【マッチプレビュー:前の圧力と躱し方】J1第18節 浦和レッズ×湘南ベルマーレ

f:id:football-analyst:20210610220011j:plain今回はJ1第18節浦和レッズ×湘南ベルマーレのマッチプレビュー、試合の注目ポイントについてを考察していこう。

 

 

 

はじめに

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予想スターティングメンバー

画像1ホームの浦和レッズはいつものように相手を動かしつつ、エース・ユンカーにボールを届ける作業を行うだろう。日本代表に招集されている鈴木に代わって西川が先発復帰を果たすかもしれないが、僕は引き続き鈴木がゴールマウスを守ると予想。(日本代表に呼ばれて気分が乗っているはず)

最も迷ったのは左サイド。汰木と武藤で迷ったが、僕は単独で突破も図れる汰木を選んだ。彼なら前のベクトルの強いベルマーレの守備を個人でひっくり返すことが可能だ。その理由と同様に、左SBにも山中ではなく明本をチョイスすると予想した。

 

一方のベルマーレ。彼らは谷が欠場すると予想されるので、ガンバ戦でも好パフォーマンスを発揮した富居が先発すると予想する。ベルマーレでも迷うところはあり、それがDMFだ。フロンターレ戦で良い振る舞いを見せた田中かガンバ戦で良い振る舞いを見せた中村か。かなり迷ったが、フロンターレ戦で『ボールを保持される』という経験をした田中が選ばれるのではないかと予想した。ではここからはスタッツ等を絡めながらこの試合の注目ポイントを考えていこう。

 

 

スタッツ

(スタッツはFootball LABから引用) 
画像2画像3画像4

 

 

圧力とベクトルの剥がし合い

この試合のポイントは確実にここだろう。ベルマーレの守備の前への圧力をいかにしてレッズが剥がしていくのか。ここにポイントの重きを置くべきだ。1つ1つ剥がすことが上手になった浦和レッズ。それに対して走れて強度の高い前への圧力を武器に守備を行うベルマーレ。ではまずはベルマーレの守備についてを紹介していこう。

 

ベルマーレの守備について

 

画像5まずこれが基本的な守備の形だ。ベルマーレは中央を消してボールを外回りの循環にさせることで外側にボールを誘導してサイドを圧縮していくことでボールを回収、またはその先のプレーの選択肢を絞り、予測することでボールを奪っていく。そのために上の図のように基本的に5-3-2で守備ブロックを形成し、2トップと3CHで中央を締める形をとる。だからこそ、ベルマーレのホットゾーンはこのようになっている。

 

画像6

 

このようにサイドに誘導してボールを回収することが多いので、このようなホットゾーンになっているのだろう。さらにこの図を見てもらいたい。

 

画像7 

この図だとわかりやすいだろう。レッズの選手が外側に追いやれるように、中央にベルマーレの選手が集まる。このようにして外に、外にボールと人を追いやっていく。

 

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そしてこのようにサイドに追い込むことで一気に圧縮してボールを回収していく。この時に出口を無くすこと、さらに早い寄せで判断の時間を奪うことでミスを誘うことでボールを回収できるという訳だ。

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そしてこの図を見てもらうとわかるように、サイドで緑のエリアが多くなり、赤のエリアが小さくなっていることが簡単に分かるだろう。ここから分かるように、レッズの選手が分断され、孤立することになるので、ミスを誘発しやすく、ボールを回収できる可能性が高くなっているのだ。

 

ではこれに対してレッズはどのように回避すると考え得るのだろうか。

 

レッズの剥がし方

レッズの剥がし方は主に2つだ。

1つ目がガンバも使用したシンプルなロングパス。だがこれはターゲットがいない分、ガンバとは意味合いが異なってくる。だから、レッズは3バックの脇のスペースへボールを落とし込むことが多くなるのではないだろうか。

さらに相手のプレスを呼び込んでからのミドルパスもしくはロングパスというのはレッズが頻繁に行う剥がし方、攻撃のスイッチの入れ方だ。

これを何度かベルマーレに見せることができたならば、ベルマーレのプレスの足を止めることができるだろう。

 

そしてもう1つが下のパスだ。この時にレッズが取る場所が重要になってくる。サッカーとは陣取り合戦なのだ。

ではレッズはどこを取れば優位に試合を優位に進めることができそうなのだろうか。

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レッズが取りたいのは

ずばりレッズが取りたい場所は3CHの脇のスペースだろう。ここを誰が使うのかという議題が上がってくるだろうが、僕はCHが流れて使うことを予想する。

これにはきちんと理由がある。それが以下の理由だ。

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迷わせたいのはIH

このようにここにCHが流れる理由は「IHを迷わせるため」だ。これを行うことでベルマーレの出口を塞ぐサイドの追い込みに、出口を作り出すことが可能になる。

ではなぜそれが可能になるのだろうか。

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作れる2つの空間

ベルマーレIHに迷いを生じさせたとしても、きっと彼らは前の圧力をかけるためにプレスを止めることは選択しないだろう。だが、上の図のようにCHが流れることで、ベルマーレIHを中央からどかすことができる。これで創出されるのが中央とIHの背後の空間だ。

ここにボールを供給することができれば、スライドでサイドに寄ってきたベルマーレのプレスを広げることができる。さらにこの空間を作り出すことで繋がりを持てるようになる。

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繋がりを持てる

ベルマーレに守備を嵌め込まれたとしたら繋がりがなかったが、このように空間を作り出すことができれば、簡単に繋がりを作り出すことができ、孤立した状態を防ぐことが可能になるのは明確だ。

 

この空いた場所を作り、その空いた場所から前進することができれば、レッズは簡単にフィニッシュ、もしくは一歩手前まで持っていくことができそうだ。

 

僕がこの試合で注目して欲しいところは、レッズがいかにしてベルマーレの「ベクトル」を折り、いなし、ひっくり返していくのか。ここの駆け引きをぜひとも注目して見てもらいたい。

もちろん、この時のビルドアップの形などにも注目だ。

 

(ベルマーレの攻撃とレッズの守備についてはサロンでシェアします!気になる方はぜひご参加ください!)

 

スコア予想

僕のスコア予想は1−0でレッズが勝利すると思っている。

皆さんはどうだろうか?ぜひ予想して見て欲しい。

 

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