【プレスを空転させるために】プレミアリーグ第16節 チェルシー vs リーズ

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皆さん、どうも。今回はプレミアリーグ第16節チェルシー×リーズについてを考えていきます。最後までお付き合い頂けると嬉しいです!

 

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スターティングメンバー

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Chapter1:合わせてプレスを行ったリーズ

リーズはチェルシーに対して合わせてプレスを行うことで、この試合の勝利を掴みにきた。だからこの試合では4−1−4−1ではなく、4−3−1−2で試合に臨む。これでビエルサ・リーズはプレッシングを行った。このプレッシングについてを考えていこう。

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リーズのマーク担当

このようにリーズはチェルシーの外側のCBに対して2トップがマークを行う。OMFに入ったロバーツはCHジョルジーニョのマークを託されていた。さらにもう1枚のCHロフタスチークにはDMFフォーショーが出ていくことが多くなっていた。

さらに幅を作ったり内側に入ったりするWBを捕まえるために、SHを配置。こうすることでSBに対応を行わせないようにした。これでチェルシー3トップに対してはフルバック4枚で数的優位を維持することができていた。特にSBはSTのマンマーク担当を行い、CFハヴァーツに対してはCBで数的優位を作り出していた。

当然CBシウバがフリーになることになるのだが、ここはある程度許容していた。

そしてCBシウバが持ち出すとプレッシングのスイッチが入る。

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このように、外側のCBをマークしていたCFがマーカーを消しながらシウバにプレス。これと同時にDMFフォーショーが明確にCHロフタスチークを捕まえるようになっていた。さらに他の場所でも明確に人を捕まえることでボールを回収することを考えた。これで奪ったボールを早く縦い持ち出すことで一気にカウンターで仕留めることを狙っていた。

だがチェルシーはこのプレスを空転させることに成功していた。ではどのようにチェルシーはプレスを空転させていたのだろうか。

 

Chapter2:プレスを空転させるために

チェルシーはリーズのプレッシングに対してしっかりと適応していた。ここからはプレス回避についてを考えていこう。

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チェルシーが最初に逃げた場所が外側のCBだ。ここはリーズCFにマークをされているのだが、シウバの持ち出しによってCFの背後でフリーになれる。ここを使うためにシウバ⇨ジョルジーニョのパス交換で外側のCBに逃げることができるようになっていた。チェルシーは外側のCBにスペースを作り出すためにWBが内側に入り、STが外側でSBをピン止めする。さらにCHロフタスチークもDMFの近くに立つことことで、その場所で止めるこを行っていた。

だからチェルシーはCBアスピリクエタやリュディガーが持ち出して攻撃に参加することができていた。リュディガーのPK2本の獲得は偶然ではないのだろうか。

 

この回避をそのまま見送るほどやわじゃないリーズ。当然のように微調整を行ってくるが、これに対してもチェルシーしっかりと回答を出す。

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よくわかるのは21:41~のシーンだろうか。このシーンではシウバがボールを持ち出す。もしくは時間を持てるようになっていた。このようになったのは外側CBに逃げられることを嫌うリーズ2トップがマークを離してプレスを行わなくなったため。

だからこそシウバが時間とスペースを確保することができていた。こうなるとCHジョルジーニョが列を上げてOMFの背後にポジションを取り直す。これでリーズDMFの脇をロフタスチークとジョルジーニョが取ることが可能に。そしてそこにパスを打ち込むことができるシウバの能力は言うまでもないだろう。(この場合はWBが明確に幅を作り出す)

このようにしてチェルシーはリーズの微調整にもしっかりと対応して、1つ前に起点を作る出すことで崩しの局面に移行していた。

 

さらにリーズは修正を行うが、これに対してもチェルシーは適応していく。

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このようにOMFがジョルジーニョのマークを捨て、背中で消しながらシウバにプレスをかける。この時に外側CBをマークしているCFが縦スライドしてジョルジーニョをマークするように修正を行った。これに対してシウバ⇨外のCBのパスにするのではなく、シウバ⇨ジョルジーニョ⇨外CBのパス交換にすることで、外CBに時間を多く作り出すことを行った。この一手間がとても重要で、それを行えるシウバとジョルジーニョの存在は大きなものになっている。(もちろん、ここの判断を間違えると一気にカウンターを食らってしまうのだが。最近はウェストハムやゼニトの失点シーンはここの判断ミス)

これでCBで逃げることができると、次は外CBとシウバでOMFと逆CFのプレスを呼び込む。

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このように外CBでOMFのプレスを呼び込むことでシウバがフリーになるので、そこにパス。広い方へい逃げられたくないリーズは当然、CFを当て嵌めにくる。ここのヘルプを行うためにもう1枚のCHロフタスチークがDMFを呼び込みながらボールをピックアップ。そうすることでMF–DFのライン間を広げることができる。これで再び外のCBで時間を作り出すことができていた。

そして降りてきたCHロフタスチークの推進力を生かしてDMFをひっくり返すことで、一気に前進することを行える。

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このようにシンプルな走り合いに持ち込むことで、DMFをひっくり返してライン間でボールをピックアップ。この時にDMFは背走、ロフタスチークは前向きな状態になれることも優位に立てる大きな理由だ。

このシーンが分かりやすいのは28:24~のシーンだろう。

 

このようにしてチェルシーはリーズのプレスを空転させることができていた。

 

苦手としていることは…?

直近3試合で複数失点を喫しているチェルシー。これまでが堅すぎたというのもあるかもしれないが、少し不安になるのは事実だ。

ユナイテッド戦、ウェストハム戦、ゼニト戦、リーズ戦。共通しているのは「外側のCBの近くに人を立たせる」ことだ。特にスピードがある選手や裏抜けの得意な選手を配置することで、CBとWBを分断することを行われると苦しくなってしまう。だからリーズは外側のCBにまずはCFを付けることを行ったのではないだろうか。

実際に、サイドの早い攻撃にかなり苦戦していたし、チェルシーはWBが内側に入ってそこで潰しきれない時にピンチになる、もしくは押し込まれることになっていた。多分ここの修正は加えられることだろうし、現段階は新たな取り組みの最中なのだと思う。トゥヘル監督の考えることには全く手が届かないが、僕が感じるのは外側のCBの近くに人を立たされて、ネガトラを完結できなかった状況を苦手としていると考えている。かなりのタイトスケジュールだが、優勝争い戦線に生き残るためにも粘り強く勝利を積み重ねていって欲しい。

 

最後までありがとうございます!

今回の記事はここまでとなります。ここまでお付き合い頂きありがとうございます。

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