皆さん、どうも。今回はUCL Group Gのヴォルフスブルク×リールについてを考えていきます。最後まで目を通して頂けると嬉しいです!
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Chapter1:ヴォルフスブルクのプレス
3−4−2−1で守備の強度を取り戻したヴォルフスブルク。そしてこの試合、リールと配置を合わせて各局面で戦えるように4−2−3−1で立ち向かうことを考えた。これを選択したことで、ヴォルフスブルクはハイプレスを選択。これでショートカウンターを狙う。ではどのようにプレスを完結させようとしていたのだろうか。
このようにヴォルフスブルクはCFとOMFが横並びになる4−4−2で守備を開始する。これでCH-SH-CFの6枚で中央を消していく。これでまず誘導する場所はSBになる。当然、この時にリールSHと2トップには4バックで数的同数を保つことを考えていた。ここの数的同数を作り出すために4−2−3−1を選択したのだろう。仮に3−4−2−1だと5枚にして後ろを重くするか、前にWBを出すと後ろが3枚のなるので(逆WBが下がって数的同数を作れるが)数的不利になってしまう。
だから何度も言うが、動きが必要なく最初から数的同数を作り出せている4−2−3−1を選択した。
このように中央を消している6枚は距離感を保ちながらSBに誘導する。そしてSBから次のパスを回収することを考えていた。これでボールを奪ってショートカウンターを打ち込むことを考えていた。
だがヴォルフスブルクはリールにプレスを回避され、ミドルプレスに移行せざるを得ない状況下になり、さらにミドルプレスも剥がされてしまうので自陣に下がる状況になっていく。
ではどのようにリールはプレスを回避していたのだろうか。
Chapter2:リールのプレス回避
ではリールのプレス回避についてを考えていこう。リールはいつも通り主にCFデイビットが下がって組み立てに参加していくことで回避を手助けしていく。さらにリールはヴォルフスブルクに対して個人能力で勝ってプレスを無力化していた。
ヴォルフスブルクは6枚で中央を消しているのだが、そこにCFデイビットが降りてきて2CHとトライアングルを作り出す。これでヴォルフスブルクCHを止めることを行う。
これがかなり大きな役割を果たしていた。
このようにサイドに誘導された時に、SB-CH-SHのトライアングルを作り出すことができるようになる。これが行えるようになるのはCFが降りてきてCHを止めているから。仮にここでリールCHにヴォルフスブルクCHが着いていけば、ミドルパスでCFへ逃げることも可能に。これをヴォルフスブルクが行わないのは「奪う場所がずれること」と「一気に前進されてしまうこと」を嫌うから。
だからリールはサイドでトライアングルを作り出し、レイオフで逃げるかSBとSHの個人技+コンビネーションでプレスを回避することができていた。
ミドルプレスも無力化!
リールはヴォルフスブルクのミドルプレスも簡単に無力化することもできていた。これはヴォルフスブルクがどこに追い込みたいのか、どこでのボールを回収したいのかが明確でではなかったことも大きく関係している。だが、それ以上にリールの判断の速さが目立ち、さらに段差の背後でしっかりとCFや入ってくるSHが受けるための動きをして、パスコースを作り出していたことがミドルプレスを無力化できた大きな要因だろう。だからこそ、囲まれる前に逃げることもできていたし、DF–MFのライン間で前を向くことで、ヴォルフスブルク全体を押し下げることに成功していた。
Chapter3:前に人を送って上のパス
ヴォルフスブルクは先ほども触れたように、ハイプレス⇨ショートカウンターで試合を進めていくことを中心に考えていた。だからこそ、ボールを握った時の脆さが出てきてしまった印象だ。ヴォルフスブルクの試合を定期的に見れているわけではないが、UCLの試合、特に監督交代をしたあとの前進方法は『上のパス』が中心になっていた。だから、この試合でボールを保持したといはこのようになる。
ヴォルフスブルクは土台を2CBと2CHになる。こうすることでSBを押し上げてSHを内側に押し込む。これでリールの2トップもしくはSHを動かした時点でCFのベグホルストへロングパスを打ち込む。これで起点を作り、2nd回収を行って前進することを考えたが、この日のヴォルフスブルクにはターゲットマンが1枚で、リールからすると狙って潰しきることが容易になっていた。さらに2nd回収の勝負でもリールの方が強度と反応が早く、前進し切ることが難しくなっていた。
一縷の希望は右サイド
では全くもって前進できずに、攻撃ができなかったかというとそうではない。ヴォルフスブルクは右サイドからのクロス爆撃攻撃で何とかしてゴールを割ろうと努力していた。
このようにCBとCHのパス交換を打ち込むことでCHとSHのチャレンジ&カバーを強要する。これで外側のSBがフリーになることができる。ここでフリーになれるのはSHがリールSBをピン止めしているからだ。ここからCFベグホルスト目掛けてクロスを供給していくことで攻撃を仕掛けていた。
だがここでもターゲットマンが1枚になっていたため、3−4−2−1よりも迫力にかけてしまっていた。
選択ミスによる敗戦
ヴォルフスブルクはリールの守備を掻い潜れないため、前進方法を変えて攻撃を組み立てた。だが、ここの選択ミスがこの試合の勝敗を大きく分けた。ヴォルフスブルクは前半、ロングパス中心に戦ったが、跳ね返されるので後半は下のパスで丁寧に前進していくことを考えた。
これに対してリールは前半はミドルプレス、後半はハイプレスを選択。だからリールは安定して守備を行えた。ヴォルフスブルクはリールは前に出てきた後半こそロングパスを、前半は手前を使ってリールを動かすことを選択すべきだったのではないだろうか。ここの選択ミスが敗戦に追い込まれた大きな原因だろう。
これで勝ち抜けを決めたリール。しっかりと手堅く戦うことで手にしたグループ突破。個人能力を前に押し出し、さらにそれを生かすためのチームであるリール。彼らがどkまで通用していくのかが楽しみだ。
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