皆さんどうも。サンフレッチェ広島と浦和レッズはそれぞれ週末に国立への切符を巡る闘いを行い、そして残り少なくなったリーグ戦へ戻ってきました。サンフレは僅かながらリーグを制する可能性を残している中でホームに迎えるのが浦和レッズです。
何かと因縁がある(勝手に僕が思っているだけかもしれませんが)レッズとの一戦。僕はこの試合を現地で応援する予定です。
そこで現地に行く前に、自分なりにサンフレ×レッズの試合がどのような試合になりそうかを考えていこうと思います。
最後まで目を通して頂けると嬉しいです!
こちらはYouTubeでも考察してますので、こちらもご覧下さい!
【レッズ戦の展開を考えてみる!】J1第31節 サンフレッチェ広島×浦和レッズ【マッチプレビュー】 - YouTube
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予想スタメンと今季の戦績
予想は3−4−2−1です。ピエロスのコンディションによると思いますが、1トップはベンカリファになると思います。ルヴァンカップを戦ってから約1週間空いているので、満田と森島は先発で出てくると予想しました。当然ACL圏内を確保するためにも3ポイントが必須です。一番迷うのが右WBとCHです。藤井が出てくるのか、野上になるのか、茶島になるのか。それとも満田がWBに入るのか。ここは蓋を開けて見ないとわかりませんが、レッズとの相性を考えたときに僕は茶島になるのではないかなと思いました。ここは後述します。
さらにCHです。10/5に天皇杯があること、また野津田がフル稼働してきっと疲労が溜まっていることを考えてくると、めちゃくちゃ難しいです。ですがスキッベさんは野津田を使ってくると思います。その相棒は松本になるでしょう。これもレッズの戦い方と照らし合わせたときに、松本の方が良いのではないかなと僕個人的に思いました。これも後述していこうと思います。
では今シーズンの戦績などをさらっとなぞっていきましょう。
通算戦績でもホーム対戦戦績でも負け越しています。なんとしてでも勝ち切りたい!
ではここからはどのような展開になりそうかを考えていきましょう!
プレッシングで優位に立てそう?
まずなんと言ってもプレッシングです。レッズは丁寧にしたから前進を行ってくるチームです。特に松尾や小泉が先発で起用されている場合はその色がより濃くなっている印象を受けます。逆にユンカーと江坂のコンビになるとより背後を意識した戦いになる印象を受けます。
ではここでは松尾と小泉のより下のパスを意識した戦いを選択した場合についてを考えていきます。
基本的にレッズは3つのビルドアップの素地を持っていると思っています。それが以下の3つです。
- 2CB +岩尾
- 2CB +2CH
- 2CB と酒井の3CB化+2CH or 岩尾
この3つです。これに対してサンフレは上手くプレッシングをかける術を持っていると思っています。
直近過去3試合、ルヴァン杯のセレッソの2戦とベルマーレ戦を見た時に、レッズはCBとSBの近くに人が立ったときに苦しんでいる印象です。
ではどのようにしてサンフレは人を当て嵌めてプレッシングを完結させていきそうかを考えていきます。
まず①の2CB +岩尾の場合です。
このようにベンカリファが岩尾を捕まえながら、STがCBに向かっていく形をとることでSBに誘導しつつ、そこにWBを押し出していくハイプレスが考えられます。この時にWBが出ていくと、CBがズレてSHをマークしつつ、全体をボールサイドに寄せていきます。これが2CB +岩尾のビルドアップの場合になりそうです。
では次は2CB +2CHのパターンです。
この場合は満田とベンカリファで2CBに向かっていく形をとると思われます。CHには森島と野津田もしくは松本が1つ前に出てCHの近くに立つでしょう。これでSBにはWBという形で①と同じ形でプレスを嵌め込んでいきます。
最後に酒井が残って3CB化した場合を考えていきます。
この場合はWB柏が前に出て、満田が横ズレを行うことで4−4−2のような形になると思います。これはここ最近の試合で行ったプレッシングの形で、柏を1列前に出して「プレス残り」の状態を作り出すことでショートカウンターの威力を担保します。その代わりに最終ラインと茶島のスライドのスピードと1stプレスプレーヤーの強度と制限の掛け具合、そして周囲の連動(つながり)が必要になります。
サンフレはレッズの前進の出方を見ながら、この3つのどれかでプレスを完結させていくと僕は思っています。ルヴァン杯2戦目のセレッソ、ベルマーレはしっかりと2CBに制限をかけていく中で、蹴らせて回収か孤立させてボールを「持たせる」ことで集結する時間を作り出してボールを回収してショートカウンターに出ていました。
参考までにルヴァン杯第二戦のレッズ×セレッソのレビューを置いときます。
当然、ベルマーレも外誘導をしていく中でSHに対してCBを押し出してボールを回収してそのままゴールに向かっていく形を作り出すことができていました。
近くに立って蹴らせて回収、もしくはCBを押し出して優位な状況で個人守備に昇華したところでボールを回収するというプレッシングをサンフレも作り出すことができると思いますし、サンフレは継続して行ってきていることでもあります。
上手くハイプレスを駆使してレッズをビルドアップの時点で止めて、ショートカウンターからゴールを奪ってほしいです!
