はじめに
待ちに待った神戸の勝利。敗戦が続きに続き、今節はハードワークを厭わない難敵湘南。ホームで何としても勝って、連敗を止めたい神戸は修正点をしっかり修正し、蓋を開ければ4ゴール。この神戸の対象の理由を4つまとめてみた。これを紹介していこう。
ヴィッセル神戸(3-5-2)
湘南ベルマーレ(3-4-2-1)
流れでは4-2-3-1
神戸勝利の要因
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要因①:17番ウェリントンの使い方
ここが前節と全く違ったところだろう。前節は17番を置いたにも関わらず、彼を生かすボールを入れなかった。だが今節はそのボールをしっかりと使っていた。
だからはハイプレスにくる湘南を躱すことができ、攻めることができていた。
個人的に記録したものだから抜けているものもあると思う。だが前節になかった効果的なウェリントンへのビールは今節は26本もあった。(クロスと起点になるボール)
これで一気に前に行き中盤のサポートを待ち、全体を押し上げる。これでネガティヴトランジション時も距離が近いのでしっかりと機能する。
ここが大きな勝利の要因だろう。
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要因②:効果的なサイドチェンジ
この攻撃もとても嵌っていた。6番のサンペールがいつもより高い位置にポジションをとることで、この戦術が使えていた。
特に、右に寄せて左にサイドを変えるための長いボールを使うことが多かった。
こうすると、7番のビジャがフリーでボールを受けれることが多くなり、カットインからシュートを作る場面を作れる。このようにして攻め込み、実際に75分にカットインからゴールを決めている。
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要因③:前向きのDF
これは守備で最も変わったところだ。今まではライン間でボールを受けられることが多かったので、後ろ向きに守備をしてしまっていた。
だからファールも多かったし、後手に回ることが多かった。だがこの試合では違った。なぜ前向きに守備ができたのか。それは17番へのロングボールで全体を押し上げれてコンパクトに保てていたから。これでライン間のスペースを狭くし、そこからしっかりとボールホルダーに対しプレスに行けていた。これが守れた理由だろう。
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要因④:WBの裏抜け
裏抜けに関してはどんどん改善されていたが、この試合では特に質が高かった。
ビジャがボールを持てば、13番がオーバーラップをすることで、1v2の形を作り出す。右サイドでは22番がタイミングよく抜けるので、深みを作ることに成功。これでサイドチェンジがより効果的になっていた。
目線を変え、距離を広げ、裏をとり、クロスを送る。これで17番の得点を演出している。
狙いが詰まった神戸の先制点
狙いが全て詰まった神戸の先制点。 pic.twitter.com/Fsavy9in1v
— サッカー解説と分析 ~違った視点からの観戦~ (@jHgW2UrDVwTxdFs) May 27, 2019
まとめ
今節の神戸はバランスも取れていて、とても良いサッカーをしていた。もちろんまだ、クロスからの守備や、斜めの縦パスが引っかかることなどの修正点はいくつか見られるが、今はこの勝利を噛み締めていいだろう。この戦い方にイニエスタが加われば、もう少し違った攻撃の形も生まれ、いよいよ手がつけられないチームになるかもしれない。
ある程度の戦い方も定まり、結果もついてきた。ここからが新たな神戸というチームの出発点になるだろう。
終わりに
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