとも、最後はここで勝てなければ試合は難しいものになる。ここで優っていたのはやはりフル代表だった。

 

そして2つ目。このターンの技術もフル代表の方が上手かった。(当たり前かもしれないが…)U24の選手のエリート感満載のチームでも、この技術では勝つことができなかった。

フル代表の選手は前を向ける状態なら前を向く。言葉で言うのは簡単だが、実際にやってみるとかなり難しい。しかも彼らは近くに人がいるのにそれをいとも簡単にやってのけるのだ。極小スペースでのターン技術。スペース、人、距離の把握の速さと正確性がこの差だろう。これは試合を積んでいく中で洗練されていく。そう考えるとフル代表が過ぎれているのは当たり前っちゃ当たり前のことなのだが。(特に鎌田と守田が異次元だった。)

 

この差がこの試合に大きく影響したのは確実だろう。この経験値の差が余裕を生み、確かな技術に繋がっている。

U24の選手はここでこのような経験をできたのは大きな財産になるのではないだろうか。

 

これから非常な選考が待っている。果たしてオリンピックに出れるのは誰になるのか。そしてそこで活躍する選手、選考漏れし、悔しさをバネにさらなる飛躍を遂げる選手は誰なのか。

若き才能たちが輝き、日本をさらなる高みへ連れて行ってくれることを期待している。

 

 

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【圧力をかける利点】J1リーグ17節 川崎フロンターレ vs 鹿島アントラーズ

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フロンターレの快進撃を止めるため、立ち上がった相馬アントラーズ。相馬監督になり、調子を取り戻したがセレッソ戦の戦いはお世辞にも良いものとは言えなかった。そしてそのような中で迎えた今節。

この試合でもその低調ぶりが出てしまい、前半は何もさせてもらえなかった。だが、ハーフタイムを挟み、見違えるようにチームは活性化。アントラーズの得意とする形を多く出すことができ、王者を引っ掻き回した。

 

この試合で感じたのは「前の圧力の重要性」だ。

 

では今回はなぜアントラーズが前半、守備が嵌まらず、サイド奥深くを取られてしまったのか、そして後半、前に出ることで何が起きたのか。

これについて解説していこう。

 

 

 

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アントラーズの守備が嵌らなかった理由

こちらはYouTubeで考察させて頂いた。

以下の動画をご覧の上、ここから先を読み進めてもらいたい。

 

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前に圧力をかける重要性

ではここからは前に圧力をかける重要性について話していこう。

後半に入り(明確には失点後に圧力をかけようとしたが失敗)、アントラーズは前プレの意識を強めて試合に入った。

 

その修正として、小泉に変えて白崎を投入。これで荒木をOMF、両SHに土居と白崎の配置に変更した。これで前へのプレスを強めていく。

ではどのように修正を行っていたのだろうか。

 

  • プレスに出るための修正

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前プレの意識

後半から前プレを行う時は上の図のようになっていた。まずはCFとOMFの縦関係は変わらず、CFがボールホルダーCBにプレスをかけると、OMFを連動して逆CBへプレス。この時に最初DMFを消している場所からプレスをかけるので、CBはDMFにパスを出すことが難しい状態に。

 

前半はここからSBから横のパスでDMFに逃げられてプレスを止められていたのだが、後半からはDMFのところにCHレオがプレスをかけるようになっていた。さらにCBのボールのパス交換があると、SHはIHを消す立ち位置をまずは取る。

こうすることで、外のSBへのパスをCBに選択させる。

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SBを押し下げサイドに追い込んで回収

そしてこのように、SBにパスを出させるとSHがSBへプレスをかけていく。この時に背後で消していたIHはCHがスライドで対応。さらにその先のWGにはSBが対応することで、場所を狭くしてボールを回収していた。

このようにしてアントラーズはハイプレスをかけて、フロンターレに圧力を加えていった。

 

