Football Base 〜サッカー戦術分析〜

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【アーセナル敗戦の理由を考える】Premier League 第8節 アーセナル vs アストン・ヴィラ

(分析レビューはスターティングメンバーから始まります。目次をクリックして頂くとそこまで飛ぶことができます。)

 

 

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赤澤暢哉(あかざわのぶや)
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では早速分析レビューを行って行きましょう!

 

スターティングメンバー

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【動画による簡易レビュー】

まずは動画による簡易レビューを


【簡易レビュー】アーセナルvsアストン・ヴィラ 〜アーセナルが守れなかった理由〜(※詳しいレビューは概要欄のリンクへ!)

 

アーセナル敗戦の理由

守ることができず、ビルドアップがうまくいかず、満足に攻撃を完結させることができなかったアーセナル。過密日程の疲労からなのか、動きが全体的に重く、今季の台風の目となっているアストン・ヴィラに対して攻守共に後手を踏んでしまった。

ではアーセナルはどのようにしてアウェイチームに試合を支配されてしまっていたのか。

  • 守備面について

まずは守備面から考えていこう。

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まずアーセナルはCBに対してSTが牽制を行う。この時にCFは背後のCHのパスを消す立ち位置を取る。そのもう1列背後のOMFにはCH2枚で対応を行う。さらにWGに対してはWBが捕まえる。これがアーセナルがはじめに行った基本的な守備の形だ。

だがこの守備はすぐに突破されることになる。

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この図のように、CBに対してSTは外(SB)のパスコースを切りながらプレスを行う。これで中央へのパスを引っ掛けてシュートカウンターに出ることを狙っていたアーセナルだが、上記の図のように、CHのところで数的不利な状況に陥っているので、STで消したはずのSBで時間を作られることになってしまう。こうなると、サイドの局面で困るのがWBだ。前進されるのを許容してWGを捕まえておくのか、それともWGを捨てて、SBにプレスをかけて前進を食い止めるのか。この判断がかなり難しいものになる。

 

このような状況を打開するためにアーセナルは以下の修正を加える。

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このようにCHが1枚前に出ることでCHの場所で人数を合わせる。これで中央にパスを送られた時に、制限をかけることができるので、サイドに逃げられることが少なくなる。現に、この形で守備を行うことでトーマスがCHのバックパスのミスを誘ってゴールへ近づいた場面もあった。

だがこの守備はすぐに対応されてしまう。

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このように、アストン・ヴィラはSTのプレスを呼び込むとGKへのバックパスを選択。ここに牽制をかけることができる選手を配置していないアーセナル。だからSTの頭上を越されてその背後のSBにパスを送られてしまう。そうするとまたしても困るのがWBだ。これで先述した同様の状況に陥ることになる。

 

そしてどちらの状況もWBが選択したのが『WGのマークを捨ててSBにプレスを行い、前進させないこと』だ。このような場面が多くあったので、WGグリーリッシュにその背後を使われてしまう。

ではなぜ背後を使われることが多くなっていたのか。

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その理由は『SBとWBの距離が長い』からだ。だからWBのプレスが間に合わず、その背後にスペースを開けてしまう。だからそのスペースにWGに抜け出されることで、中央のCBが釣り出されてしまう。

これがこの試合の大きな懸念点になってしまっていた。ではなぜCBが釣り出されることがいけなかったのか。

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CBが釣り出さると、次に空いてしまうのがハーフスペースだ。ここを中央CBガブリエウがカバーすれば良いのだが、中央にはCFワトキンスがいるので、一瞬カバーに行くことが遅れてしまう。こうなってしまうと、OMFにハーフスペースを使われてしまう。だからさらに奥のスペースを使われてしまい、自陣深くまで入り込まれてしまう。またWG vs CBの状況に陥っていて、ここで質的優位に立てるのはグリーリッシュの方だった。これで単独突破と背後へのパスの2択で押し込まれ、似たような形から3失点も喫してしまった。

 

  • 攻撃面について

では攻撃面についてはどうだったのか。これはビルドアップの時点でうまく行っていなかったので、攻撃を仕掛けるまでに至らなかった。ではなぜ、ビルドアップの時点で止められてしまっていたのか。

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まず、アーセナルはいともの通りティアニーがSB化することで可変4バックで前進をお試みる。これに対してアストン・ヴィラは、CHを捕まえつつ、CFとOMFでCBへの牽制を行う。さらに左サイドのWGはWBへの牽制とSTへの縦パスを消すポジションを取る。では右WGのタスクはどのようなものだったのか。これはシンプルに幅を作るCBを牽制する。またCHはWBのマークを行う。こうすることでバックラインでは3トップに対して数的優位を保つことで守備を行う。さらにCH1枚を余らせて守備を行うことができる。

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これでボールを持ったCBはCFに牽制されることで、探す時間を奪われてしまう。さらにCHに対してはCH、幅を作るWBにはWGがマークを行う。これで近くパスを付けれないCBはCFへのロングパスを選択することになる。これをデザインしていたアストン・ヴィラはCFに対して対応する。これでビルドアップ時にCHが下がっているので、余っているアストン・ヴィラCHが2ndボールを回収することができる。

 

このようにアーセナルはアストン・ヴィラに守備を行われたことで、満足にビルドアップを行うことができていなかった。

 

これらの攻撃と守備を行われたことでアーセナルは完敗を喫してしまった印象だ。

 

まとめ

この試合、唯一の希望とも取れたトーマスの負傷交代。突破口が見えたのは彼の持ち運びと高い位置でのボール奪取だったが、後半からそれもなくなり、詰んだように見えたアーセナル。それでもぺぺとヌケティアが入り、オーバメヤンが中央でプレーするようになると、盛り返す雰囲気が出てきたところでの失点。自らの首を締めてしまうことになってしまった。徐々に対戦相手も可変4バックの対応に慣れてきていてる感じがある。果たしてアルテタ監督はここからどのように、上積みをしていくのか。シーズン序盤で苦しむロンドンの赤いチームはシーズン終了とともにどの位置につけているのか。今季はより一層、波乱のシーズンとなりそうだ。

 

 

終わりに

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