【プレビュー】J1第17節 サンフレッチェ広島×セレッソ大阪

皆さん、どうも。今回はJ1第17節のサンフレ×セレッソのマッチプレビューをしていきます!

代表ウィークを挟み、準備する時間が十分にあった中での一戦。どちらも好調を維持しているので、当然勝利で中断期間明けの一戦を終えたいでしょう。

予想の範疇を出れませんが、どのような試合展開になりそうか、僕が注目しているところをシェアしていきますので最後まで目を通して頂けると嬉しいです!

 

【参考にさせて頂いたサイト】

・Football LAB

www.football-lab.jp

【使わせて頂いているアプリ】

・TACTICALista

tacticalista.com

 

 

予想フォーメーション

 

ここまでの今季の成績

 

対戦成績

サンフレの保持 vs セレッソのプレス

まずはここから考えていきます。僕はここが最も注目してみたいところです。

基本的にサンフレは影響と共有を考えながら、後の先を取って試合を進めていきます。

以下がサンフレについてなので、気になる方はご覧下さい!

www.soccer-bunseki.com

 

話しを戻しますと、セレッソはその影響を上回るスピードでプレスをかけ、制限をかけることができれば、ボールを奪い切って攻撃へ素早くスムーズに移行することが可能になると思います。

 

セレッソのプレス

ではここからはセレッソの3CBに対するプレッシングの構造について少し触れていきます。

プレスの基本構造

参考にしたのは16節のベルマーレ戦です。セレッソは4−4−2の形でプレスに入っていきます。この時にアンカーを2トップで消しながら、ボールホルダーに制限をかけます。さらにCF+SH+CHでIHを管理することも守備の基本として徹底されている印象を受けました。これでWBのところにはSBを押し出すこと、2CFには2CBを当て込むことができるので、プレッシングに出やすいようになっています。

ここから外側のCBにボールを持たせたところから、明確にボールを狩りに行きます。

このパターンは主に2つありました。

以下の図をご覧下さい。

パターン①

まずはCBに対してSHが出ていくパターン。この時にはボールサイドのトップがアンカーを捕まえて中央からの前進を消していきます。これでレシーバーを潰していくことで、ミスを誘発させてショートカウンターに持っていきます。実際にベルマーレ戦の1点目はこの形で奪っていました。この成功体験を間違いなくサンフレ相手にも行うでしょう。

ではもう1つのパターンを紹介します。

パターン②

もう1つのパターンがトップがそのままプレスを行ってSHが絞るパターンです。この場合は清武サイドで行われることが多い印象を受けました。

セレッソ大阪はこの2つのパターンでサンフレに向かっていくはずです。

ではこれに対してサンフレはどのように考えながら保持を行いそうかを考えていきます。

サンフレの保持のポイント

サンフレの保持の局面でポイントになりそうなのは抜け出しの影響を誰に与えるかになりそうです。これに関連して誰をフリーにしていくかも小さくないポイントになると僕は思っています。

ではどのように誰が抜け出して、管理して、誰をフリーにできそうかを考えていきます。以下の図をご覧下さい。

管理と抜け出しとフリー

まず抜け出して行くのがIHになるとSBを止めることができます。これを行っていく中で、アンカーの野津田がタガートの管理下から出て並行のサポートを行い、2CFと逆IHで2CHを管理します。これでWBがフリーになって1つ前で起点を作れること、1stプレスラインを越えることが叶ってきそうです。

ここで抜け出す選手がIHでないとキツいかもしれません。その理由はCFが抜け出すとCBがそのままついてきて、その場合はSBはWBまでジャンプして出てくることが多いかからです。

だからこそIHがSBの横を通過していくことでSBに影響を与えることができて、止めることができると考えています。これは実際にベルマーレも行い、幾度かWBがフリーになる場面があり、そしてそこから展開を広げることができていました。

このパターンをいち早く見つけ出すことが出来るか否かが1つの線引きになりそうです。当然他の方法も使うと思うので、そこを探していくのも楽しみですね!

