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では今回はプレミアリーグ第33節のアストン・ヴィラ×リバプールについてを考えていこうと思います!
リバプールはトッテナム戦から中3日。アストン・ヴィラはバーンリー戦から中4日。決して勝ち点を落とすことができないリバプールはクラブのレジェンドが率いるアストン・ヴィラのホームに乗り込みました。
ジェラードが監督になってから、好戦的でスリリングなフットボールを展開しているアストン・ヴィラ。決して簡単なチームではありません。個々のクオリティも高く、本当に良いチームです。さらにリバプールには週末にチェルシーとのFA杯の決勝があり、できるならばターンオーバーをしながら戦いました。
開始早々の失点からすぐに追い付くリバプール。焦らずじっくりとアストン・ヴィラを1つずつ動かしながらゴールに迫っていく姿は強いなぁ…と改めて感じました。
では今回はアストン・ヴィラの守備網をどのように掻い潜り、掻い潜る際にどのよに動かしていたのかを考えていくので最後までお付き合い頂けると嬉しいです!
こちらはYouTubeでも解説しました!ブログでは触れられてないことも触れていますので、YouTubeも見て頂けると幸いです!
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スターティングメンバー
アストン・ヴィラの守備
リバプールのプレス回避を考えていく前に、ざっとアストン・ヴィラのプレッシングについてに触れておきます。
ジェラード監督が就任してからというもの、アストン・ヴィラの守備はかなり前から圧力をかけつつ、さらにサイドを圧縮してボールを回収していくものになりました。特にIHとDMFの運動量は必須で、彼らの走力があるからこそ成すことができるものだと僕は考えています。当然、3トップの限定も上手なことも忘れてはいけません。
ではアストン・ヴィラはどのようにしてプレッシングを行っていたのでしょうか。
アストン・ヴィラが追い込む場所はサイドを圧縮したいので当然SBになります。ここでSBに誘導していくためにワトキンスとイングスはファンダイクとマティプの前に立って牽制を行います。」さらにファビーニョにはコウチーニョを当てることで、中央経由を徹底して防ぎます。また中盤3枚はSBに出れる距離とジョーンズとケイタを消せる距離を保ちつつ、門を広げないことを考えながら立ち位置を取ります。このポジショニングかなり繊細で重要なものになっていることは間違いありません。
こうしていく中で、中央からの前進とライン間をぼかすことで、シンプルな外循環にさせることを狙っていると思います。仮にしたのパスではなく、上のパスで一気に最前線まで前進しようとするのならば、コンサとミングスという高さと強さを併せ持つCBなのでシンプルに跳ね返すことができます。そして2ndボールを中盤3枚で回収していくことでダイレクトに攻撃を仕掛けることを考えています。
当然「蹴らせて回収」は不確定要素を取り除ける割合が少ないので、外側から圧縮を最優先に守備を考えます。
ではサイドに誘導した場合はどのようになるのでしょうか。
SBにボールが出るとここにはIHを押し出します。この時に他の中盤2枚はしっかりとスライドを行っていくことで、空いてしまうスペースをカバーしていきます。逆IHが絞り込むことでアンカー脇を消していく作業です。
これでSBに対してIHが内側から外側に向かって出ていくことができるので、SBは「縦パス」を選択しやすくなります。これでWGに出るパス、もしくは斜めに降りてくるCFへ出てくるパスにそれぞれのゾーンの選手がアタックしていくことでボールを回収します。
ここの圧縮が間に合えば、かなりの確率でボールを回収できていましたし、なかなかこの強度の囲い込みから脱出できるチームはないのではないでしょうか。
そしてここでボールを回収することができれば、2トップとコウチーニョを中心に早い攻撃に移行していきます。ショートカウンターの威力を保つために、ジェラード監督のアストン・ヴィラはCBに対して2トップを当て嵌めているのではないでしょうか。
2トップが攻め残りというか、プレス残りをしていることで、奪ったボールを前に付けれる選択肢を増やすことができます。
