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【狂人に対するスペシャル・ワンの答え】Premier League 17節 トッテナム vs リーズ

 

【Premier League 17節】

トッテナム vs リーズ

トッテナム・ホットスパースタジアム

3−0

 

【トッテナム】

29’ ケイン (PK)

43’ ソンフンミン

50’ アルデルヴァイベルト

 

【リーズ】

なし

 

12月を落しに落としたトッテナム。新年に入り、心機一転、首位の座に帰るために、そして悲願の理グーグ制覇をモウリーニョと共に成し遂げるために、もう一度立ち上がらなけらばならない。そのきっかけを作るための対戦相手となったのが、狂人が鍛え上げた古豪、リーズ・ユナイテッドだ。モウ・トッテナムは彼らを粉砕し、再び前に進み始めた。では今回はこの試合のレビューを行っていこう。

最後までお付き合い頂けると幸いだ。

 

スターティングメンバー

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狂人に対するモウの答え

確固たるスタイルを持ち合わせる名将同士の試合。『狂人』ビエルサに対し、『スペシャル・ワン』モウリーニョは以下のような答えを出す。これで実際にチャンスを作り出し、PKと追加点を奪って見せた。ではどのような答えだったのだろうか。

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モウリーニョが準備してきた策。それはやはり守備から試合に入ることだった。上の図のように、SHとDMFに対しては必ずマンマークを行い、限定的だがSBとIHに対してもマンマークを行う。特にIHに対してマークを行うCHは、中央の3レーンでの対応が主になっていた。これで、ロングパスを蹴らせるところをなくすのと同時に、リーズに後ろから丁寧に繋がせることを選択させた。

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CBから繋がせることを選択させたトッテナム。これでCBにパスが出ると、SBを消しながらSHがプレスをかけていく。この時にCFもじわじわと牽制していくことで、CBの場所を狭くしていく。そしてGKにバックパスを選択させる。

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GKにバックパスを選択させると、CFがそのまま勢いを持って2度追いを仕掛ける。これに連動して逆SHもCBを捕まえることで、GKとCBの場所をかなり狭くする。こうなると、リーズGKは「探す時間」がなくなり、「見えている選手」にパスを選択することになる。ここで見えている選手というのが、IHだ。トッテナムはここでボールを奪うことを狙っており、何度もIHへのパスをひっかけることで、ショートカウンターへ持ち込むことができていた。

 

これを行うために、DMFフィリップスを完全に消すためにOMFエンドンベレにマンマークのタスクを与え、SHにはSBを消しながらプレスを行うことを担わせた。

これを行わせることでモウリーニョは『IHで奪える』と踏み、このようなプランを設定していたのではないだろうか。そしてリーズの弱点でもある、「ひっくり返される」現象を引き起こすことで、優位に立とうと試みていた。

 

流石は狂人のチーム

モウリーニョのプランに対しても臆することなく戦えていたのは、実にビエルサのチームらしい。自分たちのサッカーを信じ抜く信念の強さが彼らにはある。だからこそ、幾度となくトッテナムゴールに迫る場面があった。

ではどのようにこの守備を掻い潜り、トッテナムゴールを脅かしたのか。

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このようにSHのCBへのプレスが遅れると、トッテナムは一度後退することを選択する。だからこそ、CBで時間を持つことができた。そしてここで持ち運ぶことでスピードを上げる攻撃を促す。ではなぜ、簡単にCBがボールを持ち運ぶことができたのか。

それはトッテナムOMFはDMFフィリップスをマンマークするタスクがある。だから彼がスペースを開けることで、CBとの距離を作り、持ち運ばせることができる。

これを行うと、トッテナムCHはIHのマークと、中央を優先的に埋めるポジションをとるため、ボールサイドに若干寄る。これを見ると同時に、IHが離れる動きを加える。

これでCBからサイドチェンジを受けることで、一気にスピードを上げて攻撃を仕掛けることが可能になっていた。

 

もちろん、CBに対してSHがプレスにくるので、その頭上を越すパスをSBに通すことでプレスを回避する場面も見られた。

これで、ボールホルダーを追い越す選手と、背後を狙う選手と、フリーランを繰り返すことで、よりダイレクトにトッテナムのゴールに迫っていた。

 

勝負を分けたのは個人能力

バスケットボールのようなオールコートマンマークを行うリーズ。もちろん体力的な疲弊もあるのだが、やはり1vs1で負ける場面が見受けられた。特にCFケイン、OMFエンドンベレ、そしてSHソンフンミン。この3人に1枚剥がされ、2枚剥がされ、きつくなる場面が見られた。ここの差を埋めるために、徹底したマンマークを行い、相手より走ることで優位性を保とうとするのだが、どうしてもビッグクラブ相手だと、ここの戦いに負けることが多くなってしまう。だが、やはり『狂人』が落とし込むサッカーは見ていて痛快だし、面白い。そして何よりも興奮する。このチームがどこまで進めるのか、しっかりと見届けていきたい。

一方のトッテナム。またしてもケインとソンのコンビで試合を決めきった。守備重視のモウリーニョに取って、この2つの矢は大きな存在だ。問題はこれから引いてきた相手に対していかに攻めきることができるのか。これを解決した時に、リーグタイトルが見えてくるのではないだろうか。

これから、この狂人とスペシャル・ワンのチームに注目していきたい。

 

 

 

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