Football Base 〜サッカー戦術分析〜

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La Liga エル・クラシコ レアルマドリード vs バルセロナ ~天下分け目の大合戦~

 

前置き

この記事を読んでいただき、試合を見返すきっかけ、または次の試合を観ようと感じるきっかけになっていれば幸いです。
観ているだけで夢中になれ、そして仲間になれるサッカー。
スポーツという枠組みを越えた、『熱くなれる何か』
この『何か』提供できる場所を展開することを考え、
事業展開し、日々行動を起こしています。
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前置きはこのぐらいにして
では早速、この試合について解説をしていきましょう!
最後までお付き合い、宜しくお願いします!

はじめに

世界最高峰の試合。それがエル・クラシコ。この表現に異論を唱える人はいないのではないだろうか。それだけこの試合は世界中から注目され、そして楽しみにしているフットボールファンも多い。そんな両雄の直近の試合、CLは奮わない結果、内容だった。レアルマドリードは試合を支配しながらも、ホームで逆転負け、バルセロナアウェイゴールを奪い、引き分けという結果だけをみれば上々ののものだが、その内容はフラストレーションが溜まるものだった。そして迎えるクラシコ。首位バルセロナと2位レアルマドリード。順位が入れ替わる、ライバルを引き離せる一戦以上に、勝つか負けるかで残りのシーズンに多大な影響を与える一戦だ。そしてこの試合に勝利したのはホームの白い巨人。彼等の戦いぶり、ゲーム運びは見事だった。では今回はこの白熱したエル・クラシコのレビューをしていこう。

スターティングメンバーとスタッツ

・スターティングメンバー

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・チーム別スタッツ

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(Goal.com参照)

ボールを明け渡したレアル

前半のレアルマドリード。彼らはバルセロナにボールを明け渡したし、前半を戦った。はたして本当にそうだったのかは判らないが、ラモスは「前半はボールをバルセロナに持たせるプランだった」と言っているのでそうであろう。(余談だがなぜこのような疑問が生まれたかというと、試合開始直後、ハイプレスを仕掛ける素振りが垣間見えたから。これも布石だとするならば、相当緻密なゲームプランを立てていたのではないだろうか。)では引いて守ったレアルマドリードの守備について触れていこう。

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前半のレアルは引いて守るためにこのような守備を行う。局所ではマンマーク、他ではゾーンというハイブリット型の守備戦術。バルセロナのSB(アルバ)に対してはIH(バルデルデ)が、CH(デヨング)に対してはSB(カルバハル)がマンマーク。さらにCF(メッシ)に対してはCB(ラモス)が、CH(ブスケツ)に対してはWG(イスコ)がマンマークを実行。こうする事により、バルセロナの最大の強みである部分を消す事に成功。さらにはIH(クロース)とDMF(カゼミロ)で中央を締める事で外周りのパス回しにさせた。
さらに自由に動くメッシに対してはゾーンによってマークの受け渡し。

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白のエリアではCBのラモスがマンマークを行い、赤のエリアにメッシが移動するとDMFのカゼミロがマンマークを行う。こうする事でバルセロナの特権である、『メッシの恩恵』を最小限に抑える事に成功した。

隙を突くバルセロナ

「レアルが上手く守れていたか」というと半分YESで半分NOだ。その理由が引くことに徹せれない場面が多々あった。だからこそ、バルセロナはDMFのブスケツの所で時間を作ることができ、SHに入ったビダルの飛び出しを生かすことができた。

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このようにハイプレスをかける時と同様、OMFが1列前に出ることでライン間にスペースができてしまう。ここを使う事を得意としているバルセロナがこれを見逃す訳がない。このようにメッシが下がる事でCBとDMFの間に「マークの受け渡しのエラー」を作り出し、CBラモスの背後にスペースを作る。こうする事でできたスペースをSHのビダルが使う事でチャンスを作る。この時にCF(グリーズマン)がCB(ヴァラン)をピン留めしている事で一瞬、カバーのタイミングを遅らせる。このようにしっかりと隙を突く事で前半は割とチャンスを作れたが、クルトワの牙城を崩す事はできなかった。

ハイプレスをかけた後半

前半を耐え切ったレアルマドリード。『前半は耐える』というプランを立てていたジダン監督。そして後半に入り、明確にハイプレスをかけていく。その方法がこちら。

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このようにシティ戦と同様に、人を捕まえるハイプレスを実行。SBカルバハルのタスクは相変わらず、CHのデヨングを捕まえる事、それによりIHのバルデルデはSBを捕まえる。このようにする事でバックパスを選択させ、そしてロングボールを蹴らせる、または奪ってショートカウンターを打つ。
だがこのプレスで開く場所があり、ここをバルセロナはもちろん使おうと試みる。