  • 前の圧力を加えた利点

ではここからは前の圧力を加えた利点について考察していこう。

①:SBとIHを押し下げることができる

まず1つめはこれだ。SBとIHを押し下げることができるということ。前半は前プレが嵌らなかったことが大きく関係して、フロンターレSBが高い位置を取れるようになり、さらにIHがSHを止めることで、大外SB+内側WG vs アントラーズSBという構図になってしまっていた。(詳細はYouTubeで解説してます)

 

だが、勇気を持って前プレを行ったことにより、フロンターレSBを押し下げることIHのヘルプを強要させることに成功。

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SBとIHを下げさせる

図を見て頂くとわかりやすいだろう。このようにフロンターレSBは前の圧力を感じているので、CBのヘルプを行うようになり、自陣深くにポジションを取るようになる。(取らなければCBのパスコースが上のパスしかなくなる)

さらにIHはDMFとCBのヘルプを行うために下がった立ち位置をとるようになっていた。(だからフロンターレは逃げ道を1つ増やすために2CHへ変更)

特にIHが下げさせることがとても効いていて、上の図のように、SBの内側に人がいなくなる状態になる。これでSBはWGへの対応に集中することができ、さらに内→外の抜け出しがなくなることで、サイド奥深くを取られ、CBが釣り出されるという現象も前半よりも限りなく少なくすることに成功していた。

これがまず1つ目の利点だ。

 

②:1vs1に持ち込める

次の利点が純粋な対人に持ち込めること。前半はこの状況を全く作り出すことができなかったので、1vs1で勝負する前に逃げられることが多くなっていた。だが後半に前の圧力を加えたことで、主にサイドで1vs1を作り出すことができるようになっていた。

特にSB常本のところはWGミトマをほぼ完璧に押さえ込んでいたし、攻め残りする家長に対しても上がってなければSB永戸が、SBがいなければCB町田がしっかりと対人で勝負することができるようになっていた。

この状況に持ち込むことが後半はできたので、ある程度守備を行うことができ、ボール回収まで辿り着くことができていた。

これが2つ目の利点。

 

③:テンポを早めれる

3つめはテンポを早めることができるということだ。前半はボールを持たせる(持たれる)展開で、どちらかというとローテンポだった。だが後半はボールと人にアタックすることで、意識と動きが前向きになる。こうなるとボールを奪った瞬間に、前へ展開することが多くなる。だからテンポが上がり、アントラーズの得意とする展開に持ち込むことが可能になる。

さらに人とボールにアタックすることで、自然とルーズボールも多くなり、トランジションゲームに持ち込むことも可能に。これもテンポを上げる要因の1つだ。

これが3つ目のメリットだ。

 

これらのように、後半からアントラーズは王者フロンターレを引っ掻き回すことに成功。これでどっちつかずの試合展開に持ち込むことができたが、試合終了間際の小林悠の劇的ゴールで敗戦してしまった。

立て直しただけに悔しい敗戦となってしまったが、この敗戦から得れるものは多かったのではないだろうか。

 

妄想の膨らむ試合運び

果たして相馬監督はどのようなゲームプランを立てていたのか。この妄想が個人的には膨らむばかりだ。その理由は前後半での振る舞いに大きなギャップがあったから。もちろん、結果論で、前半失点して、ゴールを奪う他なかったから。そう言われるとそれでお終いだ。

だがレビューの面白いところはここから妄想を膨らませることができること。

仮に相馬監督が「前半は0−0で押し返す」ということを考え、そのための低いブロックとローテンポのゲーム展開を望んでいたとしたら。

この展開を促すために、OMFに小泉を選択し、守備力アップを考える。さらにローテンポにすることで、アントラーズの負担の大きいSH、SB、CHの「脚を残す」ことができる。

仮にこれで0−0で折り返すことができれば、疲弊しているのはどちらかというとボールを持って、ゴールを破れなかったフロンターレになる。さらにフロンターレは後半の立ち上がりに失点、もしくは失速している印象がある。勝負は後半にあると考えた相馬監督が、残しておいた脚を使い、プレスに出る。前半からこれを行っていると、大体65分あたりで足が止まってくる。だが、45分は耐え凌ぎ、脚を残していたので後半はフルで戦える。

