【それぞれの思惑】Premier League第6節 チェルシー vs マンチェスター・C

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皆さん、どうも!

今回はプレミアリーグ第6節のチェルシー×マンチェスター・Cについてを考えていきます!最後まで目を通して頂けると嬉しいです!

 

 

 

YouTubeも始めましたので、チャンネル登録もしてもらえると嬉しいです。

おかげさまで、最初の目標でもある1,000人までもう少しです…!!!

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スターティングメンバー

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Chapter1:チェルシーの考えとシティのポイントは?

まずはここから考えてみたい。この試合、チェルシーは戦い慣れた3−4−2ー1ではなく、3−5−2で試合に臨んだ。

これはヴェルナーとルカクを存分に生かすためのシステムであり、ペップ・シティに対してサイドで深さを作るため、カウンターの威力を増すために、トゥヘルは5−3−2で試合に臨んだのではないだろうか。

 

チェルシーが考えたこと、チェルシーが失点・シティが先制するまでの展開についてをYouTubeで考えさせて頂いた。内容は主に以下のようになっている。

 

☑︎チェルシーの守備について

☑︎シティの崩しのポイントとは?

☑︎チェルシーの攻撃の狙いとは?

 

こちらのリンクからご覧いなってもらいたい。

 

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チャンネル登録もしてもらえると嬉しい限りだ。

 

補足

動画内で触れている事です。ここから先の詳細と考え方についてはYouTubeで考えさせて頂いていますので、どうぞそちらをご覧ください!

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チェルシーの守備の考え方

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シティの動かし方とポイント①

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シティの動かし方とポイント②

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チェルシーの攻撃の考え方






Chapter2:失点後のチェルシーの修正

ではここからはチェルシーが失点してからについてを考えていこう。この試合の考え方として、チェルシーはローブロックからロングカウンターを考えていたと思う。

だからこそ、5−3−2で試合に入った。

だがビハインドを負ってからは、当然の事ながらゴールを奪いに前に出ていく。

そのため、普段使っている3−4−2ー1に変更。これで攻撃に出ていく事を考えた。

 

ではどのような考え方に軌道修正したのだろうか。

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守備の修正

まず行った事が守備の修正だ。ローブロックを敷いていたチェルシーは前から出ていく事を考える。だからいつも行っているSBまでWBを出して前からプレスを嵌め込んでいく。こうする事で、高い位置でボールを回収する事を試みて、敵陣で奪うことができればショートカウンターを打ち込む事ができる。

 

さらに攻撃に関しても修正を行っていた。その修正がWBの立ち位置だ。失点するまでは低い位置で構える事が多く、攻撃に出る事が物理的に難しかったチェルシー。だが、失点してからは守備の立ち位置も高くした事で、WBの攻撃参加も多くなっていく。

だからこそ大きくサイドを変えた時に、チェルシーは大外に立つWBがフリーになれるようになっていた。特に左から右の展開から、アスピリクエタからファーサイドに流れるルカクへのクロスで攻撃を完結させようと試みていた。

 

さらに、ジョルジーニョに替えてロフタス=チークを投入する事で単独での推進力を加えて、攻撃に迫力を加えて行った。

 

もちろん、これはリスクを背負うものであり、シティはそこをしっかりとついていく事で、カウンターでチェルシーに脅威を与えた。

 

Chapter3:現れる2つのスペースを突くシティ

チェルシーの修正によってできるスペースがあった。そこをきちんと突いていく事で、シティはカウンターでチェルシーに脅威を与えた。

ではどこにスペースができていたのだろうか。

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2つのできるスペース

まずできる場所がCFルカクの背後だ。ここにスペースができるのは「背後で消す」と言う作業に限界があるから。どうしても前から当て嵌めにいくと、中央にスペースができる。

さらに追い討ちをかけるように、IHでCHをピン止めしてるので、DMFロドリのところまでCHが出ていく事が難しくなる。そしてそれを行うのは動かして場所を取る事が上手なシティだ。だから彼らはまずDMFロドリのところで起点を作り出し、そこにコバチッチやジョルジーニョを釣り出して、一気に縦に仕掛ける事で攻撃を完結させていた。

 

そしてもう1つがWBの背後だ。ここにスペースができるのは当然、WBがSBまで出ていくようになっていたから。トゥヘルはこの展開を避けるために、最初はWBをSBまで押し出す事をしなかったのではないだろうか。

そして実際に、WBの背後でWGグリーリッシュがボールを引き取り、CBクリステンセンの横スライドを誘発し、1vs1の勝負に持ち込む事で、優位に立って攻撃を仕掛けていた。

 

3−1:チェルシーは横スライドを嫌う?

この試合を見ていて僕が感じた事。それがチェルシーは「横スライド」を嫌っているっぽいと言うことだ。

もちろん全く横スライドを行わないと言うとそうではなくて、外側のCBの横スライドを嫌っているのではないか?と言う考察だ。

特に自陣でのそのスタンスは明確で、外側のCBが横スライドを行って幅を作る選手に対応をする事は稀だ。その代わりに、前向きの対応をかなり多く、自分の担当のレーンに立つ選手にはかなりガツン!と潰しに行く。

だから、WBが背後を取られる事が少なく、外側にCBが釣り出されることも少ない。故にチェルシーは「最初に背後を消す」ことを考えているのではないだろうか。

 

トゥヘルが来てから割と早く行っていたことかもしれないが、僕はやっとここで引っ掛かりを感じることができた。これに関してはもう少し試合観戦を重ねて、答えを出していきたい。

 

2つの顔を持つチェルシー

5−3−2と3−4−2ー1。それぞれのスタンスがあり、いわば2つの顔を持つことができる。ロングカウンターと能動的カウンターだ。この試合ではその2つの顔を見ることができた。そしてそれをすぐさま切り換えることができ、遜色なくこなすことができる、チェルシーの選手。トゥヘルがどのようにチームを作り、どのようなことを落とし込んでいるのか、さらに気になる試合でもあった。

 

誰か、試合内容から「こんなトレーニングしとんじゃね!?」みたいなことできんかね…?笑(密かに僕は挑戦してみようと思う…)

 

今回の記事はここまでとなります。ここまでお付き合い頂きありがとうございます。

次回の記事もお楽しみに!!!

 

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ではまた次の記事で!