サッカー戦術分析ブログ〜 Sixth Sense〜

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EL 1st leg アーセナルvs ナポリ レビューと復活を遂げた魔法使い メスト・エジル

 

メスト・エジルについて

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メスト・エジル

1988年 10月15日(30歳)

180cm 70kg 左利き

アーセナルFC所属

ポジション MF

 

2018W杯でドイツのグループステージ敗退の戦犯にされ、クラブではシーズンの前半戦でほぼ出番を得ることはなっかた。

 クラブでも走らない、守備をしない、とひどい言われようで、アーセナルから移籍すると思われたが、2019年に入り絶好調に。

魔法のようなトラップとパスを何度も出し、チャンスを演出。

輝きを取り戻し、アーセナルの攻撃を動かしている。

そんなエジルの特徴とプレースタイルを紹介しよう。

 

 

  • パス

ロングパスよりショートパスがより得意だ。

ラストパスはもちろん、起点になるパス、スピードを殺さないパス、逆にタメを作るパス、様々なパスを出す事が可能だ。

視野が広いので味方の動き出しを見逃すことがなく、きちんとタイミングよくパスを供給できる。

そしてそのパスの質が高いのだ。軸足をセットせずにパスを出せるので。DFはタイミングが取りにくい。

エジルと一緒にトレーニングをしているチームメイトはタイミングがわかるので呼吸が合いパスが通る。またパスに意図が込められている。

わざと緩く出しリターンパスを要求したり、そのままスピードを落とさずに走るようにパスを出したりと観戦しているお客さんにも理解できるパスの質を持っている。

エジルのパスはまさに芸術そのものだ。

 

  • スペースメイキングとポジショニング

ポジショニングも秀逸だ。

プレービジョンが頭の中でイメージできているので自分がどこにいればいいかを理解している。

また最初の5分ぐらいで相手がどこにいれば嫌かを探り出す。

トップリーグで活躍するプレーヤーはこの修正がとてつもなく早い。

 

それに伴い、味方を生かすためのスペースメイキングの質も高い。

味方がボールを受けるために、自分はDFを引き連れてスペースを空ける。

または次に繋がるためのスペースを作り出す。

まずCFにパスを出させるためにパスコースを作り出す。

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そしてCFはWBにパスを出す。

そうするとバイタルエリアにスペースができる。

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このスペースに走り込みシュートを沈める。

エジルは2手3手先のプレーのためにスペースを作ることのできるプレーヤーなのだ。

味方を生かすスペースメイキングと次に繋がるスペースメイキング。

これも芸術の域だ。

 

 

  • 守備

疑問が生まれるかもしれない。

まず守備とは対人だけが守備ではない。この対人だけが守備と言うならば、エジルははっきり言って上手くない。

ではなぜ守備が上手いと言えるのか。それはパスコースの限定に限っての話だ。

常人と違ったプレービジョンが見えるエジルは相手がどこを経由してビルドアップをしたいか、どこから攻撃をしたいかが見えている。

そこを塞ぐための牽制が上手いのだ。

 

  • まとめ

エジルは悠々とプレーをするのでサボっていると思われる事が多い選手だが、

実はかなり走っている。攻撃時はフリーランニングでスペースを作り、守備時はパスコースを消すため、または限定、牽制するためにハードワークする。

チームのため、勝利のため彼はこれからも走り続けるだろう。

アーセナルの試合を見る機会があれば、ぜひエジルに注目して観てもらいたい。

 

EL 1st leg アーセナル vs ナポリ

  • 前半

ホームのアーセナルが立ち上がりから、高い位置を取り、プレスをかけていく展開。

ナポリの5番と8番をアーセナルの11番と8番がマンマークではないが気に掛けることでナポリのビルドアップをさせないようにしていた。またアーセナルはプレスをかけ、ロングボールを蹴らせることでマイボールにしていた。

奪い所として中央のDMFのところに設定してあった。14分と24分のゴールはどちらもそこで奪いきり、ショートカウンターでしとめたものだった。

一方のナポリは14番と24番を最前線に置き、カウンターを狙ったが上手くいかず。

44分にやっと決定機を作ったが、決めきれず。

アーセナルペースで前半を終えた。

 

アーセナル修正点

CBとWBの裏のスペース。44分にここを突かれてピンチを招いた。

 

ナポリ修正点

5番と8番を経由するときのビルドアップ。ここを狙われ続けたため、攻撃ができなかった。引き出しの少なさが露呈。

インテンシティの低さ。攻守の切り替えにおいてアーセナルに劣っていた。

 

細かい前半レビュー

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  • 後半

後半は前半と打って変わり、インテンシティが高く、オープンな面白い試合だった。

ナポリが4-3-3の形をとり、DFラインから簡単にCBの脇のスペースを使っていた。

そして全体を押し上げ、チャンスを作っていた。アーリークロスが上がるようになったタイミングで99番を投入したが、良い場面は作れず。82分に2枚替えで流れを変えたがもう少し早く動いてもよかったと感じた。

対するアーセナルはカウンターを狙い、9番10番14番を前線に残しゴールを狙った。

だがこれえが上手くいかずに65分に選手を代え、3-4-2-1の形に変更しサイドゴールを狙った。

最後の交代で4番を投入してDFの強化を図り、無失点で試合を終えた。

 

アーセナル最終スタッツ

ポゼッション:42%

シュート:16本 枠内:8本

コーナーキック:8本

パス本数:430本 成功率:79%

 

ナポリ最終スタッツ

ポゼッション:58%

シュート:9本 枠内:2本

コーナーキック:9本

パス本数:595本 成功率:81%

 

細かい後半レビュー

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終わりに

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