サッカー戦術分析ブログ〜 Sixth Sense〜

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PL トッテナム vs ウェストハム 〜トップ4争いの行方〜

 

はじめに

試合結果から言うとこの試合はトッテナムの敗北で終わった。

これでプレミアリーグのCL争いはさらに熾烈を極めている。これほど最後まで順位が予想できないシーズン、リーグも見当たらないだろう。

それではこのホームチームの痛すぎる敗戦を喫した試合のレビューをしていく。

トッテナム(4-3-1-2)

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ウェストハム(4-3-3)

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試合内容

前半はどちらかと全体的に言うとトッテナムペースで試合が進んでいた。

27番がドリブルで時間を作り、全体の押し上げを待ち厚みのある攻撃を見せていた。

そして前半の一番の決定機が11分の攻撃だ。

ここでも27番がタメを作って20番にパス。そして20番が7番へのスルーパスでゴールを狙ったがここはキーパーに阻まれた。

ここでゴールが決まっていたら試合結果は変わっていただろう。

一方のウェストハムの狙いとして、8番の裏のスペースを狙いそこからチャンスを演出しようと試みていたが、前半はうまくいかず。だがこれが後半、アウェイチームの逆襲のきっかけとなる。

全体的に静かな前半だったことは間違えない。

 

そして後半。ウェストハムの攻撃のパターンが少し変わっていた。

中央の7番が外に流れる事で、インサイドハーフやWGが使えるスペースを作り出していた。これにトッテナムは対応しきる前に失点を喫してしまう。それが67分の出来事だ。

7番が右サイドに流れ、サイドで起点を作り出す。そこにWGの30番がポジションをとり、7番からのクロスをワントラップし、ボレーで決めきった。まさに狙い通りの攻撃だっただろう。前半は単純にWGの選手の裏へボールを送っていただけだったが、後半から動きを作る事でトッテナムに混乱を生み出した。見事なハーフタイムでの修正だった。

ここで負ける訳にはいかないトッテナムは9番を投入し形を4-2-2-2にし圧力をかけtが最後までゴールを奪えず、新スタジアムで初の敗北を喫してしまった。

 

トッテナムの狙いと修正の詳細

ウェストハムの守備陣形が4-1-4-1または4-3-3のどちらかではっきりしないものだった。そこでライン間のスペースで20番や27番が前を向く事が多くあり、チャンスを作れた。

また3MFの脇のスペースをしっかりと活用できていたのでうまくいっていたのだろう。

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図のようにCMFが外でボールを持つとスライドが必要になる。そうすると選手間の距離が広くなり、縦パスを簡単に通す事が簡単になっていた。

これが前半トッテナムがうまくいっていた理由。

 

  • 後半の修正点

カウンター対策の4-4-2

トッテナムはサイドのスペースを使われる事が多かったので、50分あたりから流動的ではあるが、7番と3番が外に開き4-4-2の形にする事で対応をしていた。

これをした理由が50分のカウンターを受けてだろう。

こうする事でサイドの8番と30番を守備に回す事ができ、カウンター時の走る距離を延ばす意図があった。

 

失点喫してからの4-2-2-2

76分に3番に代え9番を投入する事で4-2-2-2に形を変えた。

9番と18番の2トップ。その下に7番と20番。DMFに23番と15番。中央に人を集める事で、SBの上がれるスペースを作り、攻撃に厚みをつけようとした。

さらに18番に向かってロングボールを蹴り込みそのセカンドボールを拾うために中央の人数を増やした。

 

それでも崩せないので12番の投入

これには2つの意図があった。

1つ目が23番を前に配置しよりゴールに近い位置でボールを持たせる事。

2つ目がさらなるカウンター対策だ。

12番が入ったのは84分。それまでに50、57、60、62、64、81分とカウンターを受けていた。奪取能力が高く、カバーエリアの広い12番を入れる事でこの対策を施していた。

 

できるでけの修正をして、アディショナルタイムにSBからのクロスで9番にビッグチャンスが訪れるが決め切る事ができずに、敗戦を喫した。

 

ウェストハムの修正と狙い

  • 修正しなければいけない前半の守備

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WGが下がってこkのスペースを埋めなければいけなかった。

ここを突かれる事が多かったので、前半はチャンスを作られていた。

さらに4-4の形にし、WGが絞ってDMFをマークする必要があった。ここをフリーにしてしまうと簡単に逆サイドに展開されてしまうからだ。

さすがにハーフタイムで指示があったのでろう、後半は述べた形と若干違うが、

両WGが下がり、4-5のブロックを形成して守り、カウンターを繰り出していた。

 

  • 後半からの攻撃のパターン

これが試合の勝敗を分けた。

前半は単純に主に8番の前のスペースにボールを配給していたが、後半になると一変し、7番が精力的にサイドに流れ起点を作る事が多くなった。こうすると、ちゅ王にスペースができることは簡単にわかるだろう。

そこを30番や、11番、16番が使っていた。実際に何本かマイナスからのクロスで11番がシュートを放つ場面も見受けれた。

さらにポジションを移動(レーンの移動)をする事で、目線とマークが変わり、

DFは混乱に陥る。ゲームプランとしてあったのか、はたまたペジェグリーニ監督が前半のっ状況を見てハーフタイムに指示を出したのかはわからないが、見事にこれが嵌まり、勝利を収めた。

 

まとめ

トッテナムアヤックスとのCLを見据えて、ウェストハムはEL出場権にも届かず、残留も決まっているため、全体的に緩い試合だった。だが相変わらず、駆け引きはとても面白いものだった。ポジェッティーノ監督は相手によってフォーメーションを変え、さらには試合中にも変えるから、観ていてその意図を考える事が多い。変化を恐れずに決断する事ができるから、CLで勝ち進んでいるのでろう。観る側としても面白い。

だが今回は敗北してしまった。

チェルシーアーセナルマンU。この3チームにまたしてもチャンスが回ってきた。

激化するトップ4争い。この争いは最後まで目が離せない。

 

終わりに

最後までご朗読ありがとうございます。

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では次回もお楽しみに!バイバイ!