サッカー戦術分析ブログ〜 Football LAB〜

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EL 2nd leg ナポリvs アーセナル ~なぜアーセナルが完勝したのか~

 

ナポリ スターティングメンバー(4-4-2)

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  1. CBの背後のスペースに早めにボールを入れる
  2. ビルドアップの方法を1st legと変える

アーセナル スターティングメンバー(3-4-1-2)

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  1. 基本的にカウンター狙い
  2. ナポリの攻撃時、SBが高い位置をとるので、SBの背後のスペースをつく。そのための14番と9番の2トップ

完勝の要因

  • 完勝の要因①:SBの背後のスペース

エメリ監督は1st legを2-0で勝利したということで、ナポリが前に出てくることを予想していただろう。

そこでついたのが、ナポリSBの背後のスペース。

ナポリは攻撃時にSBが高いポジションをとる。ここをエメリ監督はついてきた。

なので、14番と9番の2トップと10番ではなく、スペースにより抜けることが得意な8番をトップ下に配置した。

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そうすると、カウンターを意識せざるを得ないナポリのSBは高いポジションをとることに迷いが生まれる。こうすることでナポリの攻撃の厚みをなくしていた。

 

  • 完勝の要因②:1st leg の守備戦術

1st leg の守備戦術の詳細は前回のアーセナル vs ナポリの記事を見てもらえると助かる。

さらっと話すと、アーセナルの8番と11番がナポリの8番と5番を牽制しビルドアップに関与させなかった。そうするとナポリの攻撃はうまくいかない。

今回もナポリアンチェロッティ監督はこの戦術で仕掛けてくると予想し実際にその対策を準備していた。

DFライン近くまで2枚のDMFが下りてきて、CB2枚とビルドアップに絡む。そうすることで中盤の底でDMFがボールを触り、展開していた。そう中盤の底で。これが2nd legでも完勝できる布石になった。

  • 完勝の要因③:5-2-1-2の守備ブロック

そしてこれが勝因②の布石の結果。もちろん2-0で戦勝していたのでこの戦い方を選択できたのだろうが、これは本当に見事だった。

ナポリは第1戦目の対策として、後方に人数をかける。そして早めに背後のスペースにボールを送る。アーセナルはこれを見越したかのように対応していた。

3CBがラインを高く保ち、オフサイドを仕掛ける、もしくはそのボールを弾けば、ナポリ後方に人数をかけているのでボールの落ちどころに人が少なく、セカンドボールを拾う確率は圧倒的にアーセナルの方が上になる。

また、中央を閉めているので、自然とクロスからの攻撃が多くなる。だがここにもアーセナルの狙いがあった。5-2のブロックなので、もちろんナポリのサイドプレーヤーはフリーでボールを受けれる。

だがここからクロスを上げてもペナルティエリア内にいるのは99番、もしくは99番と遅れて入ってくる7番(後半は8番)の多くて2人だ。これで守れない訳が無い。

この方法でアーセナルは守っていた。

 

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黒丸あたりから展開し、オーバーロードを採用するナポリはボールサイドに人数をかける。そうすると残っているのはCFとRMFだけ。これで守り抜く。

 

  • まとめ

後半に入りナポリはサイドからの攻撃の圧力を強めるために14番や34番を入れてゴールを狙うが、アーセナルも68分に9番に代えて17番を入れることで3-4-2-1に並びを変え、

守備ブロックも5-4-1に。こうしてサイドのスペースを埋め、ナポリの攻め手をなくした。ナポリはポゼッション70%、シュートを20本も打っているが、枠内はたったの2本。エリアの外から打たされる場面が多く、またブロックの外で永遠とボールを回しているだけだった。これぞまさにアーセナルの完勝。

また違った顔のアーセナルがみることができ、面白い試合だった。

 

終わりに

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