Football Base 〜サッカー戦術分析〜

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【分析レビュー】Premier League 第8節 チェルシー vs シェフィールド

(分析レビューはスターティングメンバーから始まります。目次をクリックして頂くとそこまで飛ぶことができます。)

 

 

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赤澤暢哉(あかざわのぶや)
☑︎ロンドンへサッカー留学
☑︎FAライセンスレベル1・2取得
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江本一真
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では早速分析レビューを行って行きましょう!

 

スターティングメンバー

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クリーンシートとはならなかったが、この試合でも守備も安定、そして複数得点を叩き出し、勝利を掴んだチェルシー。開幕当初の危うさに、はらはらするファンも多かったはずだ。だが、当時から見違えるようなバランス感覚を見つけ出し、そして安定した戦いを見せている。

守備もそうなのだが、この試合でも、前節の試合でも頻繁に見せていたサイドチェンジと背後へのパス。いわゆるダイナミックでスピーディーな攻撃。

意外にも負け越しているブレイズ相手に、ランパード監督の志向する攻撃を見せつけることで4ゴーを奪い、見事に逆転勝利を掴んで見せた。

今回はこの試合で見えた、サイドチェンジと背後へのボールを送り込む時は、どのような場合になっているのか。これを解説していこう。

 

チェルシーの攻撃の仕組み

シェフィールド・Uの守備

まずはチェルシーの攻撃に触れていく前に、シェフィールド・Uの守備のやり方を念頭に置いていて欲しいので、これを解説していこう。

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まずブレイズはある程度構えて守備を行っていた。そのため、2トップでDMFを消しにかかり、IHがSBの対応を主に担っていた。さらにバックラインでは3バックで3トップの対応を行い、WBはSBへパスが出るとそこへすぐにプレスを行える準備をしていた。

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そして上の図のようにSBにパスが出ると、一気にIHとWBでプレスをかける。これと同時にCFはCBへのバックアパスを消す立ち位置を取り、逆CFがスライドしてDMFを消しにかかる。もちろん、中盤と最終ラインもスライドを行うことで、ギャップを作らないこと、カバーを行えるポジションに移動することでリスク管理をする。これでSBの所(赤のエリア)でボールを回収してショートカウンターを狙っていた。

これが一通りのブレイズの守備の狙いだ。

ではここからチェルシーはサイドを変えたり、背後を狙うことでゴールに迫っていたのか。

サイドを変える・背後を狙うための準備

まずチェルシーが行うのはもちろん、サイドを変える、または背後を狙うための準備、いわば組み立てだ。

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このようにおチェルシーが行ったことは『IHが降りる』ことだ。これは4-3-3で臨んだ前節でも見受けることができた組み立ての方法だ。この試合はこのようにすることで、ブレイズIHのタスク変更を強いることができ、さらに中盤のスライドを促すことができていた。

だからこそ、下記の白のエリアにスペースを作り出すことができていた。

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このようにIH(下がるのは主にマウント)が下がったことで、ブレイズIHをピン留め。これでボールと同サイドのSBの所でスペースを作ることができる。さらにブレイズ中盤をスライドさせたことで逆サイド、とりわけWBの前にスペースを作ることができていた。

そしてここからサイドを変える、または背後にボールを素早く供給することで、攻撃を完結させていく。

 

背後を狙う場合

ではまずは背後を狙っていく場合を解説していこう。

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まずこの場合は、「SBでWBを釣り出すことができた場合」に多く見受けることができた。上の図のように、WBが出てくると、その背後のスペースに中に入ったWGが外に抜け出すことで、背後を取る。こうすることで中央CBを外に釣り出すことができるので、後からIHが入ってくることで、中央を簡単に攻略することが可能になる。