だから前後半で大きく展開が違ったのではないだろうか。と勝手に妄想を膨らませている。

もちろん、内部の人間ではないので、真相はわからない。だがわからないからこそ、膨らむ妄想もある。これもサッカーの醍醐味の1つではないだろうか。

 

皆さんもぜひ相馬監督が何を考えていたのか。これについて妄想を膨らませてみてはどうだろうか。

 

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【最高の試合をありがとう】UCL ファイナル マンチェスター・シティ vs チェルシー

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何を隠そう、僕はチェルシーファンだ。「スペシャルワン」モウリーニョがチェルシーに来て、そこから僕はチェルシーのファンになった。正直、最初はモウリーニョのファンだったが、ドログバの理不尽さ、鉄人ランパードの勤勉さ、闘将テリーの気迫、神がかったセーブを連発するチェフ。彼らに魅了され、そして彼らが引っ張っていくチームに惹かれたのだ。魂のこもったチームに僕は惹かれたのだ。(金満クラブと友達からバカにされることもあったが。笑)

 

そして彼らが中心となり悲願のビッグイヤーを手にし、クラブを去り、ブーツを脱いだ。

 

悲願のビッグイヤーを獲得してはや9年。再びその歓喜の瞬間が訪れた。レジェンド達が去ってからの9年間は浮き沈みの激しいものだった。

そして補強禁止という厳しい状況に手を差し伸べたレジェンドのランパード。彼が築き上げたものは、新たなチェルシーだった。若手を積極的に起用し、そして彼らが中心になっていった。

 

彼らはレジェンドの意志をしっかりと引継ぎ今夜、2度目のビッグイヤーを手に入れた。

このタイトルが意味することは今後の未来が明るいことを意味するものだろう。

興奮冷めやまない中で、レビューを行うことは不毛かもしれないが、レビューを行っていこう。

 

 

 

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YouTubeのレビュー動画 

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ペップの狙いは?

まず触れていきたいのは、ペップの狙いについてだ。プレビューでは手堅くいつも通りに闘うと予想していたが、やはりペップ。一種の奇策を仕掛けてきた。それがロドリ、フェルナンジーニョを使わないという選択だ。

ではこれにはどのような狙いがあったのだろうか。

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ビルドアップの形

まずはビルドアップの形から。シティは可変を行い3バックの形になることが多くなる。(ここは定期的にシティの試合を見れていないので、わからないが多分頻繁に行うことだと思う)

ここで僕が疑問だったのは、バランサーのプロフェッショナルのフェルナンジーニョを起用しなかった理由。(これはもっと深いところでの狙いがあったのだろう)

結果論になってしまうが、現にフェルナンジーニョが入るとボールの循環が良くなっている。

 

ではビルドアップの立ち位置に話を戻そう。

上の図のように、SBジンチェンコが内側にが入ることでIHの立ち位置へ。彼の立ち位置は明確で、STの背後、CHの脇に立つようになってた。ここにSBが入ってくるので、IHフォーデンがOMFの立ち位置へ。ここも立ち位置が明確で、チェルシーCHの間に立つようになっていた。

 

そしてもう1つ。過去2戦と違うのがWGの立ち位置だ。彼らが明確に大外でさらに高い位置をとることでWBを押し下げる役割を果たしていた。

これで中に入るSBジンチェンコとIHベルナルドにスペースができるようになっていた。

 

そして以下のように前進するように設定されていた。

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菱形のピックアップ

このようにバックラインでボールを回すことで、チェルシー3トップのプレスを呼び込む。(動かすという表現の方が的確かも)

これで5-2-3の形で守備を行うチェルシーの中盤に対して数的優位を保ち、ボールをピックアップすることができていた。

もちろん、STがIHを消す場合もある。その場合は以下のように攻撃を仕掛けていく。

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CBの持ち上がり

このようにSTがIH(中に入るSB)を消してきた場合はCBが持ち上がることでSTを動かすことができる。

この「空いた場所から」というのが実にシティらしい。これでシティはボールを保持することができていたのだが、チェルシーの守備により、「保持はできるが…」という状況に陥っていた印象だ。

