アーセナル スターティングメンバー(3-4-1-2)
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戦い方
WBが幅を取り、2トップが深みを作ることで、相手を広げボールを保持する
クリスタルパレス スターティングメンバー(4-4-1-1)
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戦い方
4-4-2のブロックを作り、11番を中心にカウンターを繰り出す
アーセナルの敗因
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敗因①:セットプレー
これが大きな敗因だ。17分、61分、68分、3失点ともセットプレーからゴールを奪われた。11分、56分、63分、これも決まっていておかしくないセットプレーからのシーン。
ボールウォッチャーになり、肝心の人に付けないアーセナルのDF。これはずっと言われ続けていることだが、シーズン終盤になっても改善されていない。
特に20番と31番の責任は大きいだろう。
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敗因②:スペース(ラムジー不在)
特に前半はラムジーの不在が響いたものだった。
クリスタルパレスは4-4-2の形で中央を固め、ある程度サイドを捨てることのできるチーム。それはクロスを上げられても弾く自信があるからだ。
そしてアーセナルは、ボールを持たされる展開に持ち込まれる。
その理由がタテの動きがないため、スペースが生まれないからだ。
4番、29番は3列目から飛び出す選手ではなく、10番が作ったスペースを使うことができていなかった。もしここに8番、ラムジーがいたなら。
タテの揺さぶりとヨコの揺さぶりでクリスタルパレスを混乱に陥れることができただろう。
後半からは、17番と15番を投入し4-3-3に変更。これの狙いとして、17番が外に張って幅を作り、ドリブルで仕掛けることでスペースを作り出すという狙いがエメリ監督にはあった。それが功を成し、47分に10番のゴールで同点に追いついた。
前半にはなかったスペースメイキングとスペースへの進出。これで流れをつかんでいたが、20番の軽率なミスで失点しそこからペースを崩していき、敗戦を喫した。
もしラムジーがいたなら、スピード感のある攻撃と、厚みのある攻撃ができただろう。
ここの黒のラインでボールを持たされる。
タテパスを受ける動きと、抜け出す動きがない。なので足元から足元のパスになり、
クリスタルパレスは目線が横にしか動かないので守りやすい。
例えばここにタテの動きが加わると。。。
CFに目線が集まり、ボールサイドのWBやST、CFも一瞬だがマークを外せる。
またやり直しのバックパスを送り、サイドを変えることでスライドに距離を広め、より縦パスを通しやすくなる。奥行きを生むことができるので、混乱に陥れることができる。タテを狙うことで、幅が生きてくる。多少強引でもアーセナルは縦にボールを入れるべきだった。
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敗因③:C・パレス11番の存在
11番(ザハ)がいることで、クリスタルパレスに時間を与えてしまったのと、鋭いカウンターを受けてしまった。運べて、ボールをキープできるので、全体をいまいち押し上げることができていなかった。だから余計に遅れて対応にいき、ファールをしてしまうという悪循環に陥っていた。
11番の存在はどのチームにとっても驚異的だ。今夏にもしかしたらステップアップをするかもしれない。
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敗因④:ELの疲れ
正直、これもあっただろう。ナポリ戦と同じテンションで戦うことはできる筈もなく、
全体的に緩く、重い感じで試合に入っていた。集中力に欠き、出足が遅い。
特にアクションを起こさず、のらりくらりとボールを回すだけだった。
後半からは17番が起爆剤となり、同点に追いつき、ゲームスピードが上がったが、それでも疲れが見えていたのは否めなかった。
まとめ
このロンドンダービーはジャイアントキラーのクリスタルパレスに軍杯が上がった。
ホジソン監督はある程度サイドを捨てれる監督で、見事にこれが嵌っていた。
一方のアーセナルはELの疲れが色濃く出ていて、いつもの流動性がないゲームを演じてしまった。試合終了の笛がなる前にスタンドを発つサポーターもいて、呆れた感じだった。ここでの敗戦がいかに痛いものかをサポーターももちろんわかっていただろう。
これでさらにCL圏内争いが激化した。
最後にどのチームが笑うのかをしっかりと見届けよう。
終わりに
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