 

CBを放置するか否か

そしてもう1つがサンフレが考えるべきことが、セレッソのCBを放置するか否かです。16節の湘南ベルマーレはCBを放置したあまりに、セレッソ大阪に気持ちよくプレーされてしまいました。

では仮にサンフレがセレッソCBを放置した場合、セレッソがどのようにして前進を試みるかを考えていきます。以下の図をご覧下さい。

入れ替わりが2つのセレッソ

セレッソは基本的に中央の入れ替わりを利用しながら前進して崩しの準備、そして崩しへ移っていく印象です。

基本形は2CFの門の先、もしくは手前に降りて1stプレッシングプレーヤーを動かす・止める役割を担うのが原川です。彼の動きによって、奥埜がポジショニング調整します。必要であれば清武をヘルプに降りてきます。ここの3枚の引き取りを中心に、内⇨外でSBで時間を作り出します。ここで時間を作るために、SHがCBとWBの間に立つようになっています。これでSBから斜めにアンカー周辺のスペースをタガート、もしくは清武、背後をSHが使っていくようになっている印象です。

サンフレは清武、奥埜、原川のところに制限をかける、もしくは狙い撃ちすることは少し難しいかもしれません。彼らの確かな技術と、プレス5−3−2でプレスをかけた際、どうしてもアンカーポジションの選手が一瞬空いてしまうので制限をかけにくいと思います。

だから狙い撃ちをすべきはタガートへの長いパスではないでしょうか。ここに上手く誘導することができれば、荒木が跳ね返してくれそうです。

ですが、それでは少し不安要素、不確実性が残ります。だから僕はCBを放置せずにしっかりと制限をかけていくと思います。特に前半はこれを行うことで、イニシアチブを握るのではないでしょうか。

ではどのようにプレスをかけたら上手くいきそうかを僕なりに考えてみたので、以下の図をご覧下さい。

外誘導でSBに縦を見せる

このように2CFの出入りでアンカーポジションに立つ原川を消しつつ、CBにも制限をかけていきます。これで外側のSBに誘導し、そこにはIHを押し出すことで、SBに縦を見せるように仕向けます。これを行うことで、中央の入れ替わりを上手く封じることができ、さらにSBが見える先が「SH vs WB+CB」の数的優位の状況を作り出すことも可能になります。ここに清武や奥埜が流れてくることもありますが、ここは野津田がしっかりとスライドして行くことで人数の確保は適いますし、仮に流れずとも数的同数ですが有利な状況で守備に入ることが可能になります。

ベルマーレも飲水タイム明けからセレッソCBにプレスをかけ始めてからチャンスを作り出すことができていました。スキッベさんがここのスカウティングを怠るとは思えないので、きっとプレスをかけてCBに制限を加えていくのではないでしょうか。

 

一方のセレッソは案外CBに制限をかけられると脆いチームかもしれません。ですが、この中断期間で準備はしているでしょうし、そこの解決策を探っていくことも楽しいかもしれません!

 

お互いの各種データ

参照までに、以下のデータをご覧下さい!

・チャンスビルディングポイント

 

・チームスタイル




・ホットゾーン

 

・チャンス構築率

 

・ゴール期待値

 

・得点パターン

 

・失点パターン

 

・トラッキングデータ

 

楽しみです!!!

帰ってくる最高の週末。帰ってくる一喜一憂できる週末。ワクワクが止まりません!

どのような試合展開になるのか、どのようにして予想の範疇を越えてくるのか、どんなプレーが飛び出すのか。サンフレもセレッソも好調な上に良いチームです。

皆さんもぜひサンフレ×セレッソの試合を見てみてはいかがでしょうか?

ちなみに僕の予想は2−0でサンフレの勝利です!

 

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最後までお付き合い頂きありがとうございました。

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ではまた次の記事もお楽しみに!