フットボールファンの皆さん、どうも!
今回はマッチレビューではなく、この試合で発見したことについて考えたものをシェアしていこうと思っています。(まぁマッチレビューって言えば、マッチレビューなんですが。笑)
んで、僕がこの試合で何を発見したかというと『天野の3人目の作り方と変え方』です。この上手さが彼の最大の特徴と言えるんではないのかな?と勝手に思っている所存でございます。
今回はvsアビスパ福岡戦で多く見受けることができた、『天野の3人目の作り方と変え方』というものを考察しまとめたものをシェアしていきますので、最後まで目を通して頂けると嬉しいです!
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- 3人目の作り方と変え方の考察
- マルコスとの違いは?
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3人目の作り方と変え方の考察
今季が始まり、マリノスは見たり見なかったり。そして19節のサガン鳥栖戦をきっかけに本格的にチェックするようになった。
リーグ優勝をしたシーズンは毎試合チェックしていたのだが、昨季も今季も見たり見なかったりが続いた。特に今季に関しては、毎試合チェックしていなかったことを後悔している。
なんせハートフルな展開を毎試合を展開しているから、純粋に見ていて爽快で面白い。
そしてマリノスも毎試合、『何か』に気付かせてくれる。
今回気付いたことが、冒頭でも触れたが『天野の3人目の作り方と変え方』というものだ。
では彼はどのように3人目を作って変えているのだろうか。
天野自身が3人目として「使われる」場合
これを考察していくために、まずはこの試合で起きていたことを確認していきたい。
この日の試合も右SBの小池はかなり中でプレーすることが多くなっていた。(とは言ってもタイミングを見て入っていっているので、中でプレーしていると断言しにくいが…)
ではなぜSBが中に入っていたのか。これはCBチアゴが持ち出すことで、アビスパSHを釣り出すことに成功し、その先の横のサポートを行うことを考えているので、SB小池は中に入っていくことが多くなってた。
そしてもちろん、幅を作っているのがSHのエウベルだ。彼のサポートを行うためにSB小池は中に入っていくことが多くなっていた。
(この状況を作り出すために、マリノスは左から右にボールを動かしています。その時に、CHの扇原が2トップの外側を取ることが多く、さらに中央、2トップの間にCH岩田がポジションを取るので、SB小池が右ハーフスペースでプレーすることができ、実際にそこでプレーすることが多いのだと思っています)
そしてSB小池が内側(アビスパSHの背後)で横のサポートを行うことでアビスパCHのスライドを強要させる。これを行わせることで、『天野に3人目』としての役割を託す。
このように、横のサポートを行うSB小池からSB-CBのスペースへ縦パスを打ち込むことで、OMF天野がスペースを使って2ndラインを突破する。
このような動きを加えることができるので、天野がチャンネルでボールをピックアップすることが多くなっていた。
これが天野自身が3人目として使われる場合だ。
ではここからどのように3人目を変更するのだろうか。
3人目の変更の仕方と条件
ここからが僕が気付いたこと、考察になる。この3人目の変更の仕方とその条件を考えていこう。
まずは変更の仕方についての考察だ。
変更の仕方は至ってシンプルだ。これは『横のサポートの人』を変更するだけで良い。
上の図のように、SB小池にパスを選択するのではなく、その奥の天野にパスを選択することで、SB小池が3人目に変化し、OMF天野が2人目に変化する。これでSBとCBの間、チャンネルをSBの小池が使うことで、敵陣深くを取っていく。
これが3人目の変更の仕方だ。
ではその条件はどのようなものなのだろうか。
条件①:SBのスライド強要
まず条件①として「CHのスライド」をさせることだ。この試合ではCHのスライドの強要だが、これは『中央の選手のスライド』の強要だ。これを行うためにSBが中に入ることが多くなっているのではないだろうか。
条件②:SBとOMFの横一直線
これが条件②だ。それがSBとOMFの横一直線の関係。これは3onラインと同様の考えだ。これを斜めや縦ではなく、横の関係で行うのがマリノスだ。これを行うことで、CHの目線を大きく変えることができ、2人目が3人目、3人目が2人目の選手に変わることができる。そしてラインブレイクが完成する。
条件③:場所を取るセンス
そして最後の条件。それが場所を取るセンスだ。これはマルコスにも天野にも備わっている。彼らこのセンスが非凡で、さらにそのスペースを先読みしてポジションを取ることが存外に上手い。これが絶対的な条件でなくてはならない能力だ。
マルコスとの違いは?
ではマルコスとの違いはなんなのだろうか。それは『3人目として使われるか否か』・『より高い位置でのプレー頻度』・『サイドに流れる回数』だろう。特に最初に3人目として使われるか否かというのはとても重要で、天野にはその能力がマルコスよりもある。だからこそ、より高い位置でのプレー、サイドに流れてのプレーを行うことができる。
だが、天野はマルコスのように、少し下がって組み立てに参加することや、3人目を使う上手さでは劣ってしまう。そして現在のマリノスには3人目で使われる選手が多くいるので、マルコスが1stチョイスになっているのではないだろうか。
まとめ
この試合で気が付いたことなので、まだまだ考察が浅いかもしれない。だがこれに気が付けたことは、僕に取って大きな一歩だと思っているし、また違った角度からサッカーを見れるきっかけになっていると思う。
選手が考えているであろうことを考える上で、1つ引き出しが増えたことを素直に喜びたいし、このようなものを見つけていくこともサッカーの楽しさだろう。
もう既に気が付いている方もいらっしゃったら、ぜひもっと詳細を教えて頂きたい!
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最後までご朗読ありがとうございました。
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