CL セカンドレグ ユベントス vs アヤックス ~なぜアヤックスが勝てたのか~

 

ユベントス スターティングメンバー

f:id:football-analyst:20190417101854j:plain

 

アヤックススターティングメンバー

f:id:football-analyst:20190417101931j:plain

 

アヤックスの勝因

これがもっとも大きな要因だろう。オーバーロードとは同じレーン間に多くの人数を配置することだ。これでボールサイドにおいて、数的優位を作り出すことに成功している。そしてアヤックスのパスワークは質、精度、スピードともにとても高いレベルにある。堅守が売りのイタリア王者でさえ、局面、局面で数的優位を作られては、好き放題やられてしまう。そしていくら4-4のブロックを敷いていてもここを崩されてしまう。

またボールを奪えてもすぐにネガティヴトランジションの場面で奪われる。

これがオーバーロードの強みだ。

そしてアヤックスはこのオーバーロードを使用することで局面で優位に立っていた。

f:id:football-analyst:20190417140012j:plain

これがある局面。丸の中で6v4の局面、もっと狭めると3v2の局面を作れる。

ここで詰まれば、DMFにボールを預け、サイドを変える。この方法でラウンド8でのユベントス、ラウンド16でのレアルマドリードを倒した。 

  • 勝因②:プレッシング

これはオーバーロードと少し被るがこれも勝った要因を大きく占めている。

ボールサイドに人数を集めて、攻⇨守の切り替え(ネガティヴトランジション)で一気に人数をかけて奪い切る。

これはファーストプレスをかいくぐられると、スペースがあるのでピンチになるが、この試合はとても嵌っていたので、これでピンチを作らせなかった。

そしてもう一つが、ビルドアップのところでのプレスだ。

f:id:football-analyst:20190417141849j:plain

SBにボールを集め、RWGに出た場合はLSBが、CMFにでた場合はDMFがプレスにいき、前を向かせない。そしてLMFと挟み込んでボールを奪う。

またはここから限定して横パスや、CFへのパスを奪い、ショートカウンターを繰り出していた。

これでビルドアップをさせなかったので、ユベントスは前に人数を揃えることが出来なかった。これもうまく嵌っていた。 

 

  • 勝因③:ライン間

これも①と同様にレアルとの試合でもそうだったが、ライン間で前を向くことが多かった。人数をかけ、ライン間で前を向く。文字に起こすと簡単に見えるかもしれないが、

これが非常に難しい。そしてこれをするだけで、ユベントスのDFに多くの選択肢を与えて、後手の対応をさせていた。これでDFラインとMFラインの間を狭めさせることで、

FWとの間延びをさせることに成功していた。

 

もしかしたらこれが一番大きな要因かもしれない。

逆にユベントスはこれが大きな敗因だろう。実際にキエッリーニがいない試合は5試合あったが、1勝しかしていない。DFリーダーと精神的支柱の彼がいなかったことがアヤックスにとって大きかった。

同点に追いつかれた時に、キエッリーニがいればまた違った対応になっていただろう。

彼の不在でDFラインの統率が少し荒れていた気がする。

 

マンジュキッチがいないことも、ユベントスにとって攻撃面において大きな打撃だろう。ロナウドのサポート役で今シーズン重宝されていたが、怪我で欠場。

さらにクロスに対してのターゲットマンロナウドだけになってしまい、攻撃が単調になっていた。

 

  • まとめ

アヤックスの戦い方が思いっきり嵌って、とてもとても面白い試合だった。

ラウンド16のレアル戦で面白いサッカーを展開していたヤングアヤックス

流石にユベントスには勝てないだろうと思い、観戦したラウンド8のファーストレグ。

この試合でアヤックスが勝ち抜ける可能性もなくはないぞと思い、今朝のセカンドレグ 。アヤックスは自分たちの戦い方で、ロナウド率いるユベントスを倒して見せた。

これはもしかしたら、もしかするかもしれない。とても攻撃的なサッカーをするヤングアヤックス。CL制覇まで残り2つ。ぜひ彼らの試合を観てもらいたい。

 

終わりに

最後までご朗読ありがとうございます。

ツイッターもしているので、そちらのフォローといいね、リツイートもよろしくお願いします。

twitter.com

またYouTubeもしているので、チャンネル登録もよろしくお願いします。

こちらにリンクがあるのでぜひ!

www.youtube.com

フォローとチャンネル登録もとても励みになります。

ぜひお願いします!

 

では次回も楽しみにしていてください!バイバイ!