サッカー戦術分析ブログ〜 Football LAB〜

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Jリーグ 横浜FM vs ガンバ大阪 〜ガンバ大阪4-4-2の可能性〜

 

はじめに

名門クラブといって間違いのないガンバ大阪。だが今シーズンも苦しい時間を過ごしている。この試合も勝ち点を得ることができず、勝ち点28を積み上げているとはいえ、残留争いに巻き込まれている。そんな中で加入した宇佐美、パトリック、井手口。3冠を達成した選手を連れ戻し、再建を図る。この試合も基本の並び3-5-2で挑んだが、敗戦。だが後半途中から4-4-2に並びを変えると一気に流れを引き寄せる。(後半で勝負を仕掛けるプレンだったのかもしれないそして)同点、逆転勝利まで持っていってもおかしくない展開まで持ち込んだ。この4-4-2の可能性を今回は紹介していこう。

 

ガンバ大阪4-4-2の可能性

ハイプレスとそのスイッチ

この試合の大きなターニングポイントは確実に57分の遠藤とパトリックの投入だ。この投入で並びを4-4-2に変更。そしてここから守備のやり方も変更。これでマリノスの良さを消した。

(白⇨マリノス 黒⇨ガンバ)

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このプレスの目的として「ロングボールを蹴らせる」ことと「中央に入れささずにSBもしくはOMFで奪うこと」としていた。特にロングボールを蹴らせることでCFに高さがないのでほとんどの確率で競り勝ち、マイボールにすることができる。そしてこのスイッチを入れていたのが交代で入った遠藤。CFに指示を出し、プレスをさせる。そして遠藤がDMFへプレスにいくことがこのハイプレスの本スイッチとなる。そうすると自然に全体が押し上がり、コンパクトに保つことができる。SBのところにSHが、SHのところにSBが出ることでパスコースを消す。そしてOMFのところにボール奪取能力の高い井手口を当てることで中央へのパスも消す。これでロングボールを蹴らせることができるということだ。ハイプレスとそのスイッチを入れる遠藤保仁の眼はさすがだと思った。これがもし3-5-2で中盤のそこに位置すると行えない戦術だ。4-4-2フラットな形、そしてその横に井手口というボールを奪える選手がいることでできる戦術だろう。

 

プレスに行かない場合

プレスに行かない場合もしっかりと整理されていたのではないだろうか。

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ハイプレスの時と変わらず、CFは必ず中央を締めることを意識しながらプレッシングを行う。そしてここで遠藤がDMFへのプレスに行かない場合は後ろの選手はブロックを引くことにシフトチェンジ。サイドに追い込みながら後ろの陣形を整える。SHのところで数的優位を作り出すことでボールを奪う、前進させない守備をする。ここでの重要なのがCFがプレスに行っていること。あえてCFがプレスに行き、2列目3列目は下がる。こうすることでボールを奪った時に前に残っているCF2枚でカウンターを仕掛けることができる。パトリックはボールが収まり、裏にも抜けれる、宇佐美はパサーにもフィニッシャーにもなれ、ドリブルでの単独突破も期待できる。2人でフィニッシュまで持っていく能力があるからこそできることではないだろうか。

 

サイドを変えるボールとSBの存在感

このフォーメーションになり、より効果的な攻撃ができるようになっていた。もちろん3-5-2の時もサイドを変えることで決定機は1度作ったが、4-4-2になったことでチャンスはとても広がった。ではなぜ広がったのか。

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右サイドはこのように展開することが多かった。SBのキムヨングンが良いボールをけることができるのでこのように展開することができる。ここでSHが中に絞り、そしてSBかCFが大外のスペースに抜け出す。これで幾度となくチャンスを作った。(状況に応じてはCHから展開)左サイドではCHの遠藤経由でサイドを変える展開を実行していた。

そしてシンプルに深い位置まで持っていき、フィニッシュ。簡単な攻撃だが、かなり効果的な戦術だった。

補足

マリノスの守備戦術自体がハイライン、ハイプレスかつ、サイドを圧縮するものなので、かなり効いていたことも否めない。この攻撃は他のチームに通用するかどうかはわからないが、だからこそ他のチームにもこの攻撃を当ててみてほしい。

 

ポゼッション

4-4-2になり、ボールを握れるようになっていた。実際に一点返したゴールもマリノスの敵陣でしっかりとボールを動かしながら奪ったゴールだ。この攻撃ができるようになったのは相手をCFやSH、SBの飛び出しでしっかりと相手を押し込むことができるようになったので、全体を押し上げることで良い距離感でボールを保持することができるようになっていた。しっかりとSHが中に入り込むことでSBで幅を作ることができる。これもよく見る戦術だが、中央に遠藤がいることによって、然るべきタイミング、場所で幅を作ることができる。このバランスが取れていることによってネガトラでもしっかりとプレッシャーを行うことができた。

 まとめ

結論:4-4-2の可能性は?あり?なし?

この試合を通しての個人的な意見は『あり』

前半はSBにハーフスペースを取られることを良しとするプランで、カウンターを狙うというものだったのではないだろうか。それでもこのプランを上回るマリノスの試合の適応力はさすがだった。そこで用意していたプランでそのマリノスを混乱に陥れることに成功。しっかりとハーフスペースを埋めれソリッドな守備からロングカウンター。さらにはハイプレスでボールを奪いにいくというプランも嵌っていた時間もあった。もしもの話になるが4-4-2で試合の頭から挑んでいたらどうなっていたか観てみたかった。打ち合いになり、とてもスリリングな試合になったのではないだろうか。次のリーグ戦まで時間があるだけに、この井手口、宇佐美を活かせる可能性がある4-4-2のシステムをより整理し、試してみてもらいたい。

 

終わりに

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