トッテナムとイングランドのゴールマシン ハリーケイン

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ハリー・ケイン

1993年 7月 28日(25歳)

188cm 86kg 右利き

トッテナム・ホットスパーFC所属

ポジション FW 

 

世界の5本指に入る点取り屋の1人、ハリー。ケイン。

15-16、16-17シーズンにはプレミアリーグの得点王に2年連続で輝き、

トッテナムのエースとして地域を確立した。

2018W杯でも得点王になり、イングランドの躍進を支えた。

そして今週の水曜日のCLでプレミアリーグチャンピオンのマンCと激突する。

彼の活躍で勝敗が決まるといっても過言ではない。

新スタジアムの完成で勢いに乗るトッテナムのエースをこのタイミングで特徴を紹介していこうと思う。

 

  • 決定力

ケインを紹介する上で外せないのはここだろう。

様々な形からシュートを打つ事ができる。

利き足の右はもちろん、左足も遜色なく使える。クロスに合わせることもできる。

ヘディング、ボレー、ワンタッチシュート、ミドルレンジからのシュート。

どれもトップコーナーを狙う事が可能だ。

 

  • 身体の向き

ゴールを量産するにはシュートを打たなくてはならない。

その局面までの流れが完璧だ。

その中でも特に凄いのが身体の向き。ケインの身体の向きは常に半身でゴールに向いている。

半身だと何が良いのか。それは観えるものが沢山あることだ。

下の図を見てもらいたい。

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黄色の実線が半身の状態で見えている視野。

ボール、ゴール、味方、敵、スペース、この5つを同時に見る事ができる。

そして赤の実線。これは軽く首を振るだけで見る事ができる視野。

もう1人のCBをどういちの視野に入れる事ができるのと、黄色の視野では見ることのできなかったスペースを確認する事ができる。

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単純だが半身で準備をしておけばこのようにDFから離れる動きでマークを外し、

尚且つ後ろのCBを確認しているので、ブロックをすることも可能に。

身体の向きを常にゴール方向に向けているメリットの一つだ。

 

これはクロスに合わせる時にも重要になる。

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クロスに合わせるときはもはや半身になる必要はない。ゴール方向を向いていれば良い。文字に起こすとかなり簡単だが、意外とこれができない。

自然とボールに目線が集まるので、徐々に身体もボール方向に向いてしまう。

だがケインはクロスに合わせる場合もしっかりと身体を開いて、タイミングをとり、クロスに合わせる。(ニアで合わせる際には身体を開く事が非常に重要だ。)

なので、クロスボールに対して当てるだけでゴールできる。

そしてもちろん、DFを視野に入れることで駆け引きで優位に立てる。

だからケインはヘディングやワンタッチのゴールも多い。

 

188cmなので、足元が上手くないと思われがちだが実は普通に上手い。

ビルドアップの時もタメを作ることもできるし、ゴール前ではワンツーの壁役になることもできる。その際の精度も高い。サイドチェンジのロングボールの精度も高いので、

局面を変えることも可能だ。

クリアボールを難なく収める事ができるので、カウンターのチャンスも生まれやすい。

また、組み立ての部分でも貢献度が高い。

しっかり中盤まで降りてきてボールを受け、リズムを生み出す。

また自分が囮になって、他の選手のスペースを空けることもできるので非常に頭のいい選手だ。(ソン・フンミンエリクセン、デリ・アリのスペースを空ける)

 

ケインには現代サッカーにおいてストライカーに必要な能力が全て備わっている。

そんな彼の唯一の弱点として挙げるとすれば、スピードだろう。(遅いわけではない)

アーセナルオーバメヤンユベントスロナウドほどのスピードがない。

しかし彼にスピードがあれば、また違ったプレーヤーになっていたかもしれない。

またスピードがそれはどなくても得点を量産しているので誰も文句はないだろう。

 

以上がハリー・ケインという選手の大まかな紹介だ。

身体の向きとポジショニング、決定力。

この3つが合わさっているのでゴールを量産できる。そしてこれら3つが非常に難しい。

それを簡単そうにプレーするケインはとんでもない選手だ。

ネイマールイブラヒモビッチのような派手な選手ではないが、そんな彼のプレーをぜひ見てもらいたい。

また水曜日にCLでマンCとの試合があるのでそちらも確認してもらいたい。

 

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