保持からは?
基本的にハイプレスからショートカウンターvsビルドアップで試合は進んでいくと思われますが、これだけでは消耗が激しくなるので、サンフレは保持からも試合を考えていきます。これもシーズンを通して行っていることです。
これも上手く嵌っていくと思います。ベルマーレも3バックを採用しており、茨田をアンカーにおいた状態で前進を行っています。さらにセレッソも鈴木をアンカーのような立ち振る舞いをさせて、4−3−3のような形で前進を行って、ライン間を攻略していました。
これをサンフレと照らし合わせてみると、上手く前進できると僕は思います。
ではどのように前進を行っていきそうかを考えていきます。以下の図をご覧ください。
レッズは4−4−2でプレッシングを行うことを基本としています。だからサンフレは3CBで数的優位を維持しつつ、2トップの門の先で野津田、CFとSHの門の先(CHの脇)で松本と満田、森島が待てるような立ち位置をとると思います。
これはサンフレが4−4−2と戦うときに最初に試すビルドアップの方法で、これはレッズに刺さるとベルマーレ戦を見て感じました。
レッズは外側のCBがボールを持つとSHを少し押し出すことを行います。
そうするとサンフレは以下の場所でスペースを得ることが可能になってきます。
このようにSHがCBに向かってくる場合、CBは外側と内側にパスコースを得ることが可能になります。ここのパスコースを使えるのが塩谷と佐々木です。彼らのパスの技術は非凡なものがあるのはサンフレファンならご存知だと思います。
さらにここで野津田が寄ってパスコースを作り出すことで、小泉の管理外に出て伊藤の管理内に入ることでCHを引っ張り出します。ここにCHが出てくるのはセレッソがSHを下げた時、もしくはベルマーレIHが下がった時に出てきていました。
それとは少し色合いは違いますが、サンフレの場合は野津田や松本の横の動きでCHを引っ張り出せそうです。仮にここで引っ張り出せないとしても、その場合は手前の野津田が引き取れるので、前進が可能になります。
これでCHを動かした時点で、CHの背後の森島と外側のWBにパスを届けることで次はSBを動かして攻撃を仕掛けていけそうです。
この時に重要になってくるのが逆STがCBの近くに立って止めることです。これでSBの背後を取ること、手前で引き取ることが可能になってくると思います。
さらに1つずつズラすので、全体を前進を行っているサイドに寄せることが可能になります。これでサイドを変えたときに大外のWBがフリーで仕掛けていくことが可能になります。
このように縦に早い攻撃と縦を見せてくことでサイドを変える攻撃を仕掛けていけると思います。
松本と茶島の理由
ではここで茶島と松本を僕が選んだ理由を説明していきます。これは上記でも説明したようにスペースができるので、そこのスペースを飛び出しで使える松本が先発になるのではないかと思います。当然、川村の状態も関係していると思います。
では茶島を選んだ理由は「ローテーション」の関係です。内側と外側の入れ替わりをより高精度で行えることです。STが外側に開き、松本が抜け出したときの内側のパスコースを作り出すこのローテーションを見られると思ったので、茶島が先発するのではないかと思います。
当然、蓋を開けてみないとわからないことは多くありますが、攻守の関係はこのようになると僕は予想しています。プレスからもボール保持からもサンフレが試合を作っていけそうです!楽しみ!
俺は現地じゃ!!!
僕は現地で応援させていただきます!しっかりサンフレを後押ししていきます!!!
藤井の出場はあるのか、第一子が誕生したエゼキエウのゴールからのゆりかごのパフォーマンスが見られるのか。そして何かと因縁のあるレッズから勝ち点3を得て天皇杯に弾みをつけられるのか。この試合も勝ちましょう!
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ではまた次の記事もお楽しみに!