ウォルバーハンプトン(3-5-2)
アーセナル(4-2-3-1)
敗戦の理由
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敗戦の理由①:動きの少なさ
前節と同様、これが大きな敗戦の理由だろう。ウルブスの3-5のブロックを動かす事が出来ずにブロックの外でボールを回す展開がずっと続いた。
さらにはオーバメヤンがいない事で、裏を積極的にとるプレーヤーがおらず、ライン間でボールを受けることもままならない状態だった。なので攻撃にスピード感が全くなく、ウルブズからすると守りやすかっただろう。
解決策
ウルブズのファーストプレスを剥がす段階で、SMFがライン間の移動で、中に絞ってボールを受ける。そうする事でパスコースも増え、プレスを剥がす事ができる。
さらにプレスを剥がす過程で、機を見てSMFが中に絞る事で開けたサイドのスペースをSBが使うことにより、幅と深さを使った攻撃が可能になる。
この動きが少なかったため、ファーストプレスの段階、またはなんとか剥がしても、選手間の距離が遠いのでまたプレスに嵌ってしまっていた。
実際に15分にこのような形で、17番が中に入り、チャンスを作っていた。
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敗戦の理由②:斜めに入ってくるドルブル
ウルブズのカウンター時の斜めに入ってくるドリブルを止めれなかったことも敗因だ。
ウルブズはカウンターの時に、大外から斜めに入って攻撃することを意識していた。
ではなぜこれが効果的なのか。
斜めに入る事でDFを簡単に動かす事ができるのと同時に、目線もこちらに集める事ができる。そうすると、CFが簡単に抜け出す事ができる。また大外から入ってくるので、SBを中に引き込む事ができ、WBのスペースを空けれる。これで厚みのある攻撃ができる。アーセナルはこのドリブルを嫌い、何度かゴール前でファールをしていまい、
その中の一本がゴールにつながった。
ウルブズからすると、してやったりだろう。
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敗戦の要因③:ウルブズのプレッシング
このプレッシングにより3点目を奪われた。
ファーストプレスの強度の高さはどのクラブでも苦戦を強いられるだろう。ロングボールを蹴り、セカンドボールへの反応と寄せの速さ。これにアーセナルは苦労した。自分たちの動きの少なさももちろんあったが、それ以上にボールサイドへの人数の掛け方は見事だった。
まとめ
アーセナルはパレス戦、このウルブズ戦、ここでの2連敗はとても痛いものになった。
だがこの敗戦も『負けるべきして負けた』と表現していいだろう。
勝つぞ!という気迫がなく、運動量でも圧倒された。
人が動かないので、ボールホルダーは出しどころを探す状態が続き、テンポが悪くなる。またプレスバックも遅いので、間延びが起こり、ライン間で前を向かれる事が多くある。これだけでも負けてしまう条件が揃っているのに、ベンチに流れを変えれるプレーヤーがいないという状況。これでは勝てないだろう。
だがアーセナルにはまだELが残っている。
ELマスターのエメリとともに、ヨーロッパのカップタイトルを持ち帰り、来季のCLに参戦できるか。シーズン残り数試合。しっかり最後まで見届けよう。
終わりに
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では次回もお楽しみに!バイバイ!