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このようにGKからのロングパスで局面を打開できるのがバルセロナのもう1つの特権だが、ここはWGの『立ち位置』と『走力』でカバー。CBとSBにプレスをかけれるポジションを取る事で幅を取る選手へ逃げるボールを消す。
これで逃げ道をまた消されたバルセロナはSHのビダルを真ん中に持ってくる事で空中戦に挑む。

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このようにSHのビダルがち中央に入り込み、CFのメッシがサイドに流れる。このようにして中央へのロングパスで前進を試みたが、これこそがレアルが狙っていたもう1つのハイプレスの意図。SHのビダルにパスが出ると、ここでカゼミロまたはCBのどちらかが競ることで2ndボールを作り出す。すると白丸のエリアにはレアルの選手の人数が圧倒的に多い状況を作り出せる。これはバルセロナCFが幅を取る事で、このような状況ができている。これでレアルは2ndボールの回収確率を極端に上げる事で、徐々にバルセロナを押し込んでいき、先制点を奪う事に成功した。

マンC戦から学んだレアル・マドリード

CLのマンC戦で奪った先制点は61分。この試合で奪った先制点は71分。多少の誤差はあるものの、「苦しい時間帯」に似たような状況でゴールを奪った。マンC戦は前半からハイプレスをかけ続け、先制点を奪った時点で後退し、ゴールを守るプラン。そして攻守の要である、ヴィニシウスの交代。これによりマンCにペースを握られて、逆転負けを喫してしまった。
(この試合が気になる方はこちらをご覧になってほしい)

そしてこの試合から学んだジダン監督。だからこそ前半はハイプレスを仕掛けず、後半からプレスを仕掛けるプランに変更。こうする事で、何が良かったのか。先制点を奪った時点で守備に回るのではなく、継続してハイプレスを仕掛ける事ができる。明かに今のレアルの良さが最大限に発揮できるのはハイプレスを仕掛けた時。だからこそジダン監督は後半に全てを賭し、前半はボールを捨てた。実際に後半になり、WGのヴィニシウスのボールタッチ数も明かに増え、仕掛ける場面が多くなり、先制点に繋がった。この要の選手の交代もなく、最後まで使われ続けた。だからこそ、無失点で勝利する事ができたのだろう。

疑問が残る交代策と施さない修正

明かにバルセロナは後半、ボールを持てなくなり、空中戦が多くなる。こうする事で不利になるのは圧倒的にバルセロナ。ではなぜ、セティエン監督は修正を加えなかったのか。いや、修正を1つしか加えなかったのか。その修正の1つがFWブライトバイテの投入。この投入は背後を狙うという部分に置いてとても効果的だ。だが、守備面に目を向けると疑問が残る。実際にヴィニシウスのゴールのシーン、マークはこのFWだった。もちろん、前の選手なので守備力を問うのは検討違いだが、ビダルを交代する必要はなかったのではないだろうか。彼を投入するのならば、グリーズマンと交代させるべくだったのではないだろうか。ここの交代、ビダルとセメドで保っていた右サイド。彼の交代で一気に崩れてしまった感じはあった。
さらに施さなかった修正。ロングボールを蹴らされる回数が明かに増えていたのだが、とくに修正を施す動きはなかった。例えば、蹴らされるのであれば、4-4-2のダイヤモンド型にして、中央に人を集めるなり、ハイプレスを回避し、全体を押し上げるためにSBの背後にロングボールを何本か蹴り込んでも良かったのではないだろうか。
ここの修正を施さなかったところにも疑問が残った。
もちろん結果論で述べているのでなんとでも言えるのだが、交代策、修正の有無に疑問が残る試合だった。

まとめ

クラシコに勝利したレアル・マドリード。明かにバルセロナを上回る結果で、勝利して当然だったと感じるパフォーマンスだった。マンC戦から学び、そしてそれをすぐに実行に移すジダン監督。CLと同様、試合内容が乏しく、そしてこの試合は敗戦してしまったバルセロナ。得たものと失ったもの、勢いにのれるチーム、勢いを失うチーム、明暗の別れる試合だった。はたしてこのままバルセロナは低調なパフォーマンスを続けてしまうのか。それともメッシというメガスターにより、一時的な復活を果たすのか。一方のレアルは勢いに乗り、マンチェスターに乗り込む事ができる。逆転でグアルディオラ率いるイングランドの雄を叩き、次のラウンドに進む事ができるのか。両者ともに目が離すことのできない状況でとても楽しみだ。

 

終わりに

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