CL アヤックス vs ユベントス レビューとサッカー界の主人公 クリスティアーノ・ロナウド

 

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クリスティアーノ・ロナウド

1985年 2月5日(34歳)

189cm 85kg 右利き

ユベントス所属 

ポジション  FW

 

クリスティアーノ・ロナウド。サッカーを知らない人でも必ず知っているこの選手。

2018年W杯 スペイン戦で見せたハットトリック、CLアトレティコ戦で見せたハットトリックユベントス戦のオーバーヘッドでのゴール。ユナイテッド時代にポルト戦で決めたロングシュート。様々な歴史に残るゴールを決めてきているロナウド

そんな彼のこれまでの成績は

クラブ通算761試合 573ゴール188アシスト。

代表通算148試合 85ゴール24アシスト。

クラブでは1試合に1得点絡んでいる計算になる。この異次元の数字を残せる選手はそうそういない。強いて言うなら彼のライバル、リオネル・メッシぐらいか。

今更だが、そんなロナウドがいかにしてゴールを奪っているのかを紹介していく。

 

 

  • 決定力(シュート)

これを無しにここまでの数字は残せないだろう。

左右ともに高精度のシュートが放て、さらにはヘディングでも決める事ができる。

彼のジャンプ力はバスケ選手に劣らないものらしい。

CLでのマンU戦。DFエブラの頭の高さにロナウドの膝があった。

当時のマンUの監督でロナウドの恩師、ファーガソンもこの事に触れ、怪物と手放しで褒めている。

ジャンプするタイミングがうまいので、対空時間が長く、DFよりも高く跳ぶ事ができる。もちろんのことながら、ロナウドの身体能力が高いことも相まっている。

 

さらにはミドルシュートも決めれる。最近はプレースタイルが変わり、よりフィニッシャーとしての仕事が多くなっているが、それでもちょくちょく理不尽ミドルを決めている。

振りが早のでシュートに重みがあり、ミートもうまいのでより伸びるシュートが蹴れる。そして様々な球種を持っているのでGKは意表を突かれる。

これらがミドルシュートが入る要因だ。

 

言うまでもなく、キーパーとの1v1も冷静に沈める事ができ、カットインからも決めれる。

重要なゴールを決めれるので、このゴールマシンはどのクラブにいても大エースとして扱われる。

 

  • ドリブル

マンUの時代のロナウドをご存知の方はドリブラーとしてのイメージが強いだろう。

サイドでボールを受けて果敢にDFに向かって進んでいく。フェイントも派手だったので、観ていて面白かった。

シザースでタイミングをずらして、逆をついて抜き去る。

スピードもあるので、DFは追いつけない。さらにボールを跨いでいるときに身体がブレないので、体制を崩すことも少ない。

年齢を重ねるにつれてプレースタイルも変わり、ボールを持つ時間も少なくなったが、

相手を剥がすテクニックは健在だ。ロナウドはドリブルもできるのだ。

 

  • DFとの駆け引きとポジショニング

ここまでゴールが奪える一番の要因がこれだろう。

CBの間にポジションをとることや、SBの背後にポジション をとる事、常にゴール方向に身体を向けている事がゴール量産につながっている。

さらに秀逸なのがDFとの駆け引き。

DFがボールを見た瞬間にDFの背後に動き出す。これでDFの視界から消えるのだ。

このようにしてマークを外しフリーになる。

そうする事でDFは一瞬対応が遅れ、後手の対応になる。

CLセカンドレグ アトレティコ戦の1点目はまさにこの形だった。

 

 

まとめ

先ほど少し触れたが年齢を重ねるにつれてポジションを中央に移し、

この駆け引きとポジショニングが上手くなっていった。

ストイックなロナウドは常に進化しさらなる成長を遂げようとしている。

実際にユベントスに移籍してからは攻撃の組み立てに参加する事が多くなった。

マンUレアル・マドリードでは見られなかったプレーだ。

自分の役割を完全に把握し、結果を残す。

そして現状に満足せず常に進化し成長を渇望する。

ゴールを量産する理由を説明したが、このメンタリティーこそがトップに君臨し続ける唯一の方法なのかもしれない。

 

CL 1st leg アヤックス vs ユベントス レビュー

 

  • 前半

アヤックス

アヤックスは前線からプレスをかけ、ユベントス5番にアヤックス6番をマークさせる展開。これはレアル・マドリード戦でとった戦術と似ていた。

ボールサイドに人数を集め、ワンサイドアタックを敢行。こうする事で狭いエリアではあるが人とボールが動き、DFを動かすことに成功していた。またボールを奪われてもボールサイドに人数をかけているのでネガティブトランジションの時にすぐにボールを奪い返せていた。

課題:1stプレスを剥がされた時の対応

 

ユベントス

ユベントスの狙いとしてオープンクロスの状況を作り出し、17番(マンジュキッチ)と7番(ロナウド)に向けてクロスを配給する狙いがあった。

だがアヤックスのプレッシングを剥がせず、押し込まれる展開になる。

その要因として5番(ピャニッチ)がマンマークされたこと。これでボールが捌けず、リズムが出なかった。20分あたりから7番が組み立てに参加するようになり、ある程度ボールが前に運べるようになった。

36分、43分と7番が起点になり攻撃を完結させ、45分に自らがゴールを奪い先制に成功し前半を折り返した。

課題:攻守のリンクマンがいなかったこと

 

より深い詳細の前半レビュー ↓

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後半

アヤックス

46分に同点弾を奪う。ボールを動かしながら、ロングボールを配給しここでボールを奪われるがすぐに取り返してゴール。個人技で打開したゴールだった。

ここから流れをつかみ、後半は終始アヤックスペース。ラインを押し上げ、自陣深くにユベントスを押し込んだため1stプレスを剥がされてもブロックを形成する時間があった。さらに引き続き5番のマークを行なった。

10番を中心に攻め切ったが逆転弾は奪えず。手応えを感じて2nd legに臨むはずだ。

 

ユベントス

クリアミスでまさかの失点。ここからペースを持って行かれた。

深く押し込まれたので間延びがひどく、前線で7番が孤立する状況が続いた。

60分に17番に変えて11番を投入することでサイド突破を測ったが、敵陣までが遠くボールを良い状態で受ける事が出来なかった。

75分に負傷交代ではあryが14番に変えて10番を投入。攻守のリンクマンが入ってきたことにより、ボールを前に運ぶ事ができるようになった。だが決定機を作り出す事が出来きず、86分に11番が単独突破でポストを叩いただけだった。

85分からは引き分けを狙い、リスクを冒さずにボールを保持。

90分に33番に変え6番を投入し試合を終わらせた。

 

 

 より深い詳細の後半レビュー ↓

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終わりに

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