Football Base 〜サッカー戦術分析〜

観戦を次のレベルへ。そのきっかけと架け橋になります。

【成長させる優位性】J1第27節 サンフレッチェ広島 vs 横浜FC

(分析レビューはスターティングメンバーから始まります。目次をクリックして頂くとそこまで飛ぶことができます。)

 

 

オンラインサロン蹴球塾について

この度、「あったら良いな!」を形にした「サッカーを勉強できる」オンラインサロン「蹴球塾」を立ち上げました。

サッカーの観戦を次のレベルへ。ということをモットーに、観戦・プレーのレベルを引き上げる架け橋になります!

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赤澤暢哉(あかざわのぶや)
☑︎ロンドンへサッカー留学
☑︎FAライセンスレベル1・2取得
☑︎年間280試合以上観戦分析
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江本一真
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☑︎広島FM『江本一真のゴッジ』
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では早速分析レビューを行って行きましょう!

 

スターティングメンバー

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横浜FCに使われる優位性

今季3度目の対決。サンフレは過去2戦、ともに2-0の勝利を収めており、悪い印象がない相手とのホームゲーム。だからこそ、アウェイ横浜FCはしっかりとこの相手に対応するべく、プランを準備していた。

このプランを遂行されたことで、サンフレは優位性を使われ、グランパス戦で嵌りまくったプレスを剥がされていく。では横浜FCはどのように優位性を獲得し、そしてそれを使って行ったのか。

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まずミラーゲームで臨んだ横浜FC。だからサンフレはこのように各々がマークを捕まえれる守備を行える。これをサンフレにまずは予測と捕まえるべき選手を明確にさせといて、横浜FCは次のように動いていく。

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上の図のようにCH手塚がバックラインに入ることで、CBに幅を取らせるようなポジションを取らせ、WBを1列前に押しやりWG化させる。こうすることで、サンフレCHを1枚釣り出し、さらにもう1枚のCHを中央に残すことができる。さらにCBを捕まえたいSTは広がるCBを捕まえるのか、それとも縦パスを消すための立ち位置を取るのか、この判断に迷ってしまう。また上がったWBにサンフレWBが下がり、前に圧力をかけにくい状況に持ち込まれる。

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これでCBにパスを送り、サンフレのプレスを呼び込む横浜FC。この時のサンフレはプレスをかける理想的な状況に持ち込めていない。その理由はCHの脇に大きな空間ができ、そこにSTが降りてくることで、プレスを回避できるからだ。だからSTはCBを捕まえるのではなく、中央を通されて前進されないような立ち位置を取る。こうなると空いてくるのが幅を作ったCBだ。ここから目線を変えて角度を作ることで、空間への縦パスを送ることができる横浜FC。

サンフレはこのようにしてまず、プレスを剥がされて苦しんだ。

だからこそ、STがCBを消す立ち位置を取るようになる。すると横浜FCは次のように前進を試みる。

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この状況になると、簡単にSTに簡単に空間でボールを受けられてしまう。ではなぜここでボールを簡単に受けられたのか。それはCBが場所を捨ててまで、高い位置までついて行き、潰すかどうかの判断に迷うからだ。この一瞬の迷いを作り出すことで横浜FCは前進をしていた。

もちろん、サンフレは飲水タイムを挟んで、CBがSTまでついて行き、潰すことを明確化させる。

だが、これにもきっちりとした対策を持っていた横浜FC。

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CBがSTまで出てくると、待ってましたと言わんばかりに、WG化したWBがその背後をつくことでCBからのロングパスを引き出す。これで一気にスピードアップすることでサンフレゴールに迫っていた。

もちろん、これだけではなく、横浜FCは後ろが狭くなった時の対処方法も持ち合わせていた。

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この場合は、CH瀬古が若干サイドに流れることで、中央に位置するサンフレCHをどかすことでその背後に大きな空間を作り出す。

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そして空間ができたこと、サンフレの圧が前にかかったことを認知すると、CF一美へのロングパスを選択。これが逃げ道かつ、最もシンプルな前進方法となっていた。そして一美が作り出した2ndボールをSTが空間で回収することでカウンター気味の早い攻撃を仕掛けていた。

