コンサドーレ札幌(3-4-2-1)
GK:ク・ソンユン
DF:進藤 キム・ミンテ 福森
WB:ルーカス・フェルナンデス 菅
DMF:宮澤 深井
CF:鈴木
横浜FM(4-3-3)
MF:扇原 天野 喜田
FW:仲川 三好 マルコス・ジュニオール
コンサドーレ札幌の戦い方
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ハイプレスとショートカウンター
これが札幌の軸となる戦術。
前線からプレッシングを行い、サイドに追い込む。またはサイドに追い込み、そこからの縦パスを奪う。それがだいたいこの辺。
この黒丸の部分で奪いきり、ショートカウンター。
ここで奪うための札幌の選手達の連動が整理されていて面白い。
実際にマリノス戦の先制点はこの展開から生まれた。ボールを奪ってからの人数の掛け方とどんどん人もボールも前に出ていくので見ていてこれもとても面白い。
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WBが大外に張る
これも札幌の特徴だ。
サイドで起点を作り、一気に逆サイドに展開。そして、クロス。または自分で持ち込んでフィニッシュ。
ボールサイドに人数をかけるので(オーバーロード)、奪われたとしてもすぐに奪い返し、その流れから逆サイドのWBへ。
これも大いに有効だ。
ボールサイドに人数をかけるので、もちろん、守備側も人数をかけないと突破されてしまう。このようにして、ボールサイドに寄せる。
そうすると、逆サイドに展開された時のスライドの距離が長くなる。
また、そこからクロスを入れられる場合、DFの目線はボールホルダーに行っているので、マークを見失ってしまう。
この方法で、29分に札幌は3点目を奪った。
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シンプルにDFの背後への供給
これは、押し込まれた時の戦い方。
5-4-1ないしは、5-3-2のブロックを作り守る札幌。前線に残っているのは、9番の鈴木武蔵か11番のアンデルソン・ロペス。はたまた2人残っている。
この2人は強く、早く、ボールをそう簡単に失わない。
だからアバウトなロングボールをDFの背後に蹴り込み、全体を押し上げる。
この方法で9分に9番の鈴木武蔵が抜け出し、そのフリーキックを決めて2-0としている。
前線にこのような選手がいることでできる戦術で、単純だがとても効果的だ。
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まとめ
実際に札幌の試合を見てもらいたい。その時にプレスをかけた時の連動性と、そのあとの迫力のある飛び出し。スピード感があり、サッカーを知っている人も、知らない人も楽しめるサッカーだと思う。ぜひご覧になって欲しいチームの一つだ。
試合内容
前半
両チームともにテンションの高い試合の入りだった。ともに攻撃的なチームなので、中盤での潰し合いが前半開始早々から見られた。
そしてすぐに試合が動く。札幌がサイドでボールを奪い、ショートカウンター。
抜け出した18番がきっちりと決め、先制。さらに9分にもFKから追加点を奪った。
マリノスは、18分に1点返したと思われたが、これはオフサイド。ここで札幌の弱点を見つける。札幌は3列目からの飛び出しについていけず、何度かこの形からピンチを招いた。それを受け、札幌はフォーメーションを4-4-2に変える。
この3列目の飛び出しは、サイドで起点を作られ、中のスペースを空けてそこを突かれる。4-4-2にすることでサイドのスペースをなくして対応した。
そして、29分に札幌が3点目を奪う。
これも札幌の狙い通りの攻撃だった。左サイドで起点を作って、一気にサイドチェンジ。7番が1v1を制し、クロス。そのクロスを11番が合わせて3点目。
完璧な攻撃だった。
これを受けてマリノスがボールを持ち、札幌がカウンターを狙うという構図ができて前半を終えた。
後半
後半頭から、マリノスは点を取りにいくためによりラインを高い位置に設定し、コンパクトに保っていた。しかし、11番や9番へのアバウトなボールでピンチを招く場面も多々あった。
それでもゴールを奪うことにこだわるマリノスは57分に6番に代え7番を投入。
これでちゅ版の並びを1DMF2CMFにした。
だがこれが裏目に出てしまう。DMFの脇のスペースがガラ空きなので、18番と11番に時間とスペースを与えてしまった。
札幌の監督ペトロビッチはこれを見て3-4-2-1にポジションを戻し、WBを高い位置で張らす指示をだす。これで対角線のロングボールが多くなり、7番がより仕掛ける場面が多くなった。
マリノスは79分に高さのある38番を入れるが特に攻撃は活性化せず。
最後まで攻めの姿勢を貫くが、札幌のカウンターを受けて万事休す。
攻撃的な両チームのこの試合は3-0で札幌に軍杯が上がった。
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最終スタッツ(札幌:横浜)
シュート(枠) 14(8):11(4)
ポゼッション 36%:64%
パス(成功率) 345(77%):741(89%)
コーナーキック 4:5
ファール 20:14
終わりに
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