エデン・アザールについて
1991年 1月7日(28歳)
173cm 76kg 右利き
チェルシーFC所属
ポジション WG
ロナウドとメッシ。彼らの領域に今最も近いプレーヤーかもしれない。
チェルシーの一員として様々なタイトルを獲得し、ドログバ、ランパード、テリーのレジェンドが抜けたブルーズを支えているのは間違いなく、アザールだ。
そんなアザールの何が凄いのかを紹介していく。
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ドリブル
アザールといえばドリブルだ。この能力においてアザールと並べる選手はいないのではないだろうか。
緩急とキレでDFの前に入り込みDFを無力化する。
またターンも早く、DFを背負った状態から難なく前を向く。
様々なドリブルがある中で、ゴールに直結するドリブルはもちろん、タメを作るドリブル、試合を落ち着かせるドリブル、スペースを作るドリブル、どれを取ってもハイレベルだ。
しかも1v1の勝率が異常なほどに高く、ほぼDFはファールでしか彼を止める事ができない。
その中でもより得意なドリブルを紹介する。
ゴールに向かうドリブル
このドリブルでいくつものスーパーゴールを生み出している。
これがアザールの真骨頂だ。
たとえ前方にDFが何人いようとも関係ない。
例を挙げよう。直近の試合、ウェストハムとのホームゲーム。前半24分に見せたドリブルは圧巻だった。(アーセナル戦のハーフウェイラインからのドリブルも圧巻だった)
いくらバイタルエリアにスペースがあったとしてもDF4枚が揃い、DMF2枚いる状況で普通の選手は突っ込まない。だがこれができるのがアザール。
ではなぜこれができるのか。それは懐の深いドリブルだからだ。
これは説明しにくいのでぜひ見てもらいたが、あえて表現するなら、スルスルと抜けていくドリブル。Jリーグにいる選手でいうとイニエスタ。
懐が深いとDFは思った以上に遠くにボールがあると感じる。
そのためボールにさわれない。
これに加えてスピードとスピードに乗ってもボールの扱いの技術が落ちないから、何人DFがいようとゴールに向かってドリブルができる。
ぜひサッカーを見る機会があれば懐の深い選手を見つけてみて欲しい。
また、カットインも得意だ。
サイドで開いてボールを受けて、SBと1v1 または1v2に持ち込む。
そして一歩めの加速が早いので一気にDFを置き去りにする。
カットインの代名詞ロッベンとは違い、止まっている状態から一気にスピードに乗って抜き去る。絶好調のアザールだとこのキレが凄まじいのでDFは止められない
時間を作るドリブル
これも得意だ。全体を押し上げるために適切な場所、適切な時間帯でタメを作る。
アザールはタメを作るときに軸足でボールを隠すので、DFはボールにさわれない。
無理に奪いに行くとファールになる。
また体幹もしっかりしているのできつく当たられても簡単に倒れない。
さらに腕やお尻の使い方も上手だ。
チェルシーやベルギー代表はアザールがいるといないとでは試合内容がだいぶ変わってしまう。
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ターン
ターンも早く、DFを背負った状態でも難なく前を向く事ができる。
ボールを受ける前にターンしたい方向とは逆にボディフェイクを入れ、ターンをする。
ボールを受けると同時にターンし(これが一歩目)二歩目でDFの前に入り込む。
これが早いので迂闊にDFは飛び込めない。
いわば堂安選手の上位互換だ。
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コンビネーションプレー
ドリブラーなので自分で持って展開を打開したいなど少なくとは考えるだろう。
しかしアザールは全くそれがない。
判断が早く、自分よりも他の味方の方が良い体制だと迷わずパスを出す。
また、バイタルエリアでのプレーも見ていて面白い。
バイタルエリア付近で縦パスをもらう。その時によくDMFを背負っている。
そしてCFにフリックし自分は前向きでリターンパスをもらう。
このパターンが非常に多い。
あのエリアで前向きでボールを受けるとシュート、ラストパス、なんでもできる。
アザールは適切な判断ができ、パスが出せるのでドリブルも生きてくる。
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まとめ
ドリブルにおいて、アザールに並ぶ選手は今のサッカー界にいないだろ。
2018年W杯でこの座を手に入れた印象が強い。
もちろんそれまでも、もの凄いプレーヤーだったが、W杯という大舞台で結果を残すメンタルも凄いものだろう。
レアル・マドリードの移籍が何度も報道されているが、個人的にはチェルシーのエースとして屈強なプレミアリーグのDF陣を切り裂いていくアザールをこれからも見ていたい。
今年の夏に川崎フロンターレ vs チェルシーの試合があるので、時間がある方はぜひ見てみて欲しい。
終わりに
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では次回も楽しみに!バイバイ!