サンフレッチェ広島(3-4-2-1)
GK:大迫
DF:野上 吉野 佐々木
WB:サロモンソン 柏
DMF:川辺 松本
ST:柴崎 野津田
CF:渡
FC東京(4-4-2)
GK:林
DF:室屋 チャン・ヒョンス 森重 小川
MF:大森 高萩 橋本 東
FW:D・オリヴェイラ 永井
前半
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お互いの駆け引き
前半は主に『駆け引き』が見ていて面白い試合だった。
お互いに守れて、カウンターができ、ボールの持てる。そんな両チームがぶつかれば、堅い試合になるのは明らかだ。
では、その駆け引きとはなんなのか。それは主に2つある。
- ボールを持つか、持たせるか
- どの位置からプレスをかけるか
この2つだ。この駆け引きがとても面白い試合だった。
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FC東京の狙い
FC東京の狙いはもちろんカウンター、縦に早い攻撃だ。19分、22分、38分とこの狙いをしっかりと遂行し、攻撃を完結させていた。両WBが上がり切るのを待ち、そこからミスを誘い、縦パスを引っ掛け、カウンター。これが主な狙いだった。
次に11番 永井がペナ角で起点を作ること。ここで起点を作ることで被カウンター対策、またクロスに対する味方の人数を揃えることができる。左サイドで11番、25番、8番で崩し、9番、39番がフィニッシュという形を取っていた。
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サンフレッチェ広島の狙い
いつも通り、左サイドで起点を作ることを目的としていた。しかし18番に対して2人で対応されたので、深い位置でうまく起点を作ることができなかった。
また、早い攻撃で陣形が整う前に攻撃を完結させることも狙いだったが、
FC東京のプレスバックと修正が早く、ボールを持たされる展開が続いてしまった。
そして16番を1トップに置いた理由が、早めに20番と25番の裏のスペースを狙うことを目的としていたからだろう。
右サイドで深さを作ることで、11番 永井を低い位置まで下げさせたかったのだろう。
後半
FC東京
FC東京は後半か高い位置から積極的にプレスをかけ始めた。全体を押し上げ、ゴールを奪いに行った。そしてだんだんと8番が高いポジションをとり始め、チャンスを作っていた。前半と変わらないことは『裏をとり続けること』これだけは変わっていなかった。これを続けることで、DFラインとMFのラインにスペースが生まれるようになる。
いわゆる、ライン間のスペースだ。広島もここをしっかりとケアしていたが、得点シーンだけここのスペースが空いた。
そこを突き、71分に先制をする。このスペースを見逃さなかった8番が39番にボールを送るがDFにカットされる。ライン間で前向きの状況のFC東京の選手はクリアミスを再び拾い、9番にセット、そして9番がダイレクトシュートを決めきった。
ここから守備を固め、逃げ切りに成功した。
サンフレッチェ広島
後半からFC東京のプレッシングが激しくなったので、ビルドアップのやり方を少し変えていた。
17番がDFラインに降りて、4バックの形でパスを回す。そして大事なのが、CBは絶対に大外に張らないこと。こうすることで、プレスにこられた時にもパスコースがたくさんあるので奪われる確率は極端に減る。
そして、WB大外に開くことで幅をとる。
上の図は内側からプレスをかけられた場合。この場合は単純に前にパスなり、運ぶなりすれば良い。では外側からプレスをかけられた場合。
こっちの方が多くのスペースと選択肢がある。このようにしてFC東京のハイプレスを掻い潜っていた。
だが、71分に失点してしまい、ここから猛攻を仕掛ける。
FC東京が真ん中を固めるので、なかなかシュートまで持っていくことができずに試合終了。
昨シーズンに続き、リーグ戦初黒星をつけられたのはまたしてもFC東京だった。
最終スタッツ(広島:東京)
シュート(枠)4(2):5(2)
ポゼッション 53%:47%
パス(成功率) 599(81%):526(79%)
コーナーキック 5:3
ファール 12:12
終わりに
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