このようにしてアストン・ヴィラは守備を考えながらリバプールに真っ向から勝負を仕掛けていました。
ではリバプールはこのプレッシングをどのようにして躱してゴールに迫ったのでしょうか。
過多と過少
リバプールは1つずつ剥がしていく中で、門を広げながら過多と過少を局所で作り出してアストン・ヴィラの遅れとズレを生み出しました。
ではどのようにこれらを生み出していたのでしょうか。
主に前半に行っていたのがこれ。結論からいうとSBとIHの距離を作り出すことで新たな展開を促していました。
ではSBとIHとの距離を作り出すために何を行ったかというと、コウチーニョのところで数的優位を作り出すことです。この役割を主に担ったのがケイタです。彼がファビーニョの付近まで降りていくことでマッギンを誘き出します。これはアストン・ヴィラのプレスの基盤に「中央経由の前進を防ぐ」というものを利用したものだと思います。
だからこそこれでアーノルドとマッギンの距離を広げてアーノルドがフリーでボールを持てるようになっていました。
これでアーノルドが時間とスペースを持って右足を振ることができれば、一気に逆サイドへ展開、背後への展開、少し持ち出してアーリークロスなど、いろんな展開を作り出すことができます。だからこそアストン・ヴィラはここにSBを押し出すことを選択したくなります。
しかし、アストン・ヴィラSBには近くにWGがいることでマーカーを捨ててまでプレスに出ることに躊躇します。この躊躇を消すためにディアスとマネが入れ替わる形、もっというと縦関係のような形になることで、アストン・ヴィラのSBに対して「マーカーレス」の状態を作り出します。これで躊躇なくアーノルドまでディニュが出ていくと、その背後をディアスもしくはマネがランニングで使っていくことで一気に背後を取ります。ここのボールを落とすことができるのも明確にディニュとアーノルドの距離を作り出しているからです。
このようにして主に前半はプレスを回避していた印象です。だからこそアーノルドからの展開が多く、右から左の展開が増えていたのだと思います。
さらにリバプールは後半から以下のようなやり方も組み込んでいきます。
後半からは左からの展開を多くするために左でのタスク過多をアストン・ヴィラに突きつけます。そのためにアーノルドが内側に入ってファビーニョの横、詳細にいうならばイングスとコウチーニョの門の先に入るようになっていました。これでIHケイタが逆まで流れて、ルイスを止める役割を果たします。さらにIHジョーンズが外側に出ることでSBキャッシュを止めます。これでSBツィミカスとファンダイクがボールを持てるようになっていました。特にツィミカスがボールを持てるようになっていました。
そしてジョタが背後と斜めを作り出しながらキャッシュの背後を取りコンサを動かさば、手前にマネ、背後にディアスのような形も作ることができるようになっていました。ここでルイスに上手くタスク過多の状態を作り出すことで、縦パスを打ち込むだけの時間を作り出して攻撃を仕掛けていたのは見事だなと感じましたし、この展開を作り出してからのチアゴ投入は反則だろとも感じました。
それにしても強いです、リバプール。ディアスも恐ろしや。
雑感
ジェラードが監督になってから割とアストン・ヴィラのサッカーも見てきました。嵌ればかなり破壊力抜群で、剥がされてしまうと苦しくなるのはここまで見てきた通りですが、それでも彼らのフットボールにはロマンを感じますし、何より好戦的でフルスロットルなフットボールは見ていてバチバチで楽しいです。
そしてその土俵に上がると思っていたリバプールでしたが、まさかのそうではくてしっかりと剥がしながらの前進。いなすことでスペースを作り出して、圧倒的な個の能力でぶっ叩く。いやー、ドS。クロップドS。怖い。
今日の試合でマンチェスター・Cと暫定ですが勝ち点で並んだリバプール。シティにプレッシャーを与えれたという事実は間違いなく明日の試合に少なからず影響するでしょう。明朝のシティ vs ウルブスの試合も見てみようかな。
ぜひ皆さんもこの試合を見返してみて下さい!リバプールの回避を見ると楽しいかもです!
最後までありがとうございます!
今回の記事はここまでとなります。ここまでお付き合い頂きありがとうございます。
次回の記事もお楽しみに!!!
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