はじめに
大会優勝候補で、一番可能性の高いチームとの一戦。初戦のチリ戦と比べたら見違えるほどの試合内容だった。追いつかれてしまったが、価値のある試合だっただろう。
ではこの試合の初戦とかわっっところを紹介していこう。
初戦のチリ戦
ますはだご覧になられていない方や、チリ戦を見ることが出来なかった方のためにこちらを紹介しておこう。
初戦と変わったところ
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守備ブロック
一番変わったところはここだ。初戦のチリ戦は並びが中島が前線に残る、またはプレスバックが遅れるという状況だったので、4-3-3のブロックのようになっていた。
そしてここを使われる。
だが今回はここを修正し、しっかりと狙いが見えた。
今回は中島もプレスバックし4-4のブロックを作り、ある程度守れていた。
黒線あたりから牽制をし、2トップで青のスペースにボールを入れさせないように背後のDMFと絞ってくるSHをカバーシャドウ。そしてSBにボールが出るとSHが牽制。これで前進させなかった。
このような形で守る。サイドの選手に対してはSHが、中に入ってくる選手に対してはDMFがマーク。基本はゾーンディフェンスで自分のゾーンに入ってきたら人を捕まえる。この試合は連動性とそっ仮とした規律が見られた。
守備になると縦並びだった2トップも横並びになり、2CBに対して圧をかけ、中央へのパスをなくした。特に岡崎のプレスと牽制の仕方はうまかった。ここの守備も効いていた。
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縦パスと斜めのパスとSHのキープ
これも初戦と違うところだろう。縦パスが入ることで全体を押し上げる時間ができていた。だから厚みのある攻撃を仕掛けれた。そのために岡崎の起用もあっただろう。プレミアでのスピードとパワーに揉まれた岡崎のキープも効いていた。さらに、初戦よりサイドを変えるシーンも多く見られた。これはまた後で説明をする。そして一番重要だったのがSHがキープできたこと。だから安心してSBはオーナーラップができ、サポートができた。岡崎、安部の前のサポートもあったのでキープできたのだろう。人とボールが効果的に動く。そのための縦パスとSHのキープ。展開を変える柴崎のサイドチェンジ。これらがこの2ゴールに大きく関係していた。
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SBの上がり
これはもちろん初戦のチリでもあったが、この試合は初戦よりもタイミングと質が良かった。杉岡が2戦目で慣れたというのもあるだろう。
中島が中に絞ってボールを受けることが多く、SBが上がるスペースができていた。そこにタイミングよく入るので、サイドチェンジを効果的に使えていた。これで厚みを作り、2点目の三好がボールを前に運ぶ時もSBがオーバーラップをしていて、逆サイドの中島にボールが渡った時もSBがオーバーラップをしている。そしてSBのクロスからしっかりと逆のSBもクロスに対して入ってきている。枚数が揃っているので迫力のある攻撃だった。
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DMFのDFラインへの吸収
これも守備面で大きく変わった点だ。この試合はマイナスのクロスからピンチを迎えることはなかったのではないだろうか。それぐらいこの試合はしっかりとブロックを保っていた。
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ゴールシーン
🇯🇵のゴールシーン。初戦と違い、斜めのボール、縦パス、SHのキープがあり、SBのオーバラップもあり、人とボールの動きもついてました。どちらもナイスゴールです!#コパアメリカ #日本代表 #ウルグアイ代表 #日本 #ウルグアイ pic.twitter.com/z3muClL95q
— サッカー解説と分析 ~違った視点からの観戦~ (@jHgW2UrDVwTxdFs) June 21, 2019
修正点
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LSBが上がった時のスペース
これは中島を起用するにあたっての課題だろう。前半から何度もここをスアレスとカバーニに使われた。中島がボールをもてるから、人数を集めることができる。もちろんそこからSBやCFを使うこともできるのだが、ここを使わないことが多々ある。そして奪われてカウンターを受ける。このパターンからこの試合は何度かピンチを招いてしまった。中島がボールを持った時は逆のSBが上がらず、3バックのようにしてサイドのスペーシのカバーをするなど、修正が必要だろう。
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間延びした時の対応
65分あたりからウルグアイのワンサイドゲームだった。失点してもおかしくない場面もいくつかあった。その要因が間延びだろう。この間延びに対して久保を投入するということしか解決策を与えなかった。ここにも少し修正が必要だろう。前線でボールが収まらないので久保を入れて時間を作る目的は理にかなっている。自分の意見だがここで2トップの並びを盾にして4-4-1-1の形にしても良かったのではないだろうか。そうすると久保、もしくは中島が孤立することなくボールをキープできたのではないだろうか。
必ず試合終盤に起こる間延び。ここの間延びの対応も必要ではないだろうか。
まとめ
前回からの修正、今回見つかった修正点、そして良いところがでたこの試合。引き分けという結果に終わってしまったが、この試合はそれ以上に価値のあるものだろう。
もちろんチリとウルグアイは違うチームというのもあるから一概に良かったと言えないが、それでもこの試合は確実にチリ戦よりも良いゲームだった。これでグループ突破に大きな可能性を残すことができた。まだまだ改善と成長の余地がある日本代表。3戦目はスッキリ勝ち、まだこの大会に残って欲しい。次戦にも期待だ。
終わりに
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最後までご朗読ありがとうございます
これからもなるべくわかりやすく伝えていくので引き続きよろしくお願いします。
では次回もお楽しみに!バイバイ!