サッカー戦術分析ブログ〜 Football LAB〜

Jリーグ・プレミアリーグ・セリエAを中心に解説をしていきます。

コパアメリカ ブラジル vs ボリビア 〜前半苦戦のブラジル、後半にギアが上がった4つの理由〜

 

 

はじめに

とうとう開幕したコパアメリカ。その開幕カードのブラジルvsボリビア。予想通り、ボリビアが引いて守り、ブラジルが押し込む展開になる。だが前半のブラジルはテンポが上がらず、眠くなる試合をしていた。ハーフタイムにはブラジルサポーターからブーイングが起こる程の試合のでき。決定的な場面も作れなかった。だが後半になり、一気にギアが上がる。その要因となった4つの理由を紹介していこう。

 

 

ブラジル(4-3-3)

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ボリビア(3-5-1-1)

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ブラジルのギアが上がった理由

これを早速紹介していこう。この理由のポイントを紹介させてもらう。

  1. SBの位置取り
  2. 11番が前半より下がって起点を作る
  3. WGのポジショニングとCBの持ち上がり
  4. ボリビアのプレスに対しての最終ラインの変化

この4つが前半t違った所だ。これを詳しく説明していこう。

 

  • 1.SBの位置取り

これは前半には見られなかったシーンだ。(前半の立ち上がり〜10分までは見られた)

ボリビアの守備が良かったことも起因するが、ブラジルは前半、どちらかというとサイドを中心に攻めていたように見えた。ボールの回し方が外⇨外だったので、ボリビアは守りやすかっただろう。

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このように中央を締め、WGにパスを出さす。そしてそこでWB、CH、CH、場合によってはSTで囲い込みボールを奪う、前進させないいう守備をしていた。

ここでのSBのポジションも外に貼る事が多かったので、目線が変わらずにボリビアとしては守りやすかっただろう。

だが後半からSBが内側に位置することで外に出た時に目線が変わり、中央を少し広げる事ができた。

そうすると空いてくるのがここのスペース。

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 ここに縦パスが入るようになってチャンスが生まれた。実際に追加点はここから生まれている。そして次に紹介することにこれが繋がってくる。

 

  • 2. 11番が下がって起点を作る

これがこの試合の大きなターニングポイント。前半はCFの近くやサイドに流れてプレーすることの多かった11番のコウチーニョ。だが後半に入り、中央で、しかも少し下がったところでボールをもらう回数が多くなっていた。こうなるとどのようなメリットがあるか。引いた相手がボールを奪うために(プレッシングを行うために)2〜3mラインを上げる。そしてそこでズレが生じる。そこのズレをつき、20番や、21番への縦パスを入れテンポを上げる。ワンツーを使いライン間で前を向く。これが後半多くなり、ギアを上げ、攻撃に迫力とスピードを加えた。

 

  • 3. WGのポジショニングとCBの持ち上がり

中央でボールを保持できるようになったブラジル。そこでWGのポジショニングが重要になってくる。特に左サイドの7番のネレスは張っている事が多くなった。アヤックスの躍進を支えたドリブラーが外にいる。ボリビアにとっては相当なプレッシャーだっただろう。これは中央でボールを持てるようになったので純粋な1v1をサイドで作り出す事が出来たからこのポジションを取っていた。

3点目はサイドの張っていた19番が1v1を制しカットインしてゴールを奪っている。

 

さらにもう一つ、ポジショニングでいうならCBも重要な役割を担っていた。

前半のブラジルの攻撃時の並びはこんな感じ。

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そして後半がこんな感じ。

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前半は相手CF一枚に対し、2CBと2CHの4人でボールを保持。正直これは人数をかけすぎだ。そこで後半から2CBとCHの3人でボールを保持する。

そしてどのように持ち上がるかというと、このような場面が作れた時。

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このようにCFがボールを持っているCBにプレスに行く事でもう1人のCBがフリーになった時。これでボールを持ち上がり、SBが幅をとり、WGが斜めのランニングをする。またサイドチェンジも見られた。これで目線と人とボールを動かし、ボリビアを苦しめた。

 

  • 4. ボリビアのプレスに対しての最終ラインの変化

これは上のCBの持ち上がりに少し触れたのだが、ボリビアは65分ごろからCBに対して2人でプレスを行うようになっていた。そこで最終ラインはこのように形が変わる。

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4v2の形になるようにSBがポジションを移動させる。

さらにボリビアは74分に3-4-2-1の形になり、プレスの人数が3人になっていた。そこでのブラジルの位置取りがこのようになった。

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最終ラインが横並びになり、CHとSBがDMFの位置に入りサポートをする5v3の形に。

これでプレスをかいくぐり攻撃を仕掛けていく。特にベンチからの指示はまかっただろうから、選手自身でこのような細かな修正ができるからブラジルは強いのだろう。

 

まとめ

ブラジルの細かな修正とそれを実行する選手たちはさすがといったところだった。前半は正直引きわけで終わると思っていたが、さすがサッカー大国。日本はボリビア相手になんとか1点を奪って買ったが、ブラジルは引いた相手に対して3点も奪ってみせた。

地力の差はあるだろうが、選手個々人のサッカー理解度がブラジルの選手は深いのだろう。そう思わせてくれるコパアメリカ開幕戦だった。

 

終わりに

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