 

このようにサンフレは横浜FCにCH・ST・WBでの優位性を存分に獲得され、そしてその優位性を成長させていくことで、一気に攻撃を仕掛けて、ゴールを狙っていた。

だからこの試合、早い攻撃を仕掛けられる場面が多く見受けられ、そしてピンチになることが多かった。

 

もちろん、このビルドアップを止めるために、サンフレも修正を加える。

  • サンフレの修正

サンフレはハーフタイムでCHの交代を行う。その交代が土肥→青山の交代だ。

そしてこの交代とちょっとした修正でプレスが嵌っていくようになる。

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サンフレが修正として行ったこと。それは『捕まえるべき人を明確にしたこと』と『WBがCBのカバーに入ること』だ。この二つを行ったことで、CBがSTへ自信を持ってプレスに行けるようになり、さらに前の圧力をかけることができるようになった。

これで中盤で混戦を作り出して、そこでボールを奪った時にチャンスを作り出せるようになっていた。

 

苦しんだハイプレス

サンフレは攻撃の局面でもかなり苦しんだ。横浜FCはミラーゲームに持ち込んだことで、ハイプレスのスイッチと捕まえるべき選手が明確になっていたので、守備面でも優位に試合を進めることができていた。

ではどこでスイッチが入り、どのように守備を行うことでサンフレを苦しめたのだろうか。

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このようにバックラインではボールを持たせた横浜FC。この時のポイントが3トップとCHでの5角形の中にボールを一度出させることだ。そのためにWBにはWB、3トップには3バックがマンマークを行う。これでエリアで受けるCHにパスが出ると、そこに一気にCHがプレスをかける。

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もちろん、ここで奪えれば御の字だが、奪えない場合はCHに圧力をかけているので、バックパスを選択させる。これがプレスのスイッチとなっていた。

そして中央のCBにはCF、両脇のCBにはST、CHにはCHがマークをつくことでどんどん制限をかけていく。

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そしてボールを外に追いやり、WBへのボールを狙って奪うことを最優先としていた。もちろん、ここで奪えない時は縦スライドを行い、中央を埋めるCHとCBで中に入ってくるボールを回収することでサンフレの攻撃を食止めていた。

 

このように強度が高く、そして明確なプレッシングにより、サンフレはかなり苦しめられていた。

だが、この守備の弱点と言えるものも存在した。

実際にこれでサンフレは同点ゴールを叩き出したし、チャンスも多く作っていた。それは決まってここのエリアでボール回収できていた時に起こり得ていた。ではどのスペースとはどこにあったのか。

  • サンフレがチャンスを作れる場合

サンフレがチャンスを作れるパターンはこのような状況を作り出した時だった。

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このようにバックラインからCFへのシンプルなミドルパス。またはロングパスを打ち込み、中央で2ndボールを作り出した時だ。ここのカオスを制した時に、サンフレはチャンスを作り出すことができていた。だから後半からは予測に長けた青山を投入したことも理に適っていたし、東と浅野をいれることで、ボールを回収した時に早い攻撃に出る展開を期待していたのだろう。

 

まとめ

グランパスを下したサンフレが行ったハイプレスに対してしっかりと準備をしてきた横浜FC。そのプレスの強度と剥がし方は直感的に理解ができ、とても面白い試合だった。さらに、サンフレもきちんとひとつづつ対応していくことも見受けることができていたので、さらに見応えのある試合となっていたのではないだろうか。

獲得した優位性をどんどん使っていくことで、その優位性を成長させて行く攻撃と、そこにすぐに飛び付かずに、バランスを重視する攻撃を持ち合わせた横浜FC。難敵サンフレを苦しめることができたのにも納得のいく戦いぶりだった。ぜひ皆さんもこの見応えのある試合を見返してみてはどうだろうか。

 

終わりに

最後までご朗読ありがとうございます!

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改めて最後までご朗読ありがとうございました!