【分析レビュー】Premier League 第6節 ウェストハムvsマンチェスター・シティ

(分析レビューはスターティングメンバーから始まります。目次をクリックして頂くとそこまで飛べます。)

 

 

はじめに(自己紹介とサロンについて)

皆さん、ご機嫌よう。

一番初めに自己紹介から。

noteにまとめたので、読んでいただくと嬉しいです!

 

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 ここまで目を通していただき、ありがとうございます。

 

では早速、分析レビューを行っていきましょう!

 

スターティングメンバー

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ウェストハムの攻守の狙い

この試合で先制点を叩き出したのはウェストハムだ。アントニオによる、スーパーゴールだったが、このゴールには明確な狙いがあり、そしてそれを忠実に実行することで、シティを苦しめた。ではウェストハムはどのように守備を行い、攻撃に移って行っていたのか。

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まずこれがウェストハムの守備の配置だ。表すのならば、5-2-3の形で構えていた。これには明確な意図があり、5バックでレーンを全て埋めつつ、前に入る選手を捕まえるタスクを担わせるため。さらに3トップでシティのDMFとCBに牽制をかけることでより良い選択肢を見つけさせる前にボールを動かせさせることを狙った。また中央のCHはまず中央へのパスを消すのではなく、ハーフスペースに入る選手(スターリングやベルナルド)を優先して消すことを行う。

このようにすることで中央をかなりコンパクトにし、ボールを外回りにさせた。

見ていてもかなり中央は狭くなっていた。

そしてウェストハムは2つの場所でボールを回収することを狙う。

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まず1つ目が降りてくるCFへのパスをカット、またはCFで潰すことだ。ここでCHがあえて中央を開けて、ハーフスペースのパスを優先的に消していた理由が詰まっている。バックスがマンマークで守備を行っているので、CFがCHの間に降りるとそこへ着いていく。こうすることで前のスペースに蓋をしつつ、両脇にはCHがいるという形を取ることができる。だからここでボールを奪うことができていた。

そしてもう1つがこちら。

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それが幅をt作り出す選手のところだ。元々外回りにさせていたので、ここにボールが入ることは多くなっていた。そしてSBに入ると、WBが対応を行う。この時に奪いにいくのではなく、遅らせる対処をすることで、CHとSTのヘルプを待つ。こうすることで、数的優位を作り出し、バックパスを選択させる、またはボールを回収する。

 

ウェストハムはこの2つの場所でボールを回収することで、カウンターに移っていく。

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このように赤のエリアでボールを奪うと、白のエリア、SBの背後へボールを流し込む。これはSBが幅を作り出す右サイドでよく見られた攻撃で、だからシティSBのカンセロ、同サイドCBのガルシアは背走することが多くなっていた。そして走力のあるボウエンがここに走り込むことでカウンターを発動して攻撃を完結させていた。

 

特に前半はこの守備と攻撃でシティにスペースを全くもって与えず、自分たちのペースで試合を進めていた。

 

シティが崩すために行ったこと

ではシティはどのようにしてこの狭く、強固なブロックを崩して行ったのか。それはハーフタイムでの交代による配置の変更にその意図が現れていた。

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このように4-2-3-1の形にすることで、CHとOMFに常に間に立たせるようにする。こうすることで青のエリアで前に人を配置しつつ、数的優位を作り出すことができる。そして幅を作る選手は両サイドともSBとなる。

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そしてこれを行ったことで、CBがSTのプレスを呼び込み、CHギュンドアンへの縦パスを打ち込む。こうすることでCHを釣り出すと同時に、WGフォーデンも縦パスを受けるために一度降りてきて、CBを釣り出す。

こうすることでレイオフ気味に大外のSBカンセロがフリーでボールを受けることができる。

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SBがボールを持つと対応にくるのがもちろんWB。だがここで背後にスペースを作り出すことができていると同時に、STとCHを釣り出しているので、遅らせてもヘルプに来るまでに時間がかかる。これでSBvsWBの形に持ち込むことができ、一気にここを制圧する。そしてWGフォーデンは一度受けに下がったことで、自分で作り上げたスペースに走り込むことでチャンスを作り出していた。

このようにして同点ゴールを奪っていたし、何度もカンセロの突破が見れるようになった。

だが失点直後、この攻撃に対してウェストハムはSTが下がって対応を行うことで、ほぼ6バックのような形になり、スペースを完全に埋め、SBに突破されてもWBがカバーに行けるように修正を施す。だから後半、ウェストハムは後ろに重くなり、カウンターを発動することができなくなっていた。

 

シティはこのように守られることでこれ以上ゴールを奪うことができず、ドローに終わった。

 

まとめ

かなり場所を狭くして守備を行ったウェストハム。後半はドローゲームに持ち込むような展開に持ち込んだが、前半は確実に勝ちに行くための守備の仕方だった。だからこそカウンターを打てていたし、それに関連してかなり守備も機能していた。いくらシティでもここまででスペースを消されるとたまった物じゃない。それでも先制点を奪われてからのアクションはさすがだと感じた。今季は苦しんでいる印象があるシティ。ここからの巻き返しは果たして可能なのか。グアルディオラ監督4年目のシティはどのような進化を遂げるのか。これからも楽しみだ。

ぜひ皆さんもウェストハムの狙いとシティの崩し方に注目してこの試合を見返して見てはどうだろうか。

 

終わりに

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