ではチェルシーの守備はどのようなものだったのだろうか。

 

チェルシーの守備について

この守備に触れる時、必ず言わなければならないことがある。それが2CH、カンテとジョルジーニョがめちゃくちゃ頑張っていたということだ。彼らの縦・横のスライドの速さとその回数の多さは凄まじいものだった。

 

ではこれが念頭に入った上で、チェルシーの守備について触れていこう。

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IH(内入SB)の対応

このようにSTがCBに対して牽制を行うと、その背後のIH(もしくは内に入るSB)に対してCBが対応するようになっていた。立ち上がりはここの対応に苦しんでいた。

だがトゥヘルの指示なのか、選手達自身の判断なのかは定かではないが、ここの対応が上記のようになっていた。

これを行うために、CFヴェルナーがDMFギュンドアンを監視するようになっていたし、STが明確にCBへ牽制を行うようにもなっていた。

これでCBが対応にいくと、そこの空いたスペースのカバーをCHが必要であれば行うようになっていた。

これでボールを奪うことができれば、一気に早い攻撃に出れるようにも設定されていた。

さらに、このような場合もある。

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横スライドを行う時

このように横スライドを行う場合もある。この状況になる時はIHがサイドに流れる時だ。こうなるとCHが横スライドを行ってそこに対応を行う。もちろん、この時にはCBも一緒に対応。これで逆CHが中央まで絞り、CHがスライドで開けたスペースを縦スライドでSTが埋める。

このようにして場所を狭くしながらボールを回収していた。

 

  • 紙一重のCBの背後

この守備を行う時の弱点として抽出されるのがやはり「出ていくCBの背後」だ。ここを前半は何度かWGスターリングやフォーデンに使われて攻撃を仕掛けられることがあった。

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遅れが出た時のピンチ

このようにCBの対応が遅れてしまった時に斜めにWGに抜け出されることでピンチになることが多くなっていた。このフリーランの強度とスピードを使うためにペップはスターリングのチョイスだったのではないだろうか。さらに後半、デブライネが負傷交代してしまったが、彼のワンタッチで外に逃げて再び受け直す動きは後半、シティが攻撃を仕掛けれる大きなヒントになっていた。

だがこのピンチもしっかりとWBジェームズが対応したこと、さらにはその先のクロス対応やカバーリングなど、アスピリクエタやリュディガー、シウバ、クリステンセンがしっかりと防いでいた。

 

意識した早い攻撃

ではチェルシーの攻撃についても触れていきたい。彼らは明確に過去2戦と同様、スピードを意識しての攻撃を展開していた。

だがシティのプレッシングが良くも悪くも中途半端だったので、ボールを保持できることができていた。だが、確実にトゥヘルの狙いは早い、スピードを意識した攻撃だっただろう。

そしてこの試合の唯一のゴールがまさに狙い通りだったのではないだろうか。

このゴールはシティのプレッシングが強まった時に起こりえたものだった。「待ってましたよ、そのプレス」と言わんばかりに、過去2戦と似たような攻撃方法だった。

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早い攻撃を仕掛けるために

題材にしたいのはやはりゴールシーンだ。シティが前の圧力を加えた時にチェルシーは例の如くWGの背後にボールを届けることでSBを釣り出す。これで横のサポートを行うSTがフリーになれる。これは過去2戦でもしていたことで、空間でボールを受けることの得意なマウント、ハヴァーツ、ジエクと彼らの特性を生かした攻撃になっていた。

そしてこの空間でボールを受けることで、次に動かすことができるのがシティCBだ。ここでボールを前向きに受けることで、必ずCBが対応にくる。ここの対応に来るまでの時間こそ、STがボールをフリーに持てる時間であり、周りの選手がアクションを起こす時間だ。

