EL決勝 アーセナル vs チェルシー 見どころ

 

 

 

はじめに

とうとうやってきたEL決勝。CLの決勝でもおかしくないこのカード、チェルシーvsアーセナル。まさかビッグロンドンダービーがここでも実現するとは思わなかった。

紆余曲折があったが、チェルシーはリーグを3位で終え、来季のCLに参戦する。一方のアーセナルは5位でシーズンを終え、またしてもCL圏外で終わってしまった。だが、このELで優勝することで、ヨーロッパ最高のコンペティションに参加することができる。何がなんでも優勝したいのはアーセナルの方だろう。

しかもELマスターのエメリ監督がいることもアーセナルにとって心強い。

そこの立ちはだかるのは進化しつつある同じ街の青い要塞。

果たしてこのビッグロンドンダービーの結果はどうなるのか、この試合の見どころを紹介していこう。

 

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見どころ

  • 見どころ①:それぞれのスターティングメンバー

カンテ、オドイ、ロフタスチーク、リュディガー、クリステンセン。これが今の怪我人だ。中盤のフィルター役のカンテは間に合うかもしれないが、果たしてコンディションは整っているのか。クリステンセンも出場が雲行きが怪しい。そうすると、CBはどうなるのか。調子を上げていたオドイとロフタスチークはアキレス腱の怪我で来シーズンの10月あたりまでプレーできないだろう。

そんな厳しい状況の中でどのようなメンバーを送り出すのか。

そして一方のアーセナル。こちらもどのようなメンバーを選ぶのか。

政治上の関係でムヒタリアンがチームに帯同できないだろう。そして怪我のラムジーが出場できないのは大きな損失だ。それを含み、どのような配置にするのか。

4-3-3、3-4-1-2、3-4-3、4-4-2。どれでも考えれるアーセナル。今までの傾向で行くならエジルをトップ下に配置する3-4-1-2を採用すると思うが果たしてどうなるか。

 

試合前からここのやりくりと配置の予想を考えるのも面白い。

 

サッリ監督は基本的にポゼッションサッカーを展開する監督だ。だが時にカウンターを採用することもある。リーグ戦でのマンC戦とトッテナム戦。カラバオカップ決勝のマンC戦。数は少ないが、負けてはならない試合の時にカウンターサッカーを用意する。

このカウンターサッカーを採用した時の戦績は2勝1敗。カラバオカップ決勝のみ負けてしまったが、これはPKでの敗戦だったのでほぼ互角の戦いをしていた。

さらにこのカウンターを採用するかもしれない理由がもう一つある。

チェルシーのDFはドリブラーやスピードのある選手を苦手としている。アーセナルにはオーバメヤンというスピードスターがいるのだ。彼のスピードを殺すためにリトリートする可能性は大いにある。

怪我人が多く、思うようなメンバーを送り出すことのできないサッリ監督。

もしかしたらタイトルを取るためにカウンターを採用するかもしれない。

もう駆け引きは始まっているだろう。

 

チェルシーのビッグスターのアザール。彼をどう止めるのか。ここがアーセナルにとって一番の悩みだろう。前に出てアザールのポジションを下げ、ゴールから遠ざけるのか。いやこれでは後ろからボールを運ばれ、ひっくり返されるのがオチだろう。では引いて守るのか。これもウェストハム戦で決めた圧巻の4人抜きのゴールが脳裏を過るから難しいだろう。さらに考えられるとしたら、マンマークをつけ、アンチフットボールを展開するのか。これはマンUのエレーラがこのタスクを完遂したが、アーセナルにこのタスクを完遂できる選手がいるとは到底思えない。

この悩みをELマスターのエメリ監督はどう対処するのか。はたまた特別な策は用いずに試合に臨むのか。プロの監督の手腕が気になるところだ。

 

  • まとめ

とうとう明日の4時からEL決勝、ビッグロンドンダービーだ。個人的にはCLよりも楽しみな試合である。喉から手が出るほどにこのタイトルが欲しいのはどちらも同じだろう。お互いにロンドンに拠点を置く両チーム。かなり熱く、そして冷静に。最高のコンディションとプレーを魅せて、フットボールファンを楽しませ、感動を与えて欲しい。

 

  • 終わりに

最後までご朗読ありがとうございます!

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では次回もお楽しみに!バイバイ!