はじめに
またしてもビッグゲーム。今節はノースロンドンダービー。プレミアリーグの中でも因縁深いダービーだ。今シーズン最初のこのダービーはアーセナルのホームで行われた。テンションが高いこの試合にレビューを加えるか迷ったが、アーセナルのハイプレ少し気になり、面白いものだったので、今回はこれを紹介していこう。
アーセナルのハイプレス
これが個人的にこの試合で最も注目すべき点ではないかと感じている。その理由が新ルールの『ゴールキックの始め方に対する守備』を実行していたから。もちろん全てがうまくいっていたわけではないがこの方法を紹介していこう。
これがゴールキックに対してのアーセナルのハイプレス。うまくこれが嵌った場面は27分からのプレー。(戸田さん指摘していたもの)
決まりとして、ボックス内に入るCBに対しWGがマーク。中央に入るDMFに対してはCFがマーク。その後ろのDMFもCFが背後で消すことで時間とスペースを与えない。それでも繋いできたトッテナム。そこでCBからSBに出たボールをCHがプレッシングへ。降りてきたSHはそのままSBがマーク。SBで引っ掛けてショートカウンターを狙うことを目的としていた。
このようにCHがSBに出ることで、空いたスペースをCFがDMFもカバー。OMFに対してはDMFがスライドで埋める。CHは中央のスペースを埋めることでバランスを保つ。そして奪い所としては黒丸の部分。一番良いのはSBで奪う事だが、その次の狙いが中えのパス。これでボールを奪いショートカウンターを狙っていた。先ほども紹介したが27分からのプレーがこの試合で一番上手く嵌ったものだった。
流れの中でのハイプレス
もちろん、流れの中でもハイプレスを敢行。その方法がこちら。
このようにほとんどゴールキックの時と変わらない状況を作り出していた。CBのソクラティスがケインをほぼマンマーク気味につくことで組み立てに参加させなかった。
この方法でボールを奪ってラカゼットでためを作り、SBを押し上げで攻撃を仕掛けていた。
喰らってしまったカウンター
だがやはりカウンターを喰らうことが何度かあった。それはここのスペースを使われてしまったから。
SHのソンフンミンとOMFのエリクセンが入れ替わることが多く、その入れ替わることでできたスペースにSBがボールを入れることでSHのソンフンミンは前向きでボールを持てることが多かった。さらに彼のスピードを警戒し、DFラインが下がることでソンフンミンは時間を得ることができ、アーセナルにカウンターで脅威を与え続けていた。
またこのようにハイプレスを逆手にとり、長いボールでシンプルに背後を取る攻撃をしている。(カウンターに含んでいいのかわからないが)
これがアーセナルの失点シーン。このように前からプレスをかけるので、どうしても背後のスペースが空き、人数は少なくなっている。そこでトッテナムはCFケインに長いボールを入れそのフリックで仕留めるという明確な狙いがあった。その狙いを潰すべく、CBソクラテスがマンマークをしていたのだが、この場面はDMFのジャカと被ってしまったため、失点してしまった。このような形でも何度かカウンターを受けていた。
まとめ
前節のリバプール戦と打って変わり、このダービーはアグレッシブに戦い勝ち点1を分け合う結果で試合が終わった。特に後半のアーセナルは迫力があり、逆転するのではないかと思わせる迫力だった。惜しくもオフサイドでゴールは認められずに逆転とはいかなかったが、それでもライバルのトッテナムと互角以上の戦いをしたのではないだろうか。このような戦術を超えたばちばちの試合になるノースロンドンダービー。とても興奮した良い試合だった。
終わりに
-
ツイッターについて
ツイッターでは試合の雑感やゴールシーンの解説を動画つきで軽く考察しています。またブログ更新のお知らせもさせて頂いてます!
さらにはどの試合、どのチームについて紹介するかのアンケートも定期的に行っているので、気になる方はフォローをお願いします!
-
インスタグラムについて
インスタではブログの更新のお知らせをさせて頂いてます。こちらもフォローの方をお願いします!
-
YouTubeについて
もう一度YouTubeでも解説を始めようと思います。そろそろ再開させて頂こうと思っているので、気になる方はチャンネル登録の方をよろしくお願いします!
-
DAZNについて
自分も使わせてもらっているDAZN。プレミアリーグ、Jリーグ、セリエA、リーグ1、そしてリーガエスパニョーラ。様々なリーグの試合が見れるのでとてもオススメのコンテンツです。通勤や通学などの時間でハイライトだけ観ることも楽しいです!サッカーだらけの毎日にできるDAZN。最高ですよ!試してみてはどうでしょうか?
-
最後までご朗読ありがとうございます
これからもなるべくわかりやすく伝えていくので引き続きよろしくお願いします。
ツイッターやインスタなどでの拡散もして頂けると幸いです。
では次回もお楽しみに!バイバイ!