この対応に来るまでの数秒があれば、この選手たちは決定的な仕事をこなして見せる。

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2段階背後アタック

そして過去2戦と色合いが違ったのは2段階で背後を突いていくということだ。CFヴェルナーの役割は引き続き、SBの背後を狙うことで中央のCBを動かすことだった。だがここから先のボールの動かし方が過去2戦と違い、ヴェルナーへのスルーパスではなく、よりダイレクトで決定的な中央のスルーパスに設定されていた。

だからこの試合では抜け出すこともできるハヴァーツの選択だったのだろう。これでハヴァーツはSBの前をランニングすることができるので、先のボールを触ることができて、ゴールを見事に奪って見せた。

 

このようにチェルシーが意識したことは明確に早い攻撃であり、そのためのプランをしっかりとこなしていた。

 

  • 高い位置を取るようになったカンテ?

この試合、ビルドアップの時にCHのカンテが高い位置を取るような気がした。いつもならば3-2の形でビルドアップを行うのだが、この試合では3-1、もしくは4-1のような形でビルドアップを行っている印象を受けた。だからこそ、ジョルジーニョを消された時でも、カンテがポジションを1列上げるのでシティの中盤を動かすことができ、縦パスやサイドチェンジを打ち込むことができていた印象だ。

この方法はマウントがCHに入った時に見せていたもので、カンテの振る舞いも似ているものだった。1列前の動きを加えることのできるカンテ。末恐ろしい。

 

シティの修正

後半に入り、シティも修正を行った。それがSBの立ち位置だ。中に入っていたSBが明確にそとにポジションを取るようになったことでWBの1つ手前で時間を得れるようになっていた。

これでCHを中央から動かすことができていたが、チェルシーにはカンテがいた。彼のカバーエリアの広さとそのスピード、クリーンなタックル。(もちろん、ジョルジーニョのスライドとSTの縦スライドも)

ここの2ndラインの突破に手を焼いてしまい、外から入っていくことも難しくなっていた。だが確実に後半の方が攻撃を仕掛ける方法も回数も多かったし、チェルシーの各々の対人とフィジカルが強かったのが勝負の分かれ目だったのかもしれない。

 

おめでとう、チェルシー!

時間が進むにつれ、チェルシーは疲労感もあり、攻め込まれるようになった。だがそれでも身体を投げ出し、耐えて耐えて、2度目のビッグイヤーを手に入れた。

耐えるメンタリティはチェルシーのメンタリティなのではないだろうか。思い出せば、あの時の耐えて、耐えて栄光を掴んだ。もちろん当時よりも整理され、明確になり、より魅力的なフットボールを展開していることが間違いない。それでも根底にあるものは変わらず、しっかり引き継がれている。

耐えて、耐えて、栄光を掴み取る。それまでの過程を決して無駄にしない。そしてワンチャンスをモノにするこのチェルシーが痛快で好きだ。

波乱のシーズンだったが、最高の形でシーズンを締めくくれて一種の安堵感がある。これから先のシーズン、トゥヘルと選手たちがどのようなフットボールを展開してくれるのか。楽しみで仕方ない。

 

シティからすると悔しいでは収めきれない感情だろう。だが「敗戦が人をクラブを強くする」と僕は知っている。チェルシーもCL決勝でユナイテッドに敗れ、悔しい思いをした。そこから立ち上がり、強くなり、ビッグイヤーを手にして見せた。

この敗戦から立ち上がり、今でも十分強いシティがこれからメンタル的にも強くなる。そう考えると、とても厄介で同時にワクワクする。

これからも最高のフットボールを展開し、プレミアリーグ、そして欧州の舞台でもフットボールファンを興奮させてもらいたい。

 

選手、監督、フットボールに関わる全てのみなさん、今シーズンもお疲れさまでした!

来シーズンもフットボールを楽しんでいきましょう!そして来シーズンもよろしくお願いします!

 

ここからはJリーグ、EURO2020も楽しもうぜ!

 

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