このように、WBを釣り出した場合に、チェルシーは主にWGが背後を狙うことが多くなっていた。

さらに、WGが背後を取る動きをつけることで、CFエイブラハムへのミドルパスも効果的になる。背丈のあるエイブラハムに対してミドルパスを送ることで、多くの確率でチェルシーが優位に立てる2ndボールを作り出すことが可能になっている。この2ndボールの作り方が、今季エイブラハムはかなり成長が見られている。だからこそ、WGやIHがボールを回収することができ、再び高い位置から攻撃を仕掛けることができていた。

 

サイドを変える場合

ではサイドを変える場合はどのような状況になった時なのか。これを解説していこう。

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このようにサイドを変える場合は「IHの2度追い」と「WBの対応が間に合う」場合に行われることが多かった印象だ。

こうなると、ブレイズが狙った場所でボールを奪えそうになるので、彼らは一気にリスク管理のためのスライドを行う。これをチェルシーは促し、そして逆手に取ることで広い方へダイナミックに展開することができていた。

それができるのが、下がってきているIHの存在だ。ブレイズIHがSBへ2度追いのプレスを仕掛けたため、逃げ道として下がったIHへのパスコースを確保することができる。(もちろん、CFがマークを行うのならば、その後ろのCBへのパスコースが逃げ道となる。)

ここでバックパスを受けるたIHはオープンな状態でピッチを広く見渡す時間を持つことができる。

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これでダイナミックに逆サイドへ展開することでSB・WG vs WBの構図を作り出すことが可能になる。さらにこの時にSBとWGが立ち位置を入れ替えることで、WBに対応の的を絞らせない。

これでボールを受けた選手がWBと1vs1を仕掛ける際に、サポートをすぐに行えるので、簡単にサイドを突破することができていた。

だからこの試合は特に、左から右へのサイドチェンジが多く、さらに右サイドでジエクとジェームズがボールを受けて攻撃を仕掛け、チャンスメイクを行うことが多くなっていた。

 

補足:カンテが下がるパターン

では補足として、時折見られるカンテがCBの間に降りるパターンを解説していこう。

f:id:football-analyst:20201109232011p:plain上記のようにDMFカンテが降りることで、2トップに対して数的優位を作り出し、2トップの脇をCBが持ち上がるパターンも見受けることができた。こうすることでブレイズIHはSBの対応、CBの対応、背後に立つIHの対応に追われ、タスク過多に陥る。さらにこの時にWGが少し外に流れてCBとWBをピン留め、逆ではWGがWBをピン留めしていることから再びボールサイドのSB、または逆WBの前でスペースを作ることができていた。

そしてここからSBでWBを釣り出す、またはサイドを変える、はたまたCFへのミドルパスを打ち込むなど、CBから多くの展開を見込むことができていた。

 

このようにしてチェルシーは優位性を作り出し、すぐにその優位性を使う『ポジティブ・フィードバック』を行うことで素早く攻め、多くのチャンスを作り出していた。

ポジティブ・フィードバックの優先順位が高いため、よりダイレクトで、よりスピーディーなサッカーにチェルシーはなっている。

 

まとめ

昨季から継続して行っているチェルシーのサイドチェンジと背後を取る攻撃。ここ数試合、とりわけ前節のバーンリー戦もそうだし、この試合で多く見られたサイドチェンジ。これを繰り返すことで、空いてを動かして、ギャップとスペースができると、すぐにそこへ打ち込むことで、攻撃を完結させていた。現在のメンバーにこの攻撃が見事に嵌っており、さらにジエクの躍動ぶりは手に負えないものになってきている。この2試合でランパード監督が軸に据える選手がわかったような気がする試合だった。そのためのサイドチェンジでの優位性の作り方のようにも見えたし、実際に結果も残している。だいぶ4-3-3で固まってきた感じのあるチェルシー。果たしてここからさらに連勝を重ね、優勝争いに絡み続けることができるのか。そして久方ぶりのリーグ優勝を成し遂げることができるのか。これからもチェルシーの試合にも注目していきたい。

 

終わりに

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ではまた次回の分析レビューでお会いしましょう!

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