Football Base 〜サッカー戦術分析〜

観戦を次のレベルへ。そのきっかけと架け橋になります。

【分析レビュー】Premier League 第8節 エバートン vs マンチェスター・U

 

 

(分析レビューはスターティングメンバーから始まります。目次をクリックして頂くとそこまで飛ぶことができます。)

 

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この度、「あったら良いな!」を形にした「サッカーを勉強できる」オンラインサロン「蹴球塾」を立ち上げました。

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赤澤暢哉(あかざわのぶや)
☑︎ロンドンへサッカー留学
☑︎FAライセンスレベル1・2取得
☑︎年間280試合以上観戦分析
☑︎プレー歴15年(3歳からプレー)
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江本一真
☑︎5歳からサッカー(高円宮杯U-18サッカープレミアリーグ出場)
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☑︎スカパー!『ルヴァンカップ 実況』『天皇杯 実況』
☑︎バスケットLIVE『Bリーグ中継 実況』
☑︎広島FM『江本一真のゴッジ』
☑︎広島ホームテレビ▪︎Fリーグ アリーナMC

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【料金と支払い方法 】

料金:月額300円

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では早速分析レビューを行って行きましょう!

 

スターティングメンバー

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良さを消しにかかったエバートン

まずはこの試合のエバートンの守備かた触れて行きたい。ユナイテッドの高速カウンターを未然に防ぐべく、アンチェロッティ監督は以下のようなプランを用意していた。

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上記の図のように、白のエリアではボールを持たれることを許容しすることで、赤のエリアまで一度撤退して守備を行うことを選択。

なぜこのような守備を行ったかというと、ユナイテッドは背後のスペースを消してくるチームをこれまで苦手としているからだ。これを考慮した上で、エバートンはユナイテッドが狙う背後のスペースをまずが消しにかかった。

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もちろん、一度撤退したところからボールを回収しなければならない。そこで4-1-4-1のような配置で守備を行う。そして中央を消すためにIHとDMFでCHとOMFをほぼマンマーク気味に守備を行う。とりわけDMFアランはOMFブルーノを捕まえるタスクがあったように映った。さらにWGはSBを気にする立ち位置を取ることで前進させないように守備を行う。

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これで上の図のように入ってくるボールに対してタイトに対応を行うことでボールを回収していた。

またバックスに前進のパスの選択肢を与えないことで、ロングパスまたはミドルパスを蹴らせてボールの回収を行っていた。

このようにすることでエバートンは守備を行い、ユナイテッドの良さを消しにかかっていた。

 

質的優位で殴る攻撃

では一方の攻撃はどのようなものだったのか。守備時にある程度撤退することで、ユナイテッドの選手を自陣に引き込んだエバートン。だからユナイテッドの選手を簡単にひっくり返すことのできるロングパスを中心に攻撃を仕掛けていた印象だ。

ではどのようにロングパスを送る準備、そしてどこにそのパスを届けていたのか。

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このようにまずはCBとDMFで4-4-2で構えるユナイテッド2トップに対して数的優位を作り出す。もちろんこうすることでバックラインでボールを失うリスクが軽減されているので、SBが高い位置へと移すことができる。これでWGを中に押し込み、ユナイテッドSBを中に寄せ、ピン留めしている状態を作り出せる。

またDMFアランがバックス付近に降りることで中央(上の図でいうと青のエリア)ンボスペースを開けることでIHが降りてくるスペースを作り出していた。これがこの試合エバートンの肝となっていた。

ここからエバートンは2つのパターンで攻撃を仕掛けていく。

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まず1つ目。IHが開いたスペースに降りることで、SHを中に引き連れることで大外のSBへミドルパスを送り込む前進方法だ。これで時間を持てるSBは簡単に持ち運ぶことができる。そしてこれを行うことでユナイテッドSBに対してWGと数的優位を作り出すことができ、優位性を保ってサイドを攻略することができていた。

もちろん、ロングパスを受ける段階でユナイテッドSBが出てくれば、そのままワンタッチでSBの背後に流し込むことでより素早い攻撃を仕掛けることができていた。

 

さらに2つ目のパターンはこのようなものになる。

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この場合はCHを釣り出すことでその背後にスペースを作り出した時に、CFへロングパスを送り込むパターンだ。この時にCFカルバート=ルーインはCBマグワイア側ではなく、リンデロフ側に流れて勝負をしていた。もちろん、ピックフォードもリンデロフ側にロングパスを送ることがかなり多くなっていた。ここでエアバトルをさせることで質的優位を保ち、さらにCHの背後にスペースを作り出しているので、中に入ったWGが2ndボールを回収することがかなり簡単になっている。

実際に、先制点はCHを釣り出し、一気にCFへのロングパスで敵陣に入り込むことでWGが2ndボールを回収してゴールを生み出していた。

エバートンは終始、このような攻撃方法とサイドチェンジを繰り返すことでユナイテッドゴールに迫り続けていた。

 

ユナイテッドのゴールから見えるエバートンの弱点

攻守共にエバートンのペースで試合が進んでいるかのように見えたこの試合。だがユナイテッドはエバートンの弱点を的確につくことで2ゴールを奪い、そして試合終了間際には前がかりになったエバートンに対して十八番のカウンターで嬉しいカバーニの初ゴールで止めを刺した。

このユナイテッドのゴールから見えてきたのが、エバートンの守備の弱点だ。これはマージーサイドダービーでも見え、ここを修正しなければ、これからも失点が重なっていくのではないだろうか。

ではどこに弱点があったのだろうか。

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まず触れるべきはアランの守備のエリア担当だ。(これはこの試合に限ったことかもしれない)特に前半は白のエリア、中央の3レーンの守備のカバー・回収及びOMFのマークのタスクを請け負っていたアラン。(これは後半からなくなる)

だから上の図のようにOMFブルーノがエリアの外に出ると、着いていくのかステイするのか迷っている場面が多く見受けられた。

さらにこのような場面も作り出されることでDMFアランは困っている印象だった。

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このようにOMFが守備エリアギリギリでボールを受けに降りるので、ここにプレスを行うアラン。だがそうすると、中央にスペースが開いてしまう。

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上の図のように、アランが中央を捨ててOMFへの対応を行うと、CFマルシャルがそこにスペースを頻繁に使い、縦パスを撃ち込まれるようになる。さらにOMFが降りることで、WGも中に意識が向き、大外のSBがフリーでボールを持てるようになることが多くなっていた。

だからDMFアランが前に出た時にサイド及び中央を突破される場面が時折見受けられた。これでもある程度守れていたのはアランの守備能力の高さがあったからだ。

これが1つ目の弱点だ。

では2つ目の弱点はどこにあったのか。

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2つ目の弱点はDMFの脇のスペースだ。これは4-1-4-1で守備を行うチームの永遠の課題だが、アランは「脇に立つ」だけならばある程度対処することができる。だが2失点目のシーンからわかるように、SHやCFとOMFが入れ替わることで一瞬の遅れを作られてそこのスペースを使われてしまう。

最後までこの試合はここのスペースの管理ができなかったので、エバートンはユナイテッドに反撃の糸口を残してしまっていた。

これが2つ目の弱点だ。

そして3つ目。それがクロス対応だ。これが継続して修正されないエバートンの大きな課題となっている。

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この試合の1失点目、マージーサイドダービーでの多くのシーン。エバートンはクロスに入ってくる場合にマイナスのスペース(上の図でいうと赤のエリア)を開けてしまう傾向にある。バックラインがかなり低くなり、それに伴って中盤も下がざるを得ない状況に陥る。このようになると、クロスに対するGKのスペースを埋めてしまう。そしてマイナスのクロスの対応に遅れてしまうことになる。

この現象が起きてしまうのは、GKのピックフォードのキャッチングに不安が残るDFラインの心理から起こり得ていることだと思うが、ここの修正を加えなければ、クロスからの失点が重なっていく未来が容易に想像できる。

 

この試合から見えてきた3つの守備の弱点。誰もが認める名将アンチェロッティは、ここからいかにして修正を加えていくのか。リシャルリソンの復帰と共に、ここの修正が行われた時に、再び上昇気流に乗ることができるのではないだろうか。

 

まとめ

低迷するユナイテッドに敗北を喫してしまったエバートン。開幕から勝利を重ね、首位に立っていただけに、重くのしかかる3連敗となった。さらにリシャルリソンがいなくなった3試合で3敗。これはもう偶然ではないだろう。彼の献身と推進力、決定力がエバートンには必要だ。インターナショナルウィークを挟んで彼が帰ってくる。ここから再び勝利を積み重ねることができるのか。そしてビッグ6の牙城を今季こそ崩すことができるのか。これからも期待してエバートンの試合を観戦して行きたい。

一方のユナイテッド。いよいよスールシャール監督への風当たりが強くなってきたところで難敵エバートンを撃破。だがその内容は、決して良いものではなく、個人能力で得た勝利のように感じ得た。ポチェッティーノを招聘する噂が起こり得る中、どのような結末をユナイテッドは迎えるのか。そして真の復活はいつになるのか。なんだかんだユナイテッドの復活を心待ちにしているフットボールファンは多いのではないだろうか。

 

終わりに

最後までご朗読ありがとうございます!

もっと質の高いものを提供できるように精進して行きますので、これからもどうぞお付き合いよろしくお願いします!

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ではまた次回の分析レビューでお会いしましょう!

改めて最後までご朗読ありがとうございました!