サッカー戦術分析ブログ〜 Sixth Sense〜

Jリーグ・プレミアリーグ・セリエAを中心に解説をしていきます。

アウディカップを見終えて。 〜レアル・マドリードについて〜

 

はじめに

1分3敗。レアルマドリードはプレシーズンとは言え、常勝軍団は慣れていない結果だろう。けが人も多く出ていて、退団する選手もいる。今の状況下でシーズンが始まってしまうと、19-20シーズンも無冠で終わってしまう可能性は大いにあるだろう。ではなぜプレシーズンとはいえど、勝てなくなっているのか。その要因を紹介していこう。

 

レアル・マドリードが勝てない理由

  • 被カウンターと攻撃の問題

これはカゼミロがいないことも関係しているかもしれない。それを差し引いても現段階のレアルは被カウンター対策が全くもってできていない。攻撃時にマルセロが高いポジションをとることで、圧倒的な攻撃力を誇っているが、攻撃を完結できなかった時の代償が大きい。ではそれを解説していこう。

トッテナム戦参照 白⇨レアル 黒⇨トッテナム

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攻撃時にこのような形になることが多いレアル。SBがここでボール受けることが多く、ここから崩しにかかって行く。その時にできるのが背後のスペース。ここをカバーするためにCHとCBがこのスペースを意識する。そうすると、CHが攻撃に参加しにくくなる。

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これがその理由。例えばここでCHがサポートに行くと、もう1人のCHのカバーエリアとボール同サイド(セルヒオ・ラモス)のカバーエリアが広くなる。そうすると両CBとの間に距離ができてしまうため、ここでのチャレンジ&カバーが難しくなる。これらがサポートにいけない理由だ。そしてCHがサポートにいけないことで、局面では3v2もしくは2v2の形になる。これは大敗を喫してしまったアトレティコとの試合で起きていた状況だ。

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このような状況下に陥ると攻撃を完結させることが難しくなり、ボールを奪われてカウンターにを受けることが多くなる。例えばここでボールを奪われると、このような形になるのは容易に想像がつくだろう。

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このように攻撃を完結させることができず、ボールを奪われると、一枝にピンチを招く事になる。CHとCBが釣り出されるのでスペースが中央に生まれてしまい、仮に中央へパスを通されてしまうと一気にゴール前まで持っていかれる。この試合はGKのナバスのビッグセーブの連発で失点は1で済んだが、アトレティコ戦のようにもっと入っていてもおかしくない展開だった。攻撃が完結すれば何の問題もないので、CFがサポートに入ることや、SBがもっと絞ることなどの対応が必要ではないだろうか。こぞってこのカウンターからの決定機がプレシーズンマッチでよく見受けられる。

 

  • ビルドアップの問題

これにも問題があるのではないだろうか。現にトッテナム戦ではここのミスで失点し、これが決勝点となり敗北している。ではこのビルドアップの何が問題なのかを紹介しよう。

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まずはこれがビルドアップの形。CBが広がり、CHがDFラインに降りてくる。そして3バックの形でボールを回す。だが、ここでCBの距離感が遠い事とCHがボールホルダーの近くに降りてくる。ここが少し問題なのではないだろうか。また、SBが幅を取り、さらにはSHも幅を取っている。これではDFにボールと人を捕まえられるので簡単にボールを奪われてしまう。(だがこれで奪われないのがレアルの選手でもある)

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さらにCFが降りてきた時に開けたスペースを使う選手もいないことも問題だろう。ここを使う選手がいればまた状況が変わってくるのではないだろうか。ここを使う選手がいないためにボールを受けにきたCFにパスを出すしか選択肢がなくなる。ボールを受けたCFは囲まれるのでボールを奪われる可能性が高くなる。このよな状況に陥るので前進することが難しくなっている。これがビルドアップの問題点ではないだろうか。

 

  • ブロックを作った時の守備の問題

これも問題だろう。守備時は4-4-2のブロックを作って守るのだが、中央を締めきれずにライン間でボールを受けられることが多い。

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よく見られた状況がこの状況だ。SHまたはCFがここで受けるので、SHとSBが中に絞らないといけない状況を作られてしまう。そうすると、このように崩されてしまう。

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この簡単な3本のパスで崩されてしまう。中央のパスコースを締められないのでこのように崩されてしまう。ここの改善も急務ではないだろうか。

 

まとめ

プレシーズンとはいえどもここまで勝てない、しかも内容も良くないレアルは珍しいのではないだろうか。まだコンディションが上がってないこともあるだろう。連携がまだ出来上がってないこともあるだろう。だがそれを差し引いても改善すべき点が多すぎるのも事実だ。怪我人も多く、退団する選手もいる中で、果たしてどのような修正をして、開幕までにどのような変貌を遂げることができるのか。楽しみだ。

 

終わりに

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