皆さん、どうも。今回はUEFAチャンピオンズリーグのグループH、マルメ×チェルシーについてを考えていきます。
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スターティングメンバー
Chapter1:勇敢だったマルメの守備
まずはマルメの守備についてに触れていこう。マルメはホームの声援を後押しに、勇敢に守備を行なっていた。
このようにマルメはミドルプレスを仕掛けることを考え、ミドルゾーンでボールを引っ掛けてショートカウンターを発動する。
これを行うために、マルメはCFナナシがCHジョルジーニョ番を行うことで、ジョルジーニョ経由のビルドアップや組み立て、崩しの局面への移行を封じ込んだ。
さらにCBシウバにはCFチョラクが基本的に牽制を行う。これを行うのは中央からの展開を防ぐためと外側のCBにボールを誘導することを目的としていた。
これで、外側のCBにボールを持たせるとここに押し出すのがIHになる。この時にCHのマークを外すことになるので、ここにDMFイノセントにスライドを促してマークの受け渡しをする。
もちろん、WBにはWBを当て嵌めて出てきたパスを狙って潰せるような立ち位置を取る。これでCHへのパスもしくはWBでボールを奪ってショートカウンターを仕掛ける場面が何度かあった。
だがこの守備は欧州王者、トゥヘル・チェルシーの動かし方、空いた場所の取り方によってズレが生じて、徐々に押し込まれてしまう。
ではチェルシーはどのようにズレを生み出し、攻撃を組み立てていたのだろうか。
Chapter2:ズレを生み、攻撃を組み立てるチェルシー
チェルシーはマルメの守備の構造をすぐに察知して、徐々にボールを持てる場所を見つけ出し、そこからボールを供給、または起点を作り出し、ズレを生み出していた。
そのスペースというのは外側のCBクリステンセンとリュディガー、特に右Wbのアスピリクエタの場所だ。
ではどのようにしてここを開けていたのだろうか。
このようにCHジョルジーニョでCFナナシをボールと逆サイドに誘導、さらにCHロフタスチークがIHの背後まで入ることでIH-DMFの門に立つ。こうすることでIHをピン止め。さらにCHロフタスチークが一列ポジションを上げるので、STジエクが外側に流れて幅を作り出す。これでWBをピン止め。
この2つのピン止めにより、チェルシーはWBとCBでスペースを得ることができ、そこからボールを供給することが可能になっていた。
2−1:縦と横の動き
このようにチェルシーは時間を作ったことで、特にCBクリステンセンからのボールの供給はかなり多くなり、持ち出すことでWBアスピリクエタを押し出してSTジエクを内側に押し込む。この縦と横の動かしを同時に行うことでマルメの守備にズレを生じさせていた。
これは縦と横の動きを同時に加えることでDFの視野とマーカーを混乱させ、判断を難しくさせることが可能になる。
このようにWBリークスはジエクの横の動きとアスピリクエタの縦の動きで視野の横移動を促す。さらにCBブローションはジエクが入ってくるので、間接視野でCFハヴァーツを見ることになる。さらにジエクが手前に入ってくるので、CBブローションは少し釣り出されるので、その背後をCFハヴァーツが使えるようになる。ここでも縦の動きを加えていく。
肝心のCBクリステンセン。彼がある程度持ち出すと、IHを釣り出すことが可能に。これでCHのロフタスチークが縦の移動でボールをピックアップすることができるようになっていた。
まとめ
この縦と横、そして背後の動きを加えていくことでチェルシーは「手前」と「背後」を使えるようになっていく。これができるのは『それぞれのラインの分断』をしていたから。トゥヘルチェルシーになり、空いている場所を取りつつ、さらにそこから縦と横の動きを加えてことがかなり緻密に設定されているのではないだろうか。だからチェルシーはボールを握り続けて、ズレを生み、そしてそこからランニングを行ってチャンスを作り出していた。
ゴールこそジエクの1点のみだったが、もっとゴールが入ってもおかしくない展開だった。安定した戦いで、グループ突破をほぼ決めたチェルシー。週末のバーンリー戦も楽しみだ。
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