サッカー戦術分析ブログ〜 Sixth Sense〜

Jリーグ・プレミアリーグ・セリエAを中心に解説をしていきます。

日本 vs エルサルバドル 〜前回からの改善点とこの試合の良かった点について〜 

 

 

はじめに

昨日行われたキリンチャレンジカップエルサルバドル戦。トリニダード・トバゴ戦で見えた修正点をいくつか改善して3バックで臨んだ。そしてこの試合はきっちりと勝利し、コパアメリカへ弾みをつけた。そして新戦力の台頭。そこで分かった良かった点。そして前回から改善点された点。これを紹介していこう。

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前回からの改善点

  • 前回の修正点

前回の修正点は、この記事にあるので詳細が気になる方はご覧になって頂きたい。

www.soccer-bunseki.com

前回の修正点をざっとまとめると、

  1. WBの裏抜け
  2. サイドでの孤立
  3. 攻め急ぎすぎ

この3つだ。この中でも1と2が改善されていたのでそちらを紹介していこう。

  • WBの裏抜けの改善

これをどのように改善したか。まず人を変えた。前回は酒井と長友。今回は原口と伊東。単純にSBかWGのプレーヤーかの違いだ。だがこれはとても良い効果を生み出した。どうしてもSBのプレーヤーだと、ポジションの位置が低くなり、攻撃で厚みと幅をとることが難しくなっていた。

だがもともとがWGのプレーヤーをWBに配置することで自然と前回よりもWBのポジション取りが高くなっていた。そうするとWBはDMFやSTからの裏抜けのパスを危険なエリアで受けることができるようになる。実際に2点目は原口の飛び出しから奪ったゴールだ。これを数日の間に改善した。『しっかりと高い位置でサイドに張る。』

シンプルなことだが、これはとても大事なことだ。

 

  • サイドでの孤立

これもWBが関係する。ではどのように関係するのか。前回の試合ではWBがここにポジションを取ることで、STの堂安と中島がサイドに流れることが多かった。

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そすると堂安や中島が中央の距離を広げるためにサイドの流れ幅を取る。これで孤立し攻撃が単調になる。さらにはCFとSTの距離感が遠くなるので、3-4-2-1の良さが消えてしまっていた。だからトリニダード・トバゴ戦は気ロスからの攻撃が多くなっていた。

だがこの一戦はWBが高い位置をとる。そうするとこうなる。

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こうなると、CFとSTの距離感が近くなり、中央での突破も可能になる。さらにここが詰まれば、WBに広げ、純粋な1v1を仕掛けさせることができる。原口、伊東はドリブルがうまく、対人にとても強い。縦へも仕掛けも、中への仕掛けも可能だ。実に理にかなった攻撃だろう。このように修正することで、サイドでの孤立がなくなり、様々な攻撃を仕掛けることができた。

 

この試合の良かった点

  • 良かった点①:相手を『観て』のプレー

これは相手の並びとポジショニングを観てのプレーだ。具体的に何が良かったのか。それはCBのポジション。相手の並びは4-1-4-1。守備時の並びの自陣に引いての4-1-4-1。そうするとCBは高い位置が取れる。

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このような並び。CF1人に対して、CB3人とCHの計4人で守るのは人数のかけ過ぎだ。そこでCBがCFの脇のスペースまで進出することで、攻撃に参加し人数をかけ厚みをもたらした。永井の2ゴールとも起点のパスを第sているのはここの位置をとったCBからのボールだ。これが良かった点の一つ目。

 

  • 良かった点②:WBの位置取り

これは改善点と似ているのであまり触れないが、高い位置で幅をとる。これがとても聞いていた。SBに位置取りの迷いを与えることで中央突破ができていた。これもトリニダード・トバゴ戦では観られなかった攻撃の形だ。またクロスに対しても逆のWBが入ってきていたので、迫力があった。さらにはもともとがWGということもあるがカットインというバリエーションもあったので十分に相手の脅威になっていた。

 

  • 良かった点③:並びを変えてからの攻撃と守備

一つのオプションとしての3バック。これはほぼオプションとして使えるだろう。そしていつもの『4-2-3-1』解説の戸田さんも言っていたが、選手の特徴に合わせての並びの変更だったのだろう。これがとても機能していた。攻撃に関しては大迫の収まりがいいので、SBが高い位置を取り、SHが中に絡む。距離感が良いのでパスがテンポよく回った。守備に関しては追い込む場所がはっきりしたことでより連動性が生まれ、プレスがはまっていたように見えた。この従来の4-2-3-1と3-4-2-1を使い分けることができたのがとても良かっただろう。

 

  • 良かった点④:大迫以外のCF

今回追加で召集された永井謙佑。彼が大迫依存の一つの解決策になるかもしれない。

アジアカップで露呈した大迫頼みのサッカー。彼の溜めがいかに攻撃に厚みを与えていたかがわかった。そこで今回と前回で解決策として3バックを試したのだろう。

そして見つけ出した新たなCFの永井。彼の何が良かったのか。それは『裏への飛び出し』。シンプルに足が速いので、相手のDFラインを下げることができる。そして間延びした状態を作り出せる。これでライン間でSTの選手がボールを受けやすくなり、時間が作れる。また守備に関しても貢献度は高かった。FC東京でもわかるように永井は前線からのプレスを厭わない。しかも足が速いのでプレスをかけられるDFは思った以上にsつがかかっているだろう。これも彼の良さだ。

大迫とは違った時間の作り方。さらには大迫とは違ったプレースタイル。これは新たなオプションとして大いに採用できると森保監督は感じたのではないだろうか。

 

まとめ

新戦力の台頭と前回からの修正点の改善。これはとてもコパアメリカに向けて、W杯予選に向けて明るい材料だったのではないだろうか。

しかも3-4-2-1と4-2-3-1を使い分けることができるので、対戦相手にスカウティングから圧をかけることができるだろう。この2試合でえれたものをしっかりと生かし、コパアメリカでも躍進してもらいたい。

 

終わりに

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  • 最後までご朗読ありがとうございます

今回は改善点と良かった点について触れさせていただきました。明日はこの試合の修正点について触れさせていただこうと思います!明日も引き続きよろしくお願いします!

では次回もお楽しみに!バイバイ!