サッカー戦術分析ブログ〜 Sixth Sense〜

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CL ファーストレグ トッテナム vs アヤックス ~見えてきたアヤックスの弱点~

 

はじめに

誰が予想することが出来ただろうか。セミファイナルでこの両チームが当たることが。

アヤックスレアル・マドリードユベントスの歴史あるビッグチームを倒しこkまで上がってきた。一方のトッテナムドルトムント、優勝候補のマンチェスター・シティを倒しここまできた。

お互いに勢いのあるチーム。そんな中で見えてきたアヤックスの弱点それについて触れていく。

 

トッテナム(3-4-3)

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アヤックス(4-3-3)

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試合内容

前半

前半はアヤックスのペースだった。トッテナムは18番を起用してたにも関わらず、ロングボールを使わず、アヤックスのプレッシングに苦しんでいた。

この流れの中でアヤックスは15分に先制点を奪う。3バックの脇のスペースを早めに使うことで、トッテナムを押し込みチャンスを作っていた。先制点のシーンでもサイドへの深いパスが起点となる。

そしてライン全体を下げさせ、バイタルエリアでボールを受けて崩しきりゴール。アタックスらしいゴールだった。

前に出るしかないトッテナムは4バックにして3バックの脇のスペースを埋めて対応をする。38分に5番が負傷交代で17番に代わる。これがこの試合のターニングポイントだろう。4-4-2に形を変えて、18番にロングボールを入れるようになる。17番が入ったことにより、セカンドボールを拾うことができるようになったのだ。

トッテナムがペースをつかんで前半を終える。

 

後半

後半は打って変わって終始ホームチームトッテナムのペース。ロングボールを18番に向かって入れ、そのセカンドボールを拾う。さらにはSBがレーン1と5目一杯にポジションをとり、サイドチェンジでアヤックスのプレッシングを回避していた。

これがとても嵌まり、攻め込んでいくが肝心のシュートが枠に飛ばなかった。

最後のところでソンフンミンとケインがいないことが響いていた。

敗因を挙げるなら、この2人がいなかったことだろう。

アヤックスは後半苦しい展開が続いたが何とか守りきり、アウェイゴールを奪い、勝利をもぎ取った。

 

アヤックスの強み

弱みを紹介する前にさらっと強みの紹介。

  1. オーバーロードを使用し、テンポ良くパスを回しDFをずらしてチャンスを作る
  2. レイオフが非常にうまく、ライン間でのプレーの質が高い
  3. ボールサイドに人数がいるので、ネガティブトランジションでボールをすぐに奪い返す。

これが大まかなアヤックスの強み。

 

アヤックスの弱み

  • ロングボールとサイドチェンジ

これが一番アヤックスが苦手としていることだろう。トッテナムが後半から18番ジョレンテに向けてロングボールを使用してこの弱点が露呈した。

ファーストプレスを簡単に躱されるのでアヤックスは背走する形になり、セカンドボールを拾うことが難しくなる。これが一つ目。

そして二つ目。サイドチェンジだ。これもトッテナムが後半からSBが高い位置をとるようになり見えてきた。

早い段階でサイドチェンジをするので、アヤックスはプレッシングで嵌めきる前に逃げられてしまう。さらにボールサイドに人数をかけようとしているのに、サイドチェンジをされると選手間の距離が広がり、追い込むことが出来なくなる。

ここをトッテナムはついてきた。

 

これは27番のルーカスモウラにやられていた。何度もサイドチェンジやロングパスがうまくいくはずもなく、何度かサイドに追い込むことに成功していた。だが孤立した状況から27番のモウラは縦に突破して局面を打開していた。

確かにレアル・マドリードユベントスはあまりロングボールを使わず、丁寧にボールをつなぐ。これはアヤックスの強みが存分に出せる状況だ。もちろん、この2チームにもタテに早いドリブラーはいるが、そこまでボールを運ぶことが出来ていなかった。

サイドチェンジとロングボールをである程度伸ばしたからこそ。見えてきた弱点だろう。

 

  • セットプレー

特にFKでのセットプレーだ。前半に3本、後半に2本決定機を作られた。いずれも決められていておかしくない場面だったがギリギリのところで難を逃れることが出来た。

ここもアヤックスの弱点だろう。

 

まとめ

数々のビッグクラブを倒してきたアヤックス。今回はその弱点が見えたので紹介をした。トッテナムはこの弱点をセカンドレグ でも同じようについてくるだろう。さらにセカンドレグではソンフンミンが帰ってくる。ここがどのように影響するかも注目してほしい。

一方でアウェイゴールを奪って勝利したが、弱点が露呈したアヤックス。この弱点に対してどのような対策を練ってくるのか。来週もこの対戦が楽しみだ。

 

終わりに

最後までご朗読ありがとうございます。

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では次回もお楽しみに!バイバイ!