ロベルト・フィルミーノ
1991年 10月2日 (27歳)
リバプール所属
ポジション FW
<フィルミーノ>今となってはこの選手を知っている人は多くなったが、
数年前、クロップと出会うまでは過小評価されていた選手だ。
そんな彼は今、プレミアリーグ やチャンピオンリーグで優勝を争うチームの欠かせない重要な選手に上り詰めた。
そんな彼のプレースタイルとリバプールでの役目を説明していく。
- 守備の貢献度(プレッシング開始のスイッチ)
リバプール、クロップ監督のゲーゲンプレッシングにおいて重要になってくるのが誰がプレス開始のスイッチを入れるかだ。その役割を担うのがこのフィルミーノ。
彼がプレスをかけると後ろも連動してついてくる。
このファーストディフェンダーとしての役割をしっかりとこなしている。
また、パスコースを消し後ろの選手の手助けをしている。
この牽制の仕方がかなり上手だ。ファーストディフェンダーが上手く牽制とパスコースを限定してくれるので、効率的にボールを追い込み、奪うことが可能になっている。
(リバプールのプレッシングについては他に記事があるのでぜひご覧になってもらいたい)
さらに、プレスバックも厭わない。快速のエース サラーを前に残すので、サラーの守備の負担を彼がカバーしていることが多い。
ここまでリーグ最少失点でこれているのは、フィルミーノの守備への貢献度も少なからず最少失点の要因に含まれているだろう。
- スペースメイキング
次は攻撃面について。
サラーとマネ、推進力があり、快速の両ウイングのスペースを作ること。
この貢献度も高い。
純粋なストライカー(イブラヒモビッチやレバンドフスキ、カバーニ)と違い、
ペナルティーエリアの幅だけで待ち構える訳でなく、
サイドに流れたり中盤まで降りてボールを受ける動きをして中央のスペースを空けることが多い。
そうすると斜めにサラーやマネが走り込める。斜めに走ることでゴールもボールもゴールに向かうので、一気にチャンスが生まれる。
簡単だがこのような形が多い。そしてこの形ができるのはフィルミーノがボールを受けてラストパスを出せるので、DFはマークについて行かざるをえない。
だからスペースが生まれる。
フィルミーノがいるといないとでは攻撃の仕方がかなり変わってくる。
上記に述べたことと関係しているが、ポストプレーもかなり質が高い。
前線でタメを作れるので、ワイナルドゥムやケイタなどのCMFが前に出ていくことができる。
さらにパスも上手なので決定的なラストパスを出すことも少なくない。
そしてパスを出しても足を止めずに動きなおしをしてサポートをする。
よく言われることだが、意外とここができてないことが多い。
だがしかし彼はここを徹底的に行う。ここもクロップ監督に気に入られている所以だろう。
この3つのことがリバプールにおいてフィルミーノがこなしている役割だ。
だからこそ彼はこのチームで要の選手になっている。
運動量が多く、守備もでき、周りを生かせる。さらに決定力も高くゴールも決めることができる。
どの監督の下でも活躍が可能な選手だろう。
クロップ監督とともに、これからの躍進